これから中学受験を目指すのであれば、暗記科目になってくる社会については基本的なところを押さえ、高得点を目指すべきです。
目次
歴史は物語としての解釈が必要
まずは暗記をパーフェクトにし、「何故この答えになるのか」に焦点を置いて論理的解説が自分で行えるようにしていき次の段階へ進みます。
例えば歴史は、その流れを押さえることが必須です。
公立中学へ行く場合は小学校で習うことをただ暗記してさえいればついていけるのですが、中学受験となると聞いてくることは単語だけではありません。
歴史は一つの長い物語だと解釈し、誰が何をし、その結果どうなったか起承転結で覚えましょう。
この時、一般的な物語と違って今の政治情勢とは異なるため、そのベースを覚え込むことが先になります。
具体的には、幕府であったり征夷大将軍であったり、この辺りの今は聞かない名称の意味を答えられなければ本当の理解に至ったとはいえません。
これを理解しつつ、物語を解釈するのです。
地理は図と照らし合わせて覚える
地理の勉強の仕方は、必ず図と照らし合わせて名前を覚えることです。
日本に限らず世界地理も同じで、受験したい中学の過去問を見ながらどこがどんな風に狙われやすいのかを分析し、絞り込みながら効率良く覚えていきます。
時間があれば全てを覚えるのも無理ではないかもしれませんが、他の科目もあるのでここは効率重視です。
公民について
歴史と紐づけて理解する
公民は、歴史と紐づけてこの時の政府が今の○○になるのか、と覚えると歴史も一緒に理解できます。
より自分たちの身近に感じられるよう新聞も読みましょう。
これは時事問題に対応する手段ともなるので、歴史、公民、時事問題を絡ませることができます。
用語が難しい公民は、まずその意味を理解し、その後に資料問題対策をしましょう。
表を見て分析する力が必要になることも多いので、何度も類題を繰り返すこと、過去問を3回は解くことが大切です。
時事問題は日頃から興味を持つことが一番
時事問題に関しては新聞やニュースを見ていれば自然と知っていたり答えられるものも多いですが、より突っ込んだところを聞いてきたり、自分の意見を求められることがあるので家で日頃からこのニュースに関してはどう思うかを述べる練習が必要です。
賛成か反対か、賛成ならその理由は何かなどを考えます。
興味を持たないことには頭が回らない箇所なので、時事問題は保護者の方が質問をしたり、自分はこう思うけどな、と意見を言い合うことが効率的な勉強方法となります。
中学受験の社会は単語の暗記だけではダメ
社会は暗記科目とは言われますが、中学受験では真に理解できているかを問う記述問題が重視される傾向にあります。
これを突破するために、社会全ての分野において用語理解、それから記述対策、という流れが必要になります。
用語を全て名称のみ覚えたとしても、その意味がわからなければ中学受験を乗り切るのは難しいでしょう。
辞書を使って調べたり、よりくだけた表現で解説してくれる参考書を使うのもおすすめです。
あとは忘れたころに繰り返すことで早く長期記憶にまで定着してくれるでしょう。
記憶するためには、朝より夜のほうがよい
長期記憶に用語を留めるために有効なのは、夜寝る前に勉強することです。
脳の仕組み上寝ている間に情報整理が行われるため、その直前に覚えた方が効率が良いのです。
朝覚えたことはその日起きたたくさんのことに上書きされてしまって非効率だと言えます。
社会はこの寝る前の繰り返しによって海馬に記憶が定着するので記憶のゴールデンタイムと意識しておきましょう。
忘れたころに繰り返す、これを徹底すれば社会で100点を取ることだって狙えるはずなのです。
寝る前の15分を上手く活用できれば時短にもなるので、その分余った時間を他の科目の勉強にも充てられます。
覚えることが多いのでそれをいかに効率的に行えるかが受験合格への近道と言えるでしょう。