私が子供の頃、塾の先生に大きな影響を受けた話

中学受験塾の先生

子供は基本的に勉強が好きではない

思えば私が子供の頃、塾の先生は面白い先生が多くて、そこが魅力なのだと思っていました。

塾に行く目的は確かに受験勉強をすることなのですが、学校の勉強にプラスアルファで行っている分、面白くなければやってられなかったですよ。

子供にとっては基本的に勉強は苦痛で、そのストレスを如何に軽減できるかが塾の先生の力量なのだと思います。

今の私も同じ仕事をしているわけですが、当時の先生方の心情に共感することも多いです。

勉強をしようと思えるような仕掛け

私は中学受験を目指していたのですが、勉強をすることに慣れてくると遊び心が芽生えてくると言いますか、常に面白い授業であることを期待し、その中で調子に乗ったりもしつつ気持ち良く勉強させてもらえました。

多くの学習量を生徒に課す塾では、一種の仕掛けのようなものがあると私は感じました。

授業の雰囲気ですが、上位のクラスにいると安心感があるんですよね。

成績を維持しているからこそのおちゃらけた言動なども許され、それでより一層気が引き締まってクラス内の一体感が生まれるというような。

この点は中学受験における光、しかし別のところに影も存在するので一概にいいこととは言えないのですが。

こういった空気は中学校にまで持ち越され、難関校では通っていた塾ごとにグループができているところからスタートするのが普通だと思います。

ちなみにその現象は東大入学時にも起こるそうですよ(出身校でグループが出来上がっているみたいな。私とは全く関係のない話ですが!)。

子供に好かれる先生像

やや脱線気味なので話を元に戻しますが、子供たちが本当に求めているのは勉強をしっかり教えてくれる先生ではありません。

(とは言っても、指導技量が未熟な講師にはクレームがきちんと来ますが)

子供たちが求めている理想の先生像は、子供目線で言いますと

  • 勉強を辛いと思わせないような授業展開をしてくれる先生
  • 親よりも好きになれるもう一人の保護者的存在
  • 将来自分がなりたいと思えるような大人

この3パターンに分類できるのではないでしょうか。

どの項目も目指すのは楽ではありませんが、特に3番目に関しては塾の先生の大目標であると思います。

塾の先生は半ば自由業のようなもので、誰かから模範的な行動を強制されたり、個性を制限されたりするものではありません。

そこが塾で働く大きなメリットだと思いますし、型にはまる必要はないのです。

私は子供たちから見て尊敬できる大人を目指さないのであれば、学習塾で働く意味はないのではないかとすら考えます。

そこには勉強を教えるだけではない、私塾的な発想が含まれていますね。

ある先生のエピソード

私の印象に残っている先生は、心の広い先生でした。

まだ若く三十歳前後の先生だったと思うのですが、少々お腹が出ていて、私達は授業中も休憩中もそれをネタにして先生をからかっていました。

子供だったので悪意はなかったのですが、ちょっと言いすぎかなっていうくらい頻繁でしたね。

普通だったら冷たくあしらわれるか、先生によっては本気で怒ると思うんですよ。

人の身体的特徴をからかうとは何事かなどという感じで。

でも、その先生は何も言わなかったんですね。

 

そして、ある日その先生は私達のためにオリジナルの歴史暗記用のテキストを作ってくれました。

それを見てびっくり、と同時に教室内に爆笑が起きました。

なんと表紙には自分がさんざんそっくりだとからかわれてきた豚の写真が使われ、笑いを誘うような説明文が添えられていたのです。

 

私はやられました。

からかわれるのをものともせず、逆に私達に笑いの攻撃をしかけてきたのですから、この先生は凄い!と思いました。

単純に人をからかってはいけない、と言われるよりも何倍もの大きなものを与えられた感覚でした。

ちなみに、その先生しばらく後に見事に痩せたんですよね。

私達は完膚なきまでにその先生に負けたわけです。

だから私も理想の大人でありたい

と、ここまで中学受験の先生のことを書きますが、はっきり言って私の思い入れが強すぎることもあり随分大層な話にしてしまいました。

最初は色んな先生の特徴や性格の話を書こうとしていただけなのですが(笑)

 

実際にそこまでカリスマ的な大人ってそうそういないのですが、それでも子供は理想の大人を求めてしまうものなのですよ。

そして、そういう大人に出会ったら、自分が大人になっても忘れません。

そう、大人の影響力って大きいのですよね。

だから、私も子供の夢を壊してはいけないなと常々思っています。

 

先ほどのエピソードに出てきた先生、教わっていたのはもう三十年程前ですが、最近大手塾から独立して個人塾を開業されているのを知りました。

その盛況ぶりを見るとやはり優れた先生だったのだなと思います。

同じ業界にやってきた私は、見事にその先生に感化されたわけですね。

そして今でもその先生の背中を追いかけている私がいます。

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