ふわふわのパンは美味しいですが、添加物が多くないのか気になりますよね。
添加物の少ないパンメーカーのパンは、いつも行くスーパーやコンビニでも買うことができますよ!
私もパンは好きなので、朝食にコーヒーと一緒にいただくことが多いです。
しかし時間が経ってもふわふわの状態を保っているパンは、それだけ添加物が入っているのではないかと気になってしまいます。
特に子供には添加物が少ないパンメーカーのものを選んであげたい、と思うお母さんは多いのではないでしょうか。
私も子供が小さいときは添加物が気になっていました。
今回は添加物の他にも気を付けるべき点や、添加物が少ないパンメーカーのおすすめのパンについてご紹介したいと思います。
今日からパンを選ぶときの参考にしてくださいね♪
添加物の少ないパンメーカーのパンは身近なお店にもある
イオンやセブンイレブンなど、普段からよく行くスーパーやコンビニにも添加物が少ないパンは売っていますよ。
しかし、お店の陳列棚にはいろいろな添加物が入ったパンも置いてありますよね。
その中から添加物の少ないパンをどう選んだらよいか、悩みませんか?
添加物が入っているかなんて分からないよ
添加物が少ないパンを選ぶためには、原材料を確認するのがポイントです。
悩んだときには、パンが包装されている袋を見てください。
原材料の記載の中にはしっかり添加物についても書かれています。
恥ずかしながら、私は原材料欄の見方に自信がなかったので、今回しっかりと調べました。
添加物の表示は消費者庁によってルールが決められています。
そのため、表示のルールを覚えておけばどこに記載されているものが添加物なのかが分かりますよ。
表示のルールは大きく分けると次のように決められています。
添加物欄を設けて表示する
原材料名の中に表示する場合は「/」で区切る、または改行する
私も改めて表示を見てみましたが、原材料名の中に「/」で区切って表示しているものが多かったです。
「/」のあとには添加物が表示されていると覚えておくだけでも、原材料の見方が大きく変わりますね。
添加物が表示される順序は、その食品の中の重量に占める割合が高いものから表示されることとなっているので、一緒に覚えておくとよいですよ。
原材料の見方が分かったところで、次はパンにどのような添加物が使われているのか見てみましょう。
パンによく入っている添加物を一覧で紹介
パンによく使われている添加物を覚えておくと、パンを選ぶときにも気が付くことができますよ。
パンには次のような添加物が使われることが多いです。
なんとなく見たことがある、というものもあるのではないでしょうか。
パン以外の食品でも見たことがある!
私も見たことはあったのですが、何のために使っているものなのか分からなかったのでまとめてみました。
イースト(酵母)の発酵を促進させる栄養源。
イースト菌の発酵を助けることで、効率よく発酵ができる。
混ざりにくい水と油を結びつける働きがある。
ふんわりとした食感に仕上がり、保存期間が伸びるという効果もある。
ビタミンCでも、アスコルビン酸という合成添加物がよく使われる。
小麦粉の中のグルテンへ働きかけ、やわらかく伸びがよい生地が仕上がる。
保水性を高め、しっとり感を維持する。
生地をまとめやすく、安定させる効果もある。
添加物にもそれぞれ目的があって使われるのだということも分かりました。
しかし、最近では「イーストフード不使用」「乳化剤不使用」といった表示をしているパンもよく見かけます。
これらが入っているパンは、あまり体によくないのではないかと感じていました。
添加物が実際に体に悪い影響があるのか、という点についても調べましたよ。
添加物は利点もあるが適正量を超えると危険
添加物は食品の品質を守る、おいしさや栄養を高めるといった役割がある一方、過剰に摂取することで体に悪影響を与えることがあります。
味の素株式会社の公式サイトでは食品添加物の紹介が詳しくされています。
その中から、添加物の役割について書かれていたところを私なりにまとめてみました。
添加物というと、悪いイメージを私は持っていましたが、必ずしもそうとは限らないのだということを知りました。
イーストフードや乳化剤が体に悪いと言われているのは、いくつかの物質を合成させた添加物であるためです。
イーストフードに指定された合成添加物だけでも16種類もあるんだって!
中身がわかりづらい、危険な物質も入っているのでは、といった考えが危険だと言われることにつながったようです。
日本では、添加物は厚生労働省が安全と定めたものしか使用できません。
食品安全委員会が安全性評価を行い、それをもとに健康への悪影響がないとされる「一日摂取許容量」(ADI)というものが決められているのです。
そのため、適正な量であれば国内で販売されている食品の添加物を口にしても、体に悪いというわけではありません。
ただし、あくまでも適正な量であればという前提ですので、注意が必要です。
子供は体が小さいので、大人よりも影響が出やすいのではないかと心配になりますよね。
私も子供が離乳食の完了期に入るころには、パンを食べさせる機会が多くなっていたので、添加物が入っているものはどうしても気になってしまいました。
子供に食べさせるものは安全なものを選びたい!
原材料を見て、必要以上に添加物が使われていないか確認すると安心ですね。
添加物も気になりますが、実はパンを食べるときに気にしたほうがよいことが他にもあるのです。
どのような点に気を付けなければならないのか、次に確認してみたいと思います。
添加物以外にも体に悪いと言われるものがある
添加物の他に気を付けたいのが、トランス脂肪酸と小麦の残留農薬です。
注意しなければいけないのは、添加物だけじゃないの!?
私はトランス脂肪酸というのを聞いたことはあっても、よく分からないというのが正直な感想でした。
トランス脂肪酸と小麦の残留農薬がなぜ問題となっているのか調べてみました。
トランス脂肪酸の取り過ぎは健康に悪影響
トランス脂肪酸は過剰に摂取することで、心疾患などが発生する可能性が高くなると言われています。
なんとも怖い話ですよね。農林水産省でも次のように危険性を示しています。
(前略)トランス脂肪酸を多く摂り過ぎている場合には、少ない場合と比較して心臓病のリスクを高めることが示されています。(後略)
引用 農林水産省
世界的にもトランス脂肪酸の規制を行う国が増えています。
これは世界保健機関(WHO)が生活習慣病を防ぐために摂取量の目安を設ける、トランス脂肪酸の低減を各国政府に呼びかける、などの対応を進めたためです。
トランス脂肪酸とは、脂質の成分の一種です。天然の食品に入っているものもありますが、油脂を加工や精製する工程で生じるものもあります。
マーガリンやショートニング、これらを原材料としているパンやケーキなどの洋菓子にトランス脂肪酸は含まれているのです。
甘いものが大好きな私にとって、洋菓子に病気の原因にもなるトランス脂肪酸が含まれているというのはショックでした。
やはり材料に何が使われているのか気にしないといけませんね。
輸入小麦には残留農薬の危険性がある
小麦は育てる過程と輸送前に農薬を使用するのですが、輸入された後にも農薬が残っている可能性があります。
日本の小麦の食料自給率は低く、関東農政局によると輸入小麦は全体の80%を超えているとのことですよ。
そういえば、学校で日本の食料自給率が低いって習ったよね
日本の気候が小麦の生育にあまり向かないこと、輸入小麦の方がパン作りなどに適していることが要因になっているようです。
このように聞くと小麦は輸入したものの方がいいのではないかと私は思ったのですが、輸入小麦がよくないと言われる理由は農薬にありました。
輸入小麦は生育から日本に運ばれるまでの過程で、農薬が2回使われます。次の2つが使われていますよ。
ポストハーベストは、収穫した後に使う農薬です。日本まで輸送するまでの間に、虫やカビが発生するのを防ぐ目的があります。
ポストハーベストは、小麦に農薬が残りやすいことや発がん性のある成分が含まれていることが問題視されています。
グリホサートは世界でよく使われている除草剤です。
グリホサートも発がん性があることが話題になり、各国で規制されるようになりました。
日本では食品衛生法で残留農薬の規制をしています。そのため、輸入小麦であっても国内に入るときに検査を行うため、過剰な心配はいらないということですね。
それでも小さなお子さんに食べさせるのに気になる、という場合には国産小麦を選ぶとよいでしょう。
原材料欄に「国産小麦」って書いてあるよ!
食パンで添加物が少ないおすすめ3選を紹介
添加物の少ないパンは、パスコやトップバリュなどの身近なお店で購入することができますよ。
添加物の他にも、輸入小麦やトランス脂肪酸なども含めて、私がこれはおすすめできると思ったものを選びました。
原材料欄での添加物の見分け方や、添加物の危険性について確認してきましたが、分かっていても始めはパンの選び方に悩むこともあると思います。
私は購入を悩むときは、おすすめや口コミを参考にすることが多いので、パンを選ぶときの参考になればうれしいです。
パスコの超熟は安心の国産小麦が使われている
引用 Pasco
シンプルな素材で小麦本来のおいしさを引き出すというコンセプトの超熟シリーズの中でも、国産小麦がおすすめです。
超熟国産小麦は、小麦もバターも国産のものを使用するなどのこだわりがあります。
輸入小麦が含まれている場合には、どうしても残留農薬が気になりますよね。
残留農薬が気になる方にもこちらはおすすめできますよ。原材料も見てみましょう。
小麦粉(小麦(国産))、砂糖、バター、パン酵母、食塩、醸造酢、米粉、(一部に小麦・乳成分を含む)
しっかり「国産」と記載がありましたよ。子供に食べさせるときも、これだけ材料がシンプルであれば安心できますね。
私が普段から買い物に行っているお店でも超熟は置いてあります。取扱いのあるお店は多いと思うので、ぜひチェックしてみてくださいね。
オリーブオイルを使ったパン・ド・ミ
引用 TOPVALU
トップバリュにはマーガリンではなくオリーブを使ったパン・ド・ミという商品があります。
トランス脂肪酸が気になるマーガリンを使っていないので安心できますね。
小麦粉(国内製造)、砂糖、オリーブ油、食塩、パン酵母、発酵風味料(小麦・乳成分を含む)、小麦たん白
油脂類は「オリーブ油」だけなのが分かります。
私も料理にバターの代わりにオリーブオイルを使うことがあるので、軽やかなオリーブオイルの風味はおすすめです。
トップバリュはイオンのプライベートブランドなので、イオン系列のお店であれば購入できる可能性が高いですよ。
パン・ド・ミで使用している小麦粉は「国内製造」となっており、国産小麦に限定されているわけではないので注意が必要です。
トランス脂肪酸が気になるという方は、パン・ド・ミをぜひお試しください。
身近なコンビニならセブンプレミアム金の食パン
引用 セブンプレミアム
セブンイレブンでも添加物の少ないパンが買えるんですよ。
セブンプレミアムゴールドの金の食パンは北海道産の小麦を使用した、もっちりとした食感が特徴のパンです。
こちらも原材料は必要なものに厳選されているので、ご確認ください。
小麦粉(国内製造)、湯種(小麦粉、砂糖、その他)、砂糖、脱脂粉乳、発酵バター、パン酵母、発酵風味料、食塩、(一部に乳成分・小麦を含む)
私はご飯を炊くのを忘れてしまい、朝から慌ててコンビニに駆け込むということが時々あります。
忙しい朝に限って、うっかりミスってあるよね
このようなピンチに陥っているときでも、添加物の少ないパンを選べるというのは安心ですよ♪
営業時間が長く、店舗数の多いコンビニでも買えるのはうれしいですね。
まとめ
- 添加物の少ないパンメーカーのパンは、イオンやセブンイレブンなどよく行くお店でも買える
- 添加物の表示ルールがあるため、原材料欄を見れば使われている添加物が分かるようになっている
- パンによく使われる添加物にはそれぞれパンをおいしくするための役割がある
- 添加物は安全性が認められたものしか使えないが、摂取量があまりにも多いと体に悪い影響を与える可能性がある
- パンに使われる添加物以外にも、心疾患の原因にもなるトランス脂肪酸や発がん性のある輸入小麦の残留農薬には注意が必要
- 添加物の少ないパンでおすすめは、超熟、パン・ド・ミ、セブンプレミアム金の食パンの3つ
添加物の少ないパンメーカーのパンは、家の近くのスーパーやコンビニでも買えます。
国内で使われている添加物は安全性が認められていますが、やはり子供に食べさせるときには気になります。
安心してパンを食べさせるためにも、添加物の役割と危険性を正しく知ることが大事だと私は感じました。
原材料欄の見方も覚えておくと、パン以外の食品を買うときにも役に立つはずです♪
添加物のことをきちんと知れば、家族で安心してパンを楽しめますよ!
コメント