秋になるとお店や街の中がハロウィンの準備を始めますね。
近年クリスマス並に盛り上がったり賑やかに準備を始める人も増えてきたハロウィン。
「トリックオアトリート!」はお菓子をくれなきゃいたずらしちゃうぞと言う意味です。
トリックオアトリートの言葉と共に楽しむハロウィンですが意外と知らないこともたくさんありませんか?
私も子どもが小さい頃にご近所でハロウィンを楽しもうと企画をしたのですが知らないことも多く戸惑いました。
どんなお菓子を準備したらいいのかしら?
どんな仮装をすればいいのかな?
すっかり秋の行事として定着しつつあるハロウィンのことをしっかり知って、お子さんと一緒に「トリックオアトリート!」と楽しみましょう。
トリックオアトリートの意味を知ろう
「トリックオアトリート」は英語で表すと「Trick or Treat!」となります。
直訳すると、いたずらか?おもてなしか?という意味になります。
イギリス中世からの慣習の中にお祈りでお金をもらというマイミングとソウリングがトリックオアトリートの起源とされています。
この二つの慣習が16世紀ごろにスコットランドやアイルランドでいつの間にか融合して現在の家を訪ねてお菓子をもらうという形になったのです。
また、ヨーロッパの先住民族であるケルト人にとって10月31日が一年の終わりであり、冬の始まりの時期でもありました。
そのため10月31日は一年の収穫を感謝し、悪霊を追い払いお祭りをする日でもありました。
10月31日はキリスト教の聖なる日で死者の霊が還ってくると考えられており、たくさんの霊たちに交じって悪霊もやってくるとされていました。
その死者の魂に交じってやってきた悪霊たちが「トリックオアトリート!」と叫んだので、その悪霊を鎮めるためにお菓子でおもてなしをしたのが起源です。
そして悪霊に仲間だと思わせようと仮装をしたり、お菓子でおもてなしをしようとしたのが始まりです。
死者の魂が還ってくる日なんて日本のお盆と少し似ているんだね。
また10月は日本では神無月と呼ばれ様々な地方の神様が出雲に集まるとされています。
神様があつまる日本の10月と死者の魂が還ってくるキリスト教の10月。
同じ10月のイベントとして欧米も日本も何かしらお祭りをしたいと考えたことも始まりだと考えられます。
10月は過ごしやすい気候ですし、戸外で子どもと何か楽しみたくなる時期でもありますよね。
私はご近所に声を掛けて大勢でハロウィンイベントを楽しむのが恒例になっていました。
返事は2つ!トリックオアトリートの答え方
「トリックオアトリート!」と声を掛けられたらどう答えたら正解なのかよくわからなくて困りますよね。
「トリックオアトリート」に対して、「ハッピーハロウィン!」または「トリート!」と答えましょう。
「いたずらがいいのか?おもてなしをするのか?」と聞かれているのでこの二つのどちらかで答えるのが正しい答え方です。
「いたずら!」と答える人は、さすがになかなかいないはずです。
私も近所の子どもたちがハロウィンの日に家を訪ねてきて声を掛けて来た時に何て返事をしたらいいのか戸惑いました。
「上手に言えるんだね。」と声を掛け、そのままお菓子を渡してあげていましたがスマートに「トリート!」と一言でよかったなと今更になって思います。
小さい子どもは普段と違う環境に戸惑うことも多いのでトリックオアトリート!と声に出して言うのも難しい場合があります。
それに対して「上手に言えたね」と褒めてあげるとホッとするでしょうね。
トリックオアトリート以外の英語での表現も知ろう
ハロウィンはお菓子にメッセージカードを添えることもありますよね。
トリックオアトリート以外にもハロウィンに使える簡単な英語の表現があります。
せっかくですから少しオシャレな一言をカードに添えてみましょう。
少しメッセージにバリエーションがあるともらった方も驚くかもしれません。
Have the magic night of Halloween.
ハロウィンに魔法の夜を体験してね
Hope your Halloween is a Treat.
あなたにとってステキなハロウィンを過ごせますように
私は英語があまり得意じゃないので「Happy Halloween」一択でした。
カードに一行、書き加えてあるとハロウィンの知識があるように感じられてちょっとかっこいいですね。
これらのメッセージの場合はお子さんのママやパパへお菓子を配る場合のカードに添えるとオシャレかなと思います。
衣装は悪霊を意識しつつ自由に楽しもう!
ハロウィンと言えば仮装が醍醐味ではないでしょうか。
悪霊たちから身を守るために仮面をかぶったり同じ格好をすることで、仲間だと思わせたり恐ろしい姿を悪霊が見て驚いて帰ってしまうというのが仮装をする意味です。
死者や精霊、悪霊との関連が深い為に恐ろしい衣装を取り入れがちですが、せっかく子どもたちが仮装をするなら可愛い方がいいなと思いませんか。
一緒に楽しむ友だちをを驚かせたり喜ばせたりすることを目的にして子どもたちのテンションも上がるような衣装で楽しみましょう。
私はその年に流行したものや我が子の好きなキャラクターの衣装を用意して毎年、楽しみました。
1歳や2歳だと少し小さなアイテムを身に着けるだけで嫌がることもあるので無理なく仮装を楽しみましょう。
4歳頃になると自分もなりきれることを喜んでノリノリで衣装を着てくれていましたよ。
「今年の衣装どうする?」と家族の会話を楽しんでいたのを懐かしく思い出します。
お菓子は子どもが食べやすく喜ぶものを準備しよう
衣装がばっちり決まったら次はお菓子です。
キャンディやマシュマロなど子どもの好きなものを小分けにして用意してあげましょう。
ハロウィンのお菓子は魔除けの意味もあるようです。お菓子でおもてなしするからいたずらをしないで欲しいということを表します。
なんだか日本の節分の豆まきに似ているね
数人のお友だちでハロウィンを楽しむ場合は家庭ごとにお菓子の準備をするかもしれません。
一度に種類の多いお菓子を配るのも大変ですし、子どももたくさんもらうとその分だけ食べてしまいたくもなりますしね。
見た目にも可愛らしいお菓子や子どもの好物を小分けにして用意しておくといいですよ。
個包装で一つひとつがハロウィン仕様になっているお菓子を使うのもイベントらしくておススメです。
モロゾフ
また衣装に力を入れがちですが、お菓子を入れるためのバスケットやバックを忘れずに準備しましょう。
もらったお菓子で、バスケットがいっぱいになっていくのをきっと大喜びしてくれるはずです。
私の子どもも「こんなに増えたよ!」と途中経過を嬉しそうに教えてくれたり、友だちと競うようにしてバスケットの中を覗いて喜んでいたのを思い出します。
まとめ
- トリックオアトリートは「お菓子をくれなきゃいたずらしちゃうぞ」という意味
- ハロウィンは収穫祭であり悪霊をお菓子でもてなす日だった
- 「トリックオアトリート!」と言われたら「ハッピーハロウィン!」か「トリート!」と返事をする
- トリックオアトリート!以外にもハロウィンに使える英語の表現がある
- 衣装は子どもと一緒に決めて準備からハロウィンを楽しむといい
- お菓子は子どもが好きなものや喜ぶものを小分けにする
- お菓子を入れるバスケットやバックの準備もしておくといい
- 食物アレルギーには十分に気を配ることも大切
色々と歴史や成り立ちのあるハロウィンですが子どもたちにとってみれば、思い思いの仮装を楽しんで、大好きなお菓子をお友だちと頬張る一つのイベントです。
お子さんだけでなく親子で仮装を楽しむのも楽しいですしステキな思い出になりそうですね。
小さな子どものうちにしか楽しめないような仮装で特別な思い出を作れる行事になるといいですね。
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