離乳食を始めたばかりの頃は初めてがいっぱいで不安になりす。
パンを取り入れたいけど何か月頃がいいかな?
離乳食でパンを使うのにおすすめの時期は10倍粥に慣れてきた6ヵ月頃からです。
パンには赤ちゃんの成長に必要な三大栄養素であるタンパク質、糖質、炭水化物が含まれています。
おすすめなパンの選び方は食品添加物が少なく原材料がシンプルな物を選ぶ事です。
季節の果物と相性の良いパンを使って食べられる物の幅を広げていくのは楽しいものです。
とは言え、私は我が子の離乳食には散々、苦戦しました。
初めて作ったパン粥は一口で拒否されるという苦い記憶が思い出されます。
離乳食を作る食材のレパートリーの1つとしてパンのおすすめな選び方やレシピを紹介していきます。
離乳食でパンに挑戦するおすすめ時期はいつからなのか解説
パンには三大栄養素と言われるタンパク質、炭水化物、脂質が含まれていてお米以外の離乳食の主食の一つとして重宝します。
離乳食をスタートする目安の5ヵ月頃のお米の10倍粥に食べ慣れてきた6ヵ月頃がパン粥デビューのおすすめの時期です。
10倍粥に食べ慣れてきた頃なので、食感としては10倍粥に似たドロドロのパン粥が赤ちゃんにとって食べやすいですよ。
私は一人目育児の際にパン粥を嫌がられてしまい、しょんぼりと自分で食べた記憶があります。
鍋で作るとたくさん出来てしまうし、保存も効かないだろうと思い、あまり作らなくなりました。
パン粥は電子レンジで簡単に作ることが出来ます。
電子レンジでなら少量や試しに作ってみようと思った時にすぐ対応出来ますね。
- 食パンを必要な量を細かくちぎり耐熱容器に入れる
- 調乳済のミルクを食パンが浸るくらい入れる
- ふんわりとラップをかけて600wで40秒程度あたためる
- 取り出して粗熱が取れるまで放置する
加熱時間はその時のパンの量で変わってくるので、様子を見ながら時間を加減してしみてくださいね。
私の勤めている保育園では離乳食を始めているお子さんの食事でパン粥を食べている記録をよく目にするので、赤ちゃんにも食の好みがあるのかなと思います。
我が子には色々な食材に慣れて欲しかったので、後期からパンを取り入れ直しましたがその時には食べてくれて嬉しかったです。
進め方は大人にも赤ちゃんにも無理なく食べられるようになるのが一番なので、無理だと思ったら一旦お休みして構いません。
タイミングが違えば食べてくれることがあるので気長に進めましょう。
やっぱり準備したものを美味しそうに食べてくれると嬉しい気持ちになりますね。
離乳食を食べる量は月齢によって変わる
一回の食事量はどのくらいを準備してあげるといいのかな?
離乳食を初めて準備する時は、どのくらいの量が一回分なのか迷いますよね。
離乳食を始めてすぐは赤ちゃんが欲しがるだけ食べさせてあげましょう。
私は離乳食用の幼児食器の大きさを目安に準備していました。
小さめの器に盛りつけてみて多すぎず少なすぎずというあいまいな基準でした。
だいたいの目安があると食べさせる時に助かるわ
簡単ですがパンを離乳食として使う時に目安となる量を紹介しますね。
(8枚切り食パン)
- 離乳初期
5ヵ月~1/4~半切れ
10~15g程度 - 離乳中期
7か月~半分
15~20g程度 - 離乳後期
9カ月~2/3~1枚
20~30g程度 - 離乳完了期
12~18か月頃1枚~1枚半
30~50g
あくまでも目安なので参考程度に記憶に留めておいてください。
用意した離乳食がなかなか食べ進まないと悲しくなってしまうこともあるかもしれません。
しかし赤ちゃんも人間ですし、大人よりよっぽど気まぐれです。完食が出来ても出来なくても、ゆったり構えて大丈夫だと思いますよ。
基本的には大人でも同じですが、食べられる量には個人差があります。その時の食欲も影響されるでしょう。
(前略)離乳食はどうして必要なの?(中略)食べものを噛みつぶしたり、飲み込んだりできるように練習をするために、離乳食は必要なのです。食事のたのしさを体験し、「自ら食べる力」を育みましょう。(後略)
キューピーベビーフード・幼児食サイト
特に離乳食が始まって間もない頃の食べることの目的は「食べる事や食材に慣れること」です。
食事で満腹感を得るのはもう少し先になると考えた方が気持ちが楽だと思います。
また離乳完了まではミルクや母乳を飲んでいるので、飲む量が多ければ離乳食は少量になりますし反対の場合もあるでしょう。
1回食や2回食にステップアップしていくタイミングで食べる量に変化が見られてくる場合が多いので、初めからあまり量について心配しなくても大丈夫です。
離乳食でごっくんから手づかみまでのおすすめレシピ紹介
パン粥だけでは食べさせるあなたもちょっとマンネリを感じてしまうかもしれません。
レパートリーを増やして「今日は何がいいかな?」とわくわくして離乳食を進められると嬉しいですね。
パンそのものをパン粥として離乳食にしてもいいですし、季節の果物を合わせたり、酸味のあるトマトと合わせても食べやすいですよ。
離乳食初期と中期ではまだ形のほとんどない物を食べるので、違いはすりこぎでどの程度つぶしすかどうかになります。
食パンの耳部分ではない柔らかい部分を使いましょう。
電子レンジでの作り方も紹介していますが以下は基本的なパン粥の作り方です。
- 食パンの真ん中の部分を細かくちぎって鍋に入れる
- 調乳済のミルクを食パンが浸るくらい入れる
- お好みの柔らかさになるまで弱火でゆっくり煮る
- 鍋から器に移してすりこぎなどでつぶす
- 完成
舌触りなどに慣れてきたら、すりこぎでつぶす過程を軽めで済ませるなど、赤ちゃんの食べ方に合わせた形状で作ることをおすすめます。
パン粥に加えるのにおすすめな食材は以下の物です。
他にも食べられる食材が増えたら、ペースト状にして基本のパン粥にしてトッピングするといいですよ。
後期では歯ぐきでつぶせる程度の硬さの物に挑戦できます。保育園で人気のレシピを紹介しますね。
- サツマイモを茹でてつぶす
- リンゴをすりおろしてサツマイモと混ぜる
- 小鍋に2を入れて火にかけて水溶き片栗粉でとろみをつける
短冊切りにした食パンにディップして食べさせてあげてください。
おやつの時間に提供されたのですが、子どたちがお代わりを欲しがるので思わず私も味見させてもらいました。
大人でも美味しくて、おやつとして食べたくなる味でした。
短冊切りでなくてもペーストを挟めるようにして子どもに手づかみで食べさせることも出来ます。
赤ちゃんは握る力加減がわからないので、はみ出さない程度にペーストを挟むようにしてあげましょうね
離乳完了期にはほぼ、大人と同じような感覚で食べられるようになります。
トーストした食パンに乗せて食べても美味しいのでぜひお試しください。
歯の生え方には個人差がありますので、あまり歯が生えていない場合はお子さんの状態に合わせた形状にする必要があります。
- 食パンを短冊切りにする
- バターを塗り、上からグラニュー糖を振り掛ける
- トースターでグラニュー糖が溶ける程度に焼き上げる
これは自分で手づかみで食べられて、子どもに人気のメニューです。
噛みちぎることが上手く出来るようになったら短冊切り以外に型抜きで可愛らしく切り抜いて作るのも、見た目に可愛さが出て食べるのがより嬉しくなりますね。
1歳頃になると大人の食べているものを同じように食べたがることがあります。
初めの一口は警戒したようなしぐさをしていても、大人が一緒になって美味しそうに食べる姿を見せると食べたくなる子どももいます。
見た目の「おいしそう」もわかるようになるのかもしれません。
目で見て楽しめるものを作るとより食欲が増すでしょうね。
私もシュガートーストが好きなので子どものおやつや朝ごはんに作ると「やったー」と喜ばれていました。
初めてのパン選び迷うなら超熟!食パンの紹介
Pasco超熟ホームページ
スーパーやコンビニ、専門のパン屋さんやご家庭など様々な場所で手に入るパンですが離乳食に向いているパンがあります。
赤ちゃんの離乳食に使用するパンはPascoの超熟がおすすめです。
私自身も、初めて超熟を食べた時に率直に「美味しい!」と思いました。
離乳食に適したパンの選び方として抑えておきたい6つポイントがあります。
- 原材料がシンプルで食品添加物の使用が最小限
- 国産の小麦粉が使われているか
- アレルゲンになりやすい卵や乳製品が含まれていないか
- 脂質や食塩の量が多すぎていないか
- マーガリンが使われていないか
- はちみつが使われていないか
どうしてこんなにたくさんのポイントがあるのかしら?
赤ちゃんは大人に比べて消化器官が未熟な為、ダメージを受けやすい体だからです。
これらのポイントは赤ちゃんだけでなく大人も食材を選ぶ時に気を付けてもいいかもしれませんね。
ちなみにPascoの超熟の原材料は以下の通りです。
(前略)小麦粉(国内製造)、砂糖、バター入りマーガリン、パン酵母、食塩、米粉、醸造酢、(一部に小麦・乳成分を含む)(後略)
超熟Pascoホームページ
シンプルな原材料で作ることに挑戦されているのがよくわかります。
材料がシンプルなパンと言えばフランスパンはどうかな?
フランスパンも離乳食として使っても大丈夫なのですが、食パンに比べると塩分がやや高い為、1度茹でてから使うことをおすすめします。
他にも離乳食におすすめの食パンがありますので紹介します。
- Pasco…超熟 国産小麦
- フジパン…本仕込
- セブンイレブン…金の生食パン
- トップバリュ…パン・ド・ミ 山型
ポイントを6つ覚えるより、おすすめのパンを覚えた方が早いかもしれませんね。
どのパンもきっと身近で手に入りやすいと思います。個人的に金の食パンは普段の食事として食べても美味しいので好きです。
私の勤めている保育園でおやつで食パンを使う時はフジパンの本仕込が使われているのを思い出しました。
素材選びにこだわって選んでいることを今になって知りました。
ちなみに私は離乳食でどの程度、使い方を気にしていたかと言うとほとんど気にしていませんでした。
あまり神経質になりすぎるのもよくないかなと楽観的に考えていた部分も多かったです。
市販で買うことのできる体に優しいパンの紹介をしてある記事を合わせて紹介します。
私たちが普段、口にするパンの添加物について詳しくわかりやすく書かれています。
市販されているパンの添加物について触れてあり普段のパン選びだけでなく離乳食を作るにあたっても大変参考になると思いますよ。
離乳食に使うパンは冷凍しても大丈夫
一度の離乳食に使う量はほんの少しだとすると、パンが余ってしまいます。
離乳食に使うパンは冷凍して保存することが出来ます。
冷凍することでのメリットもあり、私も当時この方法を知っておけばよかったと思いました。
- 食パンの耳を落としておく
- 1センチ角程度の角切りか、一食分のスティック状など使いやすい形状に切る
- 一食ずつラップにくるむか、フリーザーバックに入れて保存する
保存は1~2週間くらいまでにして、常温解凍で必ず加熱してから食べるようにしましょう。
細かく一食分に分けておくことで調理する際の時短につながってとってもいいですね。
また、凍ったまますりおろし器で使いたいだけすりおろして使えるのはドロドロ状態のパン粥を作るのにも便利です。
私は離乳食ではなく普段の料理の際にパン粉の買い忘れの応急処置として、この方法を使ってしのぐことがありました。
冷凍保存は赤ちゃん用だけでなく家族の食事のお助けアイテムとしても使えて便利ですね。
まとめ
- 離乳食でパンを使うのにおすすめの時期は、10倍粥に慣れてきた6ケ月頃から
- 食パンは離乳食初期からパン粥として取り入れるのにおすすめな食材の一つ
- パンには三大栄養素と言われるタンパク質、炭水化物、脂質が含まれていて離乳食の主食として重宝する
- 離乳食を始めてすぐは赤ちゃんが欲しがるだけ食べさせてあげてよい
- 離乳食が始まって間もない頃の食べることの目的は「食べる事や食材に慣れること」
- 赤ちゃんの離乳食に使用するパンはPascoの超熟がおすすめ
- 離乳食に使うパンは冷凍して保存することが出来る
離乳食と言うとお米をどろどろにしたお粥を思い浮かべる人も多いと思います。
パンは主食にもデザートにもなる優秀な食材の一つだということがわかりました。
お米とのバランスを考えながらパンと合わせる野菜や果物を工夫したり調理方法でアレンジしながら美味しく楽しく進められるといいですね。
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