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『教科書に載らない古代史』
人物編&出来事編
「正史」とは創られた「歴史」のことである
関 裕二

教科書に出てきた“常識”が常識でなくなる古代史の真実を、
絶大な人気を誇る歴史作家が語り下ろす

目 次

<第1回>  
出来事編: 「古代史の常識を覆した纒向遺跡の謎」  
  1. 歴史書とは歴史の勝者が正当性を述べるもの
  2. 絶対年代を知るための二つの画期的な技術
  3. 年代を判断する科学的方法の盲点とは?
  4. 三輪山麓に突如出現した巨大都市“纒向遺跡”
  5. 纒向遺跡から見つかった土器の量が語ること
人物編: 「ヤマト建国の祖は誰か」  
  1. 神武以前のヤマトの王とは?
  2. 「神武東征説話」は実話だった
  3. 「出雲の国譲り」も実話だった
  4. 『日本書紀』が尾張氏を冷遇した理由は?
<第2回>  
出来事編: 「消えた邪馬台国の謎」  
  1. 勝手に朝貢した邪馬台国の卑弥呼
  2. 交易の担い手は壱岐、対馬の人びと
  3. 渡来人が“弥生化”して日本人になった
  4. 没落していた北部九州
  5. 卑弥呼が仕組んだ謀略とは?
人物編: 「神功皇后と武内宿禰が遺した“暗号”」  
  1. 神功皇后は卑弥呼の宗女になりすました!?
  2. せめぎ合う応神天皇出生の謎
  3. 『日本書紀』が隠そうとした住吉大神の正体
  4. 歴史を改ざんした藤原不比等の陰謀
<第3回>  
出来事編: 「出雲の国譲りと天孫降臨説話の隠された繋がり」  
  1. なぜ皇祖神は南部九州に舞い下りたのか
  2. 天皇家と強く結ばれた出雲神
  3. 謎めく天皇家と出雲の深い縁
  4. 「神武東征」は絵空事だったのか
  5. 天孫降臨神話は南部九州に追われた天皇家の祖神の“物語”
人物編: 「古代史を塗り替えた雄略天皇と継体天皇」  
  1. 武力で皇位を奪い取った雄略天皇
  2. 個性的な“変人”雄略天皇
  3. 現実味のない残虐さが強調された裏側には?
  4. 藤原氏にもみ消された継体天皇と出雲のつながり
<第4回>  
出来事編: 「謎が謎を呼ぶ『日本書紀』と『古事記』」  
  1. なぜ歴史が生まれるのか
  2. なぜ『日本書紀』は王朝交替を声高に喧伝しなかったのか神
  3. 考古学と重なる『日本書紀』の記事
  4. 『古事記』は反骨の歴史書
人物編: 「なぜ物部氏と蘇我氏は仏教を巡って争ったのか」  
  1. 皇位継承で揺れる六世紀の王権
  2. 継体天皇とともにやってきた蘇我氏
  3. 仏教を巡る争いの中でおこったさまざまな出来事
  4. 崇峻弑逆事件の恐るべき真相
<第5回>  
出来事編: 「全国各地に伝わる浦島太郎伝説の謎」  
  1. 浦島太郎は実在した?
  2. 浦島伝説は伊勢外宮の豊受大神とつながる
  3. 浦島太郎は大阪市出身?
  4. 浦島太郎は蘇我馬子だった!?
人物編: 「謎に包まれた恐るべき英雄、聖徳太子」  
  1. 聖徳太子は即位していた?
  2. 聖徳太子は非業の死をとげた?
  3. 聖徳太子は祟っていた?
  4. でっち上げだった山背大兄王一族滅亡事件
<第6回>  
出来事編: 「大化改新で日本が悪くなった」  
  1. 大化改新は“大化改悪”だった?
  2. 皇極と弟の孝徳天皇が親蘇我派だった意味
  3. 改革政府も実は“蘇我”体制だった!?
  4. 孝徳天皇の御陵も蘇我系王族の密集地にあった
  5. 孝徳朝の要人暗殺をくり返した中大兄皇子
  6. 反動勢力をまとめ上げた中大兄皇子
  7. 中臣鎌足にそそのかされた中大兄皇子
人物編: 「中臣鎌足は渡来人だった?」  
  1. 正体不明の“古代史の英雄”中臣(藤原)鎌足
  2. 中臣鎌足は鹿島神宮の神官の成り上がりだった?
  3. 行方不明となった百済王子・豊璋の正体
  4. 中臣鎌足が豊璋だったというこれだけの理由
  5. 中臣鎌足が入鹿暗殺を傍観していた、これだけの理由
  6. 藤原氏が栄えると日本人は不幸になる
<第7回>  
出来事編: 「兄弟で骨肉の争い!古代史最大「壬申の乱」の謎」  
  1. 大海人皇子を罠に嵌めようとした天智天皇
  2. なぜ大海人皇子は東に逃れたのか
  3. 大海人側に寝返った蘇我氏の背景
  4. 兄弟であっても天智天皇と大海人皇子が憎み合った理由
  5. 宿敵・蘇我系豪族を重用しなければならなかった理由
  6. 律令制度を整備したのは天武天皇
人物編: 「入鹿暗殺に直面した斉明天皇の悲劇」  
  1. なぜ直系でない皇極天皇が即位できたのか
  2. 謎に包まれた漢皇子の生涯
  3. 『日本書紀』が葬った漢皇子の正体
  4. 漢皇子は大海人皇子だったのか?
  5. 『日本書紀』はなぜ尾張氏の活躍を湮滅してしまったのか?
  6. 権力掌握のために要人暗殺を繰り返した“英雄”中大兄皇子
<第8回>  
人物編: 「藤原不比等はどうやって権力を勝ち取ったのか」
  1. なぜ地盤のない藤原氏が勃興したのか
  2. 千載一遇のチャンスをものにした藤原氏
  3. 律令導入こそ藤原氏よる“共産主義”革命だった
  4. 「歩く法律」になった藤原不比等
  5. 打出の小槌を手に入れた藤原不比等
  6. 平城宮を見下ろす藤原京
  7. 天皇は本当に権力者だったのか
  8. 「内臣」は藤原氏に都合のよい臨時職だった
事件編: 「正史も認めた嵌められた長屋王と祟りに怯える権力者」  
  1. 藤原四兄弟に嵌められた長屋王
  2. 天皇の母の称号で起きたもめ事
  3. 実は負けたのは長屋王だった
  4. 石川刀子娘貶黜事件の秘密
  5. 標的は長屋王の子供たちだった
  6. 屈折した万葉歌人、大伴旅人
<第9回>  
出来事編: 「古代史の闇が隠された大津皇子謀反事件」  
  1. なぜ謀反の主犯がほめられたのか?
  2. 恐れられていた大津皇子の祟り
  3. なぜ『日本書紀』は大津皇子の伊勢行きを無視したのか
  4. 誰が大津皇子を聖地に葬ったのか
人物編: 「王権乗っ取りを企てた持統天皇の野望」  
  1. なぜ女帝持統は即位できたのか
  2. 天皇不在の空白の二年半
  3. 天武の王家を乗っ取っていた持統天皇
  4. 天照大神が女神になった理由
<第10回>  
出来事編: 「藤原系女人の乱――県犬養三千代と光明子」  
人物編: 「聖武天皇 豹変の謎」  
<第11回>  
出来事編: 「反藤原勢力が丸ごと葬られた橘奈良麻呂の変」  
人物編: 「庶民の味方、乞食坊主の行基と招かざる高僧、鑑真」  
<第12回>  
出来事編: 呪われた平安京遷都の知られざる理由  
人物編: 「皇帝になろうとした生臭坊主・道鏡の最期」  
関裕二

関 裕二 (せき・ゆうじ)

歴史作家。1959年千葉県柏市生まれ。趣味で奈良に通い詰め、独学で古代史を学ぶ。1991年に『聖徳太子は蘇我入鹿である』で衝撃的デビュー。以来、古代をテーマに意欲的な執筆活動を続けている。

著書は、大好評を博した「正体シリーズ」の三部作『藤原氏の正体』『蘇我氏の正体』『物部氏の正体』(以上、新潮文庫)、『「日本書紀」が隠し通した天皇の正体』『逆転の古代史!』(以上、廣済堂文庫)など多数あり。

ここ数年の古代史ブームの先駆けであり、いまや古代史分野のトップランナーである。