子供の服にポケットが無いときに、活躍する移動ポケット。
園や小学校ではハンカチとティッシュを持たせる必要がありますし、特に女の子は持ちたい物が多いので、私の娘も服にポケットがあってもよく使っていました。
でも移動ポケットは園や小学校によっては、「危ない」などの理由で使用が禁止されていることがあるんです。
危ない、なんて聞くと心配になってしまいますよね。
ここでは移動ポケットの使用が禁止される理由、購入前の注意点や選ぶときのポイント、危ない目に遭わないために注意するべきこと、などについて紹介していきます!
移動ポケットは事故やケガの可能性があって危ない
移動ポケットは、園や小学校によっては、「使い方やタイプによっては危ない」などの理由で使用が禁止されているところがあります。
移動ポケットは外付けで目立つため洗濯の失敗も防げるし、服を買うときに制限をつけずに済むので便利ですよね。
子供も、特に女の子はおしゃれ感覚で付ける子もいます。
私の娘もかわいいデザインのものを自分で選んで、喜んで付けていた時期がありました。
既に使っている、または入園や入学を機に購入を考えている、という保護者の方もいらっしゃると思います。
また、危ないから、という以外にも使用禁止にする理由があるようです。
小学校や園で移動ポケットが禁止されている理由
園や小学校が移動ポケットの使用を禁止する理由は様々なようですが、主な理由は3つあげられます。
移動ポケットではありませんが、私はキャラクター付きの下敷きが使用禁止と知らず、購入して無駄にしてしまったことがあります。
入園や入学の準備などで購入を検討している方は、まずは使用禁止になっていないか園や小学校に確認してみましょう!
事故やケガの恐れがあり危ないため
移動ポケットには様々なタイプがありますが、それぞれ考えられる危険性があります。
クリップタイプは、壊れたクリップ部分でケガをする恐れがある。
安全ピンタイプは、外れたピン先でケガをする恐れがある。
ショルダータイプやベルトタイプは、紐やベルトの部分が引っかかり事故につながる恐れがある。
このように、事故やケガに繋がりかねないことから使用を禁止しているところもあるようです。
私の娘はクリップがプラスチック製のものを使っていました。
遊具などで活発に遊ぶタイプではなかったからか、壊れたことはありませんでしたが、思いもかけないことで壊れることも考えられます。
先生に余計な手間をとらせてしまうため
幼稚園や保育園であれば、お着替えすることが頻繁にありますが、付け替えで先生に余計な手間をとらせてしまうため禁止になっている場合があります。
ポケットの中身の入れ替えだけなら子供が自分でできますが、移動ポケットを付けていれば移動ポケットもその度に付け替えなければなりません。
私の娘が小学生のときには自分で移動ポケットを付けることができていました。
でも小さな子だと、クリップタイプや安全ピンタイプの移動ポケットを自分で付け替えるのは難しい場合もあります。
そうすると先生が付け替える必要が出てきて手間が増えてしまう、ということで禁止になっている場合もあります。
汚い状態が続きやすく衛生面で問題があるため
不衛生な状態が続きやすい、ということで禁止の理由になっている場合もあります。
移動ポケットは手を洗った後に濡れた手でフタを開け閉めしたり、濡れたハンカチを入れたままにするので湿った状態が続きます。
また、外付けしているので汚れがつくことも多くあります。
にもかかわらず、中のハンカチは毎日洗っても移動ポケットは毎日洗わない、ということも多いようです。
まさに私がこのタイプで、週1回、週末に洗うのみでした。
プラスチックのクリップを取り外したり、洗ってしわくちゃになった移動ポケットにアイロンをかけるのが面倒くさく、毎日は洗っていませんでした。
衛生用品を入れているものなのに不衛生な状態が続きやすい、ということで禁止の理由になっているようです。
使うか使わないかは男の子と女の子で違うことも
ファッションとしても楽しむ女の子に比べ、男の子は使わないことが多いようです。
私の娘も、お気に入りの生地で作った移動ポケットを毎日付けている時期がありました。
入れたいものが多いので便利、ということもあったと思いますが、移動ポケット自体のデザインが可愛いから身につけたい、という理由も大きかったように思います。
息子は特に入れたい物も無く、移動ポケットを付けている男の子がまわりにいないこともあり、服のポケット一択でした。
また、園や小学校で禁止されていなくても「痛い」「邪魔」「面倒くさい」などの理由で、子供自身が使うことを嫌がることがあります。
例えば、姿勢によってはクリップなどの金具部分が当たって痛いこともあります。
服が薄手の季節には、余計に気になってしまうかもしれません。
外につけているということで膨らみが気になったり、手を洗うときなど前かがみの姿勢になったときに邪魔になったり濡れたりすることもあります。
結局、動くのに邪魔だと感じて付けてくれなくなることも。
スナップボタンやマジックテープがついたフタ付きタイプだと、いちいち開け閉めするのが面倒と感じる子もいます。
可愛いボタンがついているから、などデザインだけで選ぶと結局使わなくなる可能性も高いです。
このような理由で子供が嫌がって使ってくれないことも多々あります。
園や小学校で禁止されていなくても、そもそも子供が使ってくれるのかどうか、また使うならどんなタイプがいいのか、本人に聞いてみてくださいね。
移動ポケットが使えないときはボトムスにポケットを!
移動ポケットが園や学校で禁止されていたり、子供が使うのを嫌がるときは、ポケット付きのボトムスを選ぶのがおすすめです。
園だとスモックにポケットが付いていることも多いですが、夏になると脱いでしまうことも多いので、ボトムスにポケットがあると安心です。
また、ルールの変更や子供が使いたがらなくなる可能性も考えると、ボトムスを購入する際はできるだけポケットが付いたものを買う方が安心かもしれませんね。
ハンカチやティッシュは意外と場所をとるので、購入する際はポケットが小さすぎないか確認しましょう。
浅いポケットも中身が落ちやすいので要注意です。
私の子供達もお尻のポケットに入れたものが、しゃがんだり立ったりを繰り返しているうち、よく飛び出していました。
また、出し入れがしやすいよう、ポケット口に余裕があると子供も使いやすいです。
リーズナブルなお店のものなどはポケットがフェイクの場合もあるので、よく確認してみてくださいね。
選ぶポイントと大人の目が届かないときの注意点
移動ポケットを購入したいときはネットはもちろん、しまむらや西松屋などでも手に入れることができます。
私は購入時、洗い替え用にとつい多めに買ってしまい結局使わずに終わって後悔することがあります。
初めて購入する場合は、数回で使わなくなってもショックを受けない価格帯と数であることも大事なポイントですよ!
おすすめはショルダーなどとの2WAY!付け方で選ぶ
付け方のタイプはクリップ&ベルト、またはクリップ&ショルダーなどの、どちらも兼ね備えた2WAYタイプがおすすめです。
移動ポケットの付け方には、以下の4つのタイプがあります。
・挟んで留めるクリップタイプ
・安全ピンで留めるタイプ
・斜め掛けにするショルダータイプ
・ベルトやゴムベルトで腰に巻くベルトタイプ
安全ピンタイプはどこにでも付けられる点は便利ですが、小さな子が自分でするには難しく、外れたときが心配です。
ちなみに私の息子は小学生ですが、いまだ名札の安全ピンが留められません笑。
ワンピースなどに便利なショルダータイプやベルトタイプは、簡単に付け外しができて便利な一方、遊具などで遊ぶ際に引っかかる心配があります。
激しい動きをする場合は移動ポケット自体を付けないことを前提に、使うシーンや服によって使い方を選べる2WAYタイプがおすすめです。
上手く扱える?ふたなしかふたありで選ぶ
ふたの有る無しは開け閉めが面倒くさいかどうか、という点の他に、無理なく扱えるか、入れるものは何か、ということも重要です。
ふたつきのものには、ボタン、スナップボタン、マジックテープ、ジッパー、などの種類があります。
ボタンやジッパーなどは小さい子には難しいこともあるので、無理なく扱えるか実際に試してみるのもおすすめです。
私の娘は可愛いボタンを付けたいが開け閉めが面倒くさいと言うので、フェイクでボタンを付け実際はスナップボタンで開け閉めすることにしました。
女の子だと身だしなみ用品や、生理用品を入れたいこともあるので、中が見えないようにフタ付きの方がいい場合もあります。
ふたが無いタイプは開け閉めしなくていいので楽ですが、中のものが落ちやすいのが欠点。
防水でつるつるした素材のものもありますが、内布の素材までつるつるしていると余計に飛び出しやすいのです。
防水素材でフタ無しを希望の場合は、内布の素材までチェックしてみてください。
また防水タイプを選ぶ場合は、洗濯ができるかどうかも要チェックです!
女の子は注意!入れたいものに合った大きさで選ぶ
ハンカチやティッシュ以外にも入れたいものがある場合、大きさ選びも重要になってきます。
移動ポケットにはコンパクトなサイズのものもあれば、マチ付きの大きなサイズのものもありますが、余り大きいと邪魔になります。
私の娘は髪ゴム、ヘアピン、絆創膏の他にも色々入れていましたが、クリップで付けたウエスト部分が重さで下がっていることもありました。
大きさは出し入れしやすい程々のものを選び、余りたくさん入れすぎないことをおすすめします!
大人の目が届かないときのために注意しておきたいこと
園や小学校では、いつも大人の目が届いているわけではありません。
実際に使うとなったときは事故やケガを防ぐため、最初に子供に正しい扱い方をきちんと教えておくことが大切です。
子供は思いがけない使い方をすることもあります。
私の娘は、きれいな石やどんぐりなどをいっぱいに入れていたことがあります。
どんぐりはまだしも、石は転んだときにお腹にケガをするから入れないよう注意しました。
ひっかかることがあるのでショルダータイプ、ベルトタイプは遊具で遊ぶときにははずすこと、
クリップなどが壊れて危ないので、おもちゃにして遊ばないことや激しい動きをするときはずすこと、
固い、尖っている、割れるなど、ケガにつながるような危ないものは入れないこと、
などを、あらかじめ子供に注意しておきましょう。
大人の目が届かないところで危ない目にあわないよう、正しい扱い方を教えておきましょう。
お気に入りが見つからなければ手作りもおすすめ
市販の移動ポケットで理想のものが見つからない場合は、手作りするのもおすすめです。
我が家でも娘が幼稚園の頃、娘が考えたデザインと選んだ布地で移動ポケットを作りましたが、自分で考えたものなので長い間、大事に使ってくれました。
手芸店のサイトなどでも作り方を紹介していますし、ネットや本を探すと他にも色々作り方や型紙が見つかりますよ。
移動ポケットを手作りするときの材料と道具
材料
・接着芯(柔らかい、薄手の生地の場合)
・綾テープ
・バンドクリップ
・マジックテープ・ボタン・スナップボタン、ジッパーなど(希望するふたの種類にあわせる)
道具
・あればミシン、なければ針と糸
・裁ちばさみ、まち針、定規
・アイロン
布は綿100%のようなしっかりした生地が向いています。
少し生地が薄いと感じたり、強度を持たせたいときは接着芯を使うのがおすすめです。バッグの内布と同じ役割を果たしてくれます。
ダブルガーゼのような柔らかい生地や薄い生地は、形が保ちづらく強度もあまりないため、移動ポケットには向きません。
クリップを取り付けるベルト部分には綾テープを使うと便利です。
本体と同じ生地を使いベルト部分を作ることもできますが、綾テープで代用することが可能です。
私は手縫いで作る派なので、代用できるものは使っていました。
手作りの材料は100均で揃えられる
上で紹介した材料は、すべて100均で揃えることができます。
布はカットクロスとして売られており、サイズは30×35、40×55、50×55などが主流です。
無地のものもありますし可愛い柄も多いので、柄を切り替えて作るのもおしゃれですね♪
私の娘はキャラクター希望だったので、私は布だけ手芸店で購入しました。
バンドクリップは手芸コーナー以外にも、文具コーナーでも売られています。
手芸コーナーに売られているバンドクリップは柄付きやキャラクター付きでしたが、文具コーナーでは無地のものが売られていました。
また、似た商品に「名札用クリップ」というものがあります。
こちらはクリップ部分に安全ピンもついており用途によって使い分けられる、というものなので購入の際は気を付けてくださいね。
まとめ
- 移動ポケットが禁止される理由は、壊れる、引っかかるなどの危険性がある、付け替えなどで先生の手間をとる、不衛生になりやすい、の主に3つ。
- 移動ポケットの使用が禁止されていないか、購入前に園や小学校に確認する。
- 移動ポケットは男の子よりも女の子の方が使うことが多い。
- 移動ポケットが禁止になっていなくても、子供本人が嫌がることもある。本人に確認し、使いやすいものを選ぶ。
- 移動ポケットが禁止、または禁止になる可能性がある場合、また子どもが嫌がる場合は、ポケットがついたボトムスを購入しておく。
- 移動ポケットを選ぶときには、つけ方、フタの有る無しや種類、洗濯できるか、大きさなどに注目して選ぶ。
- ショルダータイプやベルトタイプは遊具で遊ぶときにははずす、おもちゃにして遊ばない、激しい動きのときははずす、といったことを子供に注意しておく。
- 手作りで子どもが希望するものを作るのもおすすめ!材料は100均で揃えられる。
便利な移動ポケットですが、使用禁止になっている園や小学校もありますし、子供自身が使ってくれないこともあります。
せっかく買ったのに!とならないためにも、使えるかどうか園や小学校、子供自身にも確認し、購入を検討してみてください。
私は、市販品に娘の希望のものがなく手作りしましたが、好きなキャラクターや布地を使ってオジジナルの移動ポケットを作っていくのは、とても楽しい作業でした♪
作り方もそんなに難しくはないので、小学生でしたら自分で作るのも楽しめます。
市販のもののように、クリップタイプにもショルダータイプにもできる2WAYタイプなども作ることが可能なので、ぜひチャレンジしてみてください!
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