子供が正しい姿勢で食事をするためには、高さのあったイスが必要です。
イスの高さを調整するのに、お食事クッションというものがあるのを知っていますか。
お食事クッションはお店で購入できますが、自宅にあるものや100均にあるもので代用することもできるんです。
子供の成長に合わせてイスを買い足していては、我が家のリビングはイスで埋め尽くされてしまいます。
どうしようと思っていた時に活躍してくれたのが、お食事クッションです!
大人が使っているイスにそのまま付けることができるので、新しいイスを買わなくても子供にあった高さに調整することができますよ。
身近な材料で代用できるのはうれしいですよね。
今回はおすすめのお食事クッションから簡単な代用の仕方までご紹介します。
正しい姿勢にはお食事クッションや代用品も可
子供が食事している時の姿勢を気にしたことはありますか。
マナーとして正しい姿勢を保つのも大事ですが、子供が食事をするときの姿勢が崩れてしまうことで食事への集中力や歯並びにも影響するんです。
正しい姿勢を習慣化するためにも、お食事クッションを活用するといいですね。
我が子も大人用のイスに座っていると、いつの間にかおしりがずり落ちそうになっているのをよく見かけます。
子供が自分で姿勢を保つのはなかなか難しいことなので、正しい姿勢になるようにイスなどの環境を整えてあげるのが必要です。
お食事クッションはいろいろなお店で販売されているので、実際にお店で見てみるのもいいですね。
家庭の状況に合わせて自宅にあるもので代用することもできますので、ぜひお試しください。
食事の時の姿勢が悪いと歯並びも悪くなる!
食事の時の姿勢が悪いと、歯並びが悪くなってしまう可能性があります。
あまり関係ないように見えますが、舌などの口の中の筋肉は背中と繋がっています。
猫背になってしまうとお腹に力が入らなかったり、しっかり噛めなかったりと歯並びに影響があるのです。
イスに座って食事をするとき、背中が丸まっていたり、足がブラブラしてしまっているのは要注意ですよ。
実は我が子も小学生になったからもう大丈夫かなと思い、大人と同じイスを使ってみたところ足がぶらーんとしてしまっていました。
ベビー用品の販売を行っている株式会社リッチェルではこのように注意をしています。
(前略)食事中にお子さまの足がぶらついていると噛む力が弱くなります。
噛む回数も減り、それが原因であごの発達や歯並びにも影響が出てしまいます。(後略)
引用 リッチェル
食事中の姿勢によって、噛む回数が少なくなってしまい、あごの発達にまで影響してしまうんですね。
同じ方向を向く癖があるのも気を付けたいです。
例えば、お母さんがいる方向をいつも向いてしまうために、体をひねる癖がついてしまっている場合です。
これも姿勢のゆがみにつながりますので、注意が必要です。
悪い姿勢を続けていると集中力がなくなる!
離乳食から始まり、幼児食へ進む中で「あまりごはんを食べてくれない。」「ごはんに集中しないで遊んでしまう。」と感じたことはないでしょうか。
いろいろな原因が考えられますが、もしかしたらその原因の一つはイスにあるかもしれません。
私も子供がなかなか食事に集中してくれなくてどうしよう、と困った時期があります。
子供のためにがんばって作ったごはんを食べてくれないと、残念な気持ちにもなりますよね。
がんばって作ったけど、おいしくなかったのかな?
姿勢が崩れてしまうと、必要のないところに力を入れることになってしまい、疲れてしまうことがあります。
疲れてしまっては小さな子供にとっては、食事どころではありませんね。
特に離乳食を始めたばかりの子供にとっては、食べることへの集中力がなくなれば飽きて遊び始めてしまいます。
楽しく食事をするためにも、正しい姿勢が取れるイスを用意をしてあげましょう!
子供に合わせたお食事クッションの選び方
子供が食べやすい高さにしてあげようとお食事クッションを選ぼうとしても、たくさん種類があって迷ってしまいますよね。
座りやすいイスにしてあげたいけど、どんなお食事クッションがいいかしら?
私もいざお店に行ってみたものの、種類がたくさんありすぎて、結局見るだけで帰ってしまいました。
子供が食べやすいイスにはいくつかのポイントがあるので参考にしてみてください。
・テーブルと体の間がこぶしひとつ分くらいあく
・おしりが深く腰掛けられる
・足の裏が床または足置きにしっかりと付く
背筋がぴんと伸びて、足の裏がしっかりと付くのが理想的です。
お腹や足に正しく力が入ることで、しっかりと噛むことができますよ。
お食事クッションを選ぶ時には、自宅のイスやテーブルと合わせてちょうどよい高さになるものを探す必要がありますね。
手作りも簡単!お食事クッションを作ってみよう
おすすめのお食事クッションを紹介しましたが、「自宅のイスには合わないから」「そんなに長く使うものでもないし」と買うのをためらう方もいると思います。
そんな時は簡単に手に入る材料でお食事クッションの代用ができますよ!
私はお食事クッションを探している間の代用として、上の子が読んでいた漫画雑誌のうえにクッションを敷いてみたことがあります。
「高さがちょうどよさそう!」と思ったのですが、漫画雑誌を置いただけでは安定感が足りず、満足するものにはなりませんでした。
漫画雑誌を置いただけでは安定感がなかったのですが、実は代用できるものは身近なものでもあります。
まずは、そういったもので試してみてもいいと思いますよ!
ジョイントマットなら高さの調整が簡単♪
引用 ダイソーネットストア
100均で売っているジョイントマットを重ねることでお食事クッションを代用することもできます。
赤ちゃんがはいはいを始めると、床にジョイントマットを敷くお家もあるかと思います。
我が家でも赤ちゃんが転んだ時に痛くないように、とジョイントマットを敷き詰めていました。
ジョイントマットは100均でも販売しているので、簡単に手に入れられますよ。ダイソーでは2枚組で販売されていました。
このジョイントマットの大きさは30×30センチなので、西松屋のお食事クッションと同じ大きさなんです!
厚さは1センチなので、子供の合わせた高さに調整できますよ。
もちろんそのまま重ねるだけでは不安定なので、紐や結束バンドなどで固定してあげましょう。
カバーは手作りしてもいいですし、同じく100均でクッションカバーが販売されているので、そちらを活用してもいいと思います。
イスに固定できるようなゴムやベルトをつければ完成です♪
高さが必要なら発泡レンガを使ってみる
引用 ダイソーネットストア
発泡レンガは発泡スチロールでできたレンガなのですが、軽くて丈夫なので工作もしやすく、お食事クッションをつくるのには持ってこいの材料です。
我が家では板と組み合わせて簡単な棚にして使っていますよ。
ダイソーのものは20×10×5センチでした。
横に並べて付けるとちょうどいい高さになりますね。
こちらもできあがったら、布でくるんだり、クッションカバーに入れてあげると座りやすくなりますよ。
牛乳パックなら高さも大きさも自由自在
自分で高さや大きさを調整したいなら、牛乳パックを活用するといいですよ!
適当な長さでカットした牛乳パックの底部分を、向かい合わせてはめ込みます。
このままでもかなりの強度はあるのですが、中に新聞紙などを詰めるとより強度が増すのでおすすめです。
この組み合わせをいくつも並べて付けるだけなので簡単です♪
我が家は牛乳の消費量が多いので、捨てる予定だったものでお食事クッションが代用できるのはとても助かります。
牛乳パックだけだと、座った時にちょっと固いかなと思うので、上に普通のクッションなどをのせるといいと思います。
西松屋でも探せるお食事クッションおすすめ3選
子供にあったイスのポイントを押さえて、おすすめのお食事クッションをご紹介します。
イスに付けるものだし、クッションっていうくらいだから家具屋さんやインテリアのお店で探せばいいかしら?
お食事クッションを探すなら、まずは子供用品を取り扱っている西松屋などを見てみましょう。
離乳食などのお食事グッズなどと合わせて置いてあります。
ネットショップでの取り扱いもありますので、子供の体格などに合わせて選んであげることができますよ!
ちなみに、私は機能性はもちろんですがお値段も結構気にしていたので、その辺りも含めてお伝えしたいと思います。
西松屋の4段階調整可能なオリジナル商品
引用 西松屋
西松屋にはSmartAngel(スマートエンジェル)というプライベートブランドがあります。
厚さが3センチもあるスポンジが4枚重ねてあり、最大12センチまで4段階の高さの調整ができます。
一番上のスポンジは背もたれとして使うこともできるんです。
これだけ高さの調整ができると、長く使うことができて助かりますね。
カバーの取り外しもできるので、もし食事をこぼしてしまった時も簡単に洗えるので清潔に使えます。
お恥ずかしい話ですが、我が子は小学生になった今でもよくお茶などをこぼしています。洗濯が簡単にできるのは、とてもありがたいですよ♪
これだけの機能があって税込1,758円というのは、さすが西松屋という感じですね!
大きいサイズならPUPPAPUPOがいい!
大きいサイズを探しているならPUPPAPUPO(プッパプーポ)がおすすめです。
西松屋のお食事クッションのサイズが30×30センチだったのに対して、PUPPAPUPOは38×38センチとかなり大きめサイズになっています。
自宅で使っているイスが大きめの方はこちらの方がよさそうですね。
我が家の場合は、子供がおしりがイスからずり落ちていることが多いので、大きめサイズの方が安心だなと感じました。
高さは3センチから9センチまで3段階で変えられるようになっています。
表面には合成皮革が使われているので、汚れたときにもさっとふき取ることができて安心ですよ。
価格は税込み2,490円と西松屋に比べるとやや高くはなりますが、サイズ感を考えると納得できる価格だと思います。
小さいころから使うならリッチェルのベルト付き
引用 リッチェル
リッチェルのお食事クッションはベルトが付いているので、10カ月の子供から使うことができます。
小さいころは食事の途中でイスから立ち上がろうとしてしまったり、ドキッとするようなことを私も経験しました。
リッチェルのごきげんお食事クッションは5点ベルトでしっかりと守ってくれるので、おすわりの時期からも安心です。
ベルトは5点式、3点式、ベルトなしと成長に合わせて変えることができますよ。
高さは5センチから14センチまで4段階で調整が可能です。ほかのお食事クッションと比べても高さがありますね。
表面は合成皮革でできているので、食べこぼしても簡単にふき取ることができます。
価格は税込み6,600円とほかのお食事クッションと比べるとやや高い印象がありますよね。
それでも、小さな頃から使えるので、長く使えることを考えると十分検討の余地があると私は思います。
イスと一緒に足置きを準備するのがおすすめ
正しい姿勢を保つのには足の裏がしっかりとついているのも大事です。
大人用のイスではどうしても足がぶらぶらとしてしまいます。
お食事クッションと合わせて足置きの準備をするのがおすすめです。
我が子は足がぶらぶらしていると集中力がなくなってくる様子で、だんだんと姿勢が横に崩れていました。
今思えば、足置きを準備していなかったのが原因なのだということがわかります。
お食事クッションと同じようにこちらも身近なもので代用可能なので、ぜひ準備していきましょう!
踏み台も足元に置けば足置きになる
引用 ロイヤルホームセンター
こちらは我が家で愛用している、折りたたみタイプの踏み台です。
踏み台ですが、足置きにするにも思いのほかいいサイズ感なんです。
普段はキッチンで踏み台として利用して、食事の時は子供の足置きとして利用しています。
使わないときは折りたたんでしまえば、収納するのにも困りません。
ひとつでいろいろな役割をこなしてくれるので、とても便利ですよ♪
我が家はよく行くホームセンターで購入したのですが、同じような踏み台は100均でも販売されているので、チェックしてみてください。
足置きにも牛乳パックは代用できる
牛乳パックも足置きとして利用することができます。
牛乳パックイスの要領で作れば、立派な足置きとして使えますよ!
牛乳パックイスはもはや定番の工作ともいえるので、作ったことがある方も多いかと思います。
我が家も子供のイスとして何度か作ったことがありますが、自分の好みの大きさで作れるので家庭の状況に合わせて使うことができました。
雪印メグミルクが牛乳パックイスの作り方紹介しているので、こちらを参考にしてみました。
牛乳パックの開き方は特徴的で、下のように開きます。
引用 雪印メグミルク
両端を重ねるようにして張り付けると三角柱のできあがりです。これをいくつか作っていきます。
引用 雪印メグミルク
このように合わせてガムテープなどで止めていきます。
足置きなので、大きさはそこまで大きくしなくても大丈夫ですよ。
このままでも十分足置きとしては使えますが、気になる方は布なので覆うと見た目もきれいですね!
まとめ
- お食事クッションはお店で購入もできるが、自宅にあるものや100均にあるもので代用もできる
- 食事の時の姿勢が悪いと歯並びや食事への集中力が落ちてしまうため、お食事クッションを使用したり、身近なもので代用して正しい姿勢にすることが大事
- お食事クッションの購入する時は、テーブルの高さと合わせることや深く腰掛けられることなどを注意して選ぶ
- お食事クッションに100均のジョイントマットや発泡レンガ、牛乳パックで代用できる方法をご紹介
- お店やネットショップで選ぶなら、機能性や価格を比較して西松屋やリッチェルなどのお食事クッションがおすすめ
- 正しい姿勢を保つためには、お食事クッションと合わせて足置きを準備するのがおすすめ
食事中の姿勢が歯並びにも影響してくることを、私は以前は全く知りませんでした。
食事中の集中力が続かないことなど、イスが原因となっている可能性まではなかなか考えられないかと思います。
食事中の姿勢が気になるお母さんは少なくないと思いますが、悪い影響があるなら小さいうちから姿勢を正せるように、イスも見直してあげたいですね。
正しい姿勢を保つためにも、お食事クッションは上手に活用していきましょう♪
お食事クッションでイスの高さが調整できれば、同じイスでテーブルを囲むことができ、子供もきっと食事を楽しめると思います。
機能性の高いお食事クッションはたくさん販売されていますが、ご自宅の状況に合わせて身近なもので代用することも十分可能です。
楽しいお食事の時間を過ごせるよう、環境から整えていきましょう!
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