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サラダ油が体に悪いわけではない!トランス脂肪酸の摂りすぎや油の使い回しなどに注意する必要がある!

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食品

サラダ油が体に悪いという話を聞いた事はないでしょうか。

噂であってもそのような話を聞くと、不安に思ってしまいますよね。

サラダ油が体に悪いわけではなく、トランス脂肪酸の摂り過ぎや、使い方によって発生する有害物質に注意が必要なのです。

油は調理での使用頻度も高く、スーパーでもたくさん陳列されています。

私もサラダ油をよく購入するので、この噂が気になり調べてみることにしました。

するとサラダ油自体が体に悪いのではない、ということが分かったのです。

体に悪いと言われる原因は、製造工程で発生するトランス脂肪酸や、使い方によって発生する有害物質などの影響でした。

体に悪いと言われている理由を知ることで、サラダ油は安心して調理に使用できます。

気を付けるポイントなどについて説明していきますね。

サラダ油は体に悪いわけではない!生でも食べられる

油は調理をする上でよく使うので、体に悪いと聞くと不安になってしまうかも知れません。

サラダ油が体に悪いわけではなく、製造過程で発生するトランス脂肪酸や使い方などに注意する必要があるのです。

サラダ油自体は生でも食べられる油と言われています。

詳しく説明する前に、まずはサラダ油について説明していきますね。

そう言えばサラダ油ってなんでサラダって付くの?

生で食べられるように精製の度合いを高めた良質の食用油を「サラダ油」と呼びます。

(前略)サラダ油というのは、こうしたサラダ料理などに使う生でも使用できる食用油という意味です。(後略)

日清オイリオ

調べてみるまで私もサラダ油の意味を知りませんでしたが、思い出してみると小学生の調理実習でサラダ油でドレッシングを作った記憶がありました。

サラダ油は植物油を精製した食用油の総称であり、菜種、綿実、大豆、ごま、べに花、とうもろこし、米、ぶどう(グレープシード)などの原材料から作られます。

大豆やゴマは健康に良さそうですよね。

サラダ油ができるまで

原料の荷揚げ→貯蔵→精選→圧搾→抽出→脱ガム・脱酸→脱色→脱ロウ→脱臭→容器に充填→製品、という工程で作られる

どう体に悪いと言われているのかを、詳しく説明していきたいと思います。

体に悪いと言われる理由4つを調査!!

サラダ油が体に悪いとされる主な理由は4つあります。

  • 他の商品と比べるとトランス脂肪酸の含有量が多い
  • 製造過程で使用される薬品が体に影響を与える懸念
  • 高温加熱により発生した酸化物質が体に与える影響
  • 遺伝子組み換えの原料が使われていることが多い

聞いたことない言葉ばかりだわ

一気に見ると一体何が何だか分からなくなってしまうと思います。

私も初めに調べたときは、何がどう体に良くないと言われるのかが分かりませんでした。

1つずつ調べていくと、何に気を付けていけばいいのかが分かってきますよ。

それでは、1つずつ説明していきたいと思います。

他の商品と比べるとトランス脂肪酸の含有量が多い場合がある

食用油は、脱臭のために200℃の高温で処理されることにより、トランス脂肪酸が生じる場合があります。

トランス脂肪酸とは

油を精製する製造過程や、高温加熱処理することで発生する不飽和脂肪酸の一種

サラダ油は他の商品と比べると、トランス脂肪酸の含有量が多い場合があります。

どの商品にどれだけの量が含まれているか表にしてみました。

商品名含有量(g/商品100g
日清サラダ油1.2
日清キャノーラ油0.8
日清こめ油0.3
ボスコエキストラバージンオリーブオイル0.1未満

上記の表でも示されているとおり、オリーブオイルなどの天然の油にはほとんどトランス脂肪酸が含まれていません。

日清の主な商品のなかでは、サラダ油に一番多くトランス脂肪酸が含まれていることが分かります。

それではJ-オイルミルズはどうでしょうか。日清と同じように表にしてみました。

商品名含有量(g/商品100g)
AJINOMOTOサラダ油TUP1.2
AJINOMOTOさらさらキャノーラ油0.8
AJINOMOTOオリーブオイルエクストラバージン0.1未満

J-オイルミルズでもサラダ油には、トランス脂肪酸が多く含まれていますね。

トランス脂肪酸はサラダ油だけではなく、他の加工食品にも含まれているんですよ。

トランス脂肪酸が含まれている食品や加工食品
  • マーガリン
  • ショートニング
  • ファットスプレッド
  • これらを原料としたお菓子やファーストフード

トランス脂肪酸は摂りすぎると、悪玉コレステロールを増加させ善玉コレステロールを減少させて、動脈硬化のリスクを高めると言われています。

農林水産省のホームページでも「多く摂りすぎないようにしましょう」と書かれていました。

(前略)トランス脂肪酸については、総摂取エネルギーの1%相当より多くとらないようにすることを目標としました。(後略)

農林水産省

これに対し、日本人のトランス脂肪酸の推定平均摂取量は「総摂取エネルギーの0.44〜0.47%相当」であることが、上記のホームページに記されています。

目標とされている1%よりも少ないのね!

健康的な食生活を送っていれば、トランス脂肪酸の摂取量に過度に敏感になる必要はありません。

後半には、トランス脂肪酸の摂取を抑えるための対策やサラダ油の代用品についても解説しています。

なるべくトランス脂肪酸の摂取量を抑えたい、という方は参考にしてみてくださいね。

製造過程で使用される薬品が体に影響を与える懸念

サラダ油の製造方法には、有機溶剤ノルマルヘキサンという薬品で油分を抽出する製油法があります。

有機溶剤ノルマルヘキサンとは

食品衛生法に適合しているので食油抽出溶剤として使用され、その他ポリオレフィン用重合溶媒、接着剤等に広く使用されている

薬品は使用していますが、これらは製造過程で全て取り除かれるので安心して調理に使うことが可能です。

接着剤にも使われているような薬品で作られた油は体には影響がないのか、不安に思いますよね。

サラダ油の原料などはラベルに記載されていても、どのような方法で製造されているかは書いていません。

まさか薬品を使って油を作っていたなんて驚いたわ

私も気になったので、油で有名な日清オイリオのホームページで調べてみました。

(前略)溶剤抽出法で使用される有機溶剤(ノルマルヘキサン)は食品衛生法で認められた食品添加物です。食用油の精製工程の中で完全に取り除かれますので、安心してご使用いただけます。(後略)

日清オイリオ

言葉や名前だけ聞くと、どんなものかが分からず不安になってしまいますが、精製工程の中で完全に取り除かれているのであれば安心ですね。

「薬品を使って抽出する」という製造方法がサラダ油は体に悪い、と言われる原因の一つです。

高温加熱により発生した酸化物質が体に与える影響

サラダ油などのリノール酸を多く含む油を200度前後に加熱すると、酸化が進みヒドロキシノネナールという毒性のある物質が発生します。

ヒドロキシノネナールとは

アルツハイマー型認知症や、高血圧症や糖尿病、動脈硬化などの生活習慣病が起こりやすくなると言われている

高温調理された食べ物から検出されるヒドロキシノネナールの量はごくわずかです。

ただし、食品安全委員会の説明では現段階では動物実験の結果のみで、人体への影響は不明と言われています。

(前略)人への健康影響に関する情報人への影響は不明ではあるが、上記動物試験結果からは、肝、腎への悪影響が懸念される。(後略)

食品安全委員会

また、酸化が進んだサラダ油を摂取すると、食中毒をおこす可能性があるので注意が必要です。

(前略)酸化した油を食べるとご気分が悪くなったり、むかむかと胸やけを感じる方もいます。但し、鼻につくような臭いがでるほどの油では、嘔吐、下痢、腹痛等食中毒類似の症状が出ることがございます。(後略)

日清オイリオ

高温加熱だけではなく油の使いまわしでも酸化が進みます

私は一度しか使っていない油の処理をするのがもったいなく感じてしまい、使い回しをしていました。

酸化が進むと発生してしまうものならば、体の安全のためにも油の使い回しはなるべく避けていきたいですね。

遺伝子組み換えの原料が使われていることが多い

遺伝子組み換えの原料で作られたサラダ油は、アレルギーの原因や体に悪い影響を及ぼさないのかが、気になるかと思います。

遺伝子組み換えとは

生物の細胞から有用な性質を持つ遺伝子を取り出し、植物などの細胞の遺伝子に組み込み、新しい性質をもたせること

遺伝子組み換えの原料で作られたサラダ油を食べても体に悪くはないのです。

厚生労働省医薬食品局食品安全部では、遺伝子組み換え食品を食べ続けても安全であることを説明しています。

(前略)さまざまなデータに基づき、組み込んだ遺伝子によって作られるタンパク質の安全性や組み込んだ遺伝子が間接的に作用し、有害物質などを作る可能性がないことが確認されていますので、食べ続けても問題はありません(後略)

厚生労働省医薬食品局食品安全部

安全性は、国によって厳しくチェックされています。

私もサラダ油はスーパーでよく購入するので、食べ続けても大丈夫だと分かって安心しました。

危険性を知って安心できる使い方をしよう

サラダ油を安心して使用するにはトランス脂肪酸を控え、高温加熱に気を付けた使い方をしていくことが大切です。

どんな風にしていけばいいのかしら

トランス脂肪酸の摂取を抑えるポイント
  • サラダ油の過剰摂取にならないよう、揚げ物やドレッシングなどは食べ過ぎない
  • マーガリンやショートニング、ファットスプレッド、またこれらを使った加工食品を食べ過ぎない
  • トランス脂肪酸の含有量が低い食用油で代用する

代わりになる油は後ほど詳しく解説していきますね。

調理に使う際の注意点
  • 高温になり過ぎないよう温度管理に気を付ける
  • 油の使い回しをし過ぎない
  • 長時間の調理を避ける

私は揚げ物が好物なので過剰摂取も、油の使い回しにも気を付けていこうと思いました。

サラダ油とキャノーラ油との違いは原料

代用できる油の紹介の前に、サラダ油の他にもキャノーラ油があることはご存知でしょうか。

2つとも名前が違うから別ものなのかしら

キャノーラ油は、セイヨウアブラナを品種改良したキャノーラ種から抽出される植物油で、サラダ油の一種なのです。

さまざまな植物から作られているサラダ油とは違い、キャノーラ油は「キャノーラ」という菜種のみを原料として作られています。

私もキャノーラ油を購入することがあります。

キャノーラ油を使用する際の注意点もサラダ油と同じです。

  • トランス脂肪酸の摂取を控える
  • 酸化した油は使用しないようにする

サラダ油と同じように気を付けたいポイントを覚えて、体に悪くない油の使い方していきたいですよね。

代用できる油はオリーブオイルなどいくつかある

サラダ油の代用になる油選びに注意するポイントは、トランス脂肪酸が少なく、酸化しにくい油を選ぶことです。

それではどのような油が代用できるものとしてあるのかを、紹介していきますね。

トランス脂肪酸が少ない油
  • オリーブオイル
  • 亜麻仁油
  • MCTオイル  など

トランス脂肪酸は健康に影響を及ぼす可能性があるので、できることならば過剰摂取は避けたいですよね。

酸化しにくい油
  • ゴマ油
  • こめ油
  • オリーブオイル  など

こちらの油にはオレイン酸が多く含まれており、調理に使用しても酸化しにくいのでより安心です。

ごま油は風味も良いので我が家では重宝しています!

サラダ油やキャノーラ油でも高温での長時間調理や、使い回しを防ぐことでも酸化の対策はできます。

まとめ

  • サラダ油が体に悪いのではなく、トランス脂肪酸の摂りすぎや油の使い回しなどに注意する必要がある
  • 体に悪いと言われる理由は「他の商品と比べたときのトランス脂肪酸の多さ」「製造過程で使用される薬品への懸念」「高温加熱による酸化物質の発生」「遺伝子組み換え原料への懸念」の4つ
  • こめ油やオリーブオイルなど他の種類の食用油と比べると、サラダ油は動脈硬化などのリスクを高めるトランス脂肪酸の含有量が多い
  • 製造過程で使用される薬品「有機溶剤ノルマルヘキサン」は、製造過程で全て除去されるので安全である
  • 高温加熱による酸化で発生する物質「ヒドロキシノネナール」は生活習慣病を引き起こす可能性があるが、現段階では人体への影響は不明
  • 酸化が進んだサラダ油を摂取すると食中毒をおこす可能性があるので、酸化を進ませてしまう「油の使いまわし」にも注意が必要
  • 厚生労働省医薬食品局食品安全部では、遺伝子組み換え食品を食べ続けても安全であることを説明している
  • サラダ油を安心して使うポイントは「トランス脂肪酸を控える」「高温での長時間調理や使い回しなどによる酸化を避ける」の2つ
  • キャノーラ油は、セイヨウアブラナを品種改良したキャノーラ種から抽出される植物油で、サラダ油の一種である
  • 代用できる油には「オリーブオイル」「亜麻仁油」「MCTオイル」「ごま油」「こめ油」「オリーブオイル」がある

サラダ油が体に悪いのではなく、トランス脂肪酸の摂り過ぎや、使い方によって発生する有害物質に注意が必要なのです。

サラダ油もキャノーラ油も安心して使用できることが、調べてみて分かりました。

大切なのはトランス脂肪酸の摂取を控え、油の酸化を避ける使用方法をしていくことです。

また代用できる油を使用して調理するのも、安全に対する1つの方法なのではないでしょうか。

私もこれからは、油の摂り方や使い方には注意しなくてはと思いました。

サラダ油は体に悪くはないのですが、調理の際には使い方などに注意をしてみてくださいね。

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