ラクトアイスは体に悪いの?
そう不安になりながら、この記事にたどり着いたあなた。
大丈夫です。ラクトアイスは体に悪いわけではないのでご安心ください。
私も昔からラクトアイスが大好きで、冬でも暖かいこたつで、冷たいアイスを食べるのが大好きでした♪
ただ、ラクトアイスは体に悪いわけではありませんが、何も知らずにたくさん食べ続けていると、太ったり病気にもなったりと体に悪い影響を及ぼす可能性が高まることが分かったのです。
普段何気なく食べているものが、実は体に害があるって知らずに食べていたら、これからの将来が不安ではありませんか?
今回は、そんなあなたの不安を解消させていただくため、ラクトアイスの正体について解説をし、さらに一日の適正量の目安、またどんなアイスを選んだらいいのかなどもご紹介します!
ラクトアイスは体に悪いわけではない
結論からいいますと、ラクトアイスは体に悪いわけではないので、ご安心ください。
しかし、つい食べすぎてしまうと、体に悪い影響を与える可能性はあります。
ちなみに、「ラクトアイスの植物油には、動脈硬化の原因にもなるトランス脂肪酸が含まれているから危ない」とよく言われています。
しかし、平成26・27年度の農林水産省の再調査のデータによると、現在ラクトアイスにはトランス脂肪酸は含まれていないようです。
品目 | 脂質 (g/食品100 g) |
トランス脂肪酸 (g/食品100 g) |
飽和脂肪酸 (g/食品100 g) |
ラクトアイス | 9.1 | 0.00 | 4.9 |
また、食品事業者はトランス脂肪酸が身体に悪いということから、トランス脂肪酸の低減のため、対策をされています。
(前略)食品事業者は、食品の風味や品質を維持するとともに、とり過ぎると健康に悪影響を与えるかもしれない別の成分が増えないように注意しながら、食品中のトランス脂肪酸を減らす努力をしています。(後略)
引用 農林水産省
これらのことからも、体に悪いと言われたトランス脂肪酸が現在含まれていないので、ラクトアイスは体に悪いわけではないと言えます。
私はこの事実を知ったことで、とても安心しました。いつも何気なく食べている美味しいものが、実は病気の原因になったら怖いですよね。
ラクトアイスの場合は、トランス脂肪酸ではなく、パーム油という価格が安くて使い道も豊富な油が使われています。
パーム油についての詳細は、のちほどご紹介しますね!
食品添加物は食べても健康に影響はない
ラクトアイスは、乳化剤や安定剤のような添加物も含まれています。
一般に売られているアイスクリームは、白くて口当たりがとっても滑らかで、あの食感がお好きな方も多いのではないでしょうか?

それ私です!おいしい~
私もあの滑らかな食感が好きなので、そのお気持ちはとってもわかります!
実はラクトアイスはアイスクリームと違う種類なのですが、あのアイスクリームのように白くて、口当たりが滑らかになるようにするために食品添加物が使用されています。

なるほど、食品添加物が入っているのはわかったけど、身体に影響はないの?
そう心配された方も、いらっしゃるかもしれません。
一般に食品添加物は身体に良くないとよく言われてますから、心配になりますよね。ですが、ご安心ください。
食品添加物は、「人が一生毎日食べ続けても影響ない量(ADIといいます)」が定められているので、使用する食品や使用量も決まっています。
認められた食品や使用量の商品しか、販売することができないようになっているのです。
東京都福祉保健局でも、下記のように伝えています。
(前略)
- 食品添加物は、長期間食べた場合の影響も含めて安全性試験が行われ、その結果をもとに、使用目的、使用できる食品、使用量及び使用方法が制限されています。
- この制限が守られている食品しか販売することはできません。そのため、長い期間食べ続けても健康に影響はありません。(後略)
引用 東京都福祉保健局
このように、人が一生毎日食べ続けても影響ない量(ADI)を設定しているため、食べても健康に影響はないのです。
パーム油は摂りすぎには注意が必要な油
ところで、先にお伝えしたトランス脂肪酸に代わって使われているパーム油は、どんな油なのでしょうか?
パーム油は世界で最も多く生産されている植物油で、アブラヤシという植物から生産される油です。
大量に生産がされる分、価格が安くて使い道も豊富な油であることも特徴の一つです。
あなたがよく行かれているスーパーに並ぶ商品の、なんと約半分に含まれています。
例えばパンや、ポテトチップスなどの加工食品への利用が全体の8割を占めますが、他にも、食器・洗濯・掃除用の洗剤やシャンプーにも使用されているのです。
これらすべて、私たちの身の回りのものばかりですよね!
私は油は食品と洗剤は別の油で作られていると思っていたので、パーム油のように万能な油が存在することにとても驚きました。

え!洗剤やシャンプーまで?
さらにパーム油についてさらに詳しく調べてみると、他の植物油と違い、飽和脂肪酸を豊富に含んでいることがわかりました。
油には、飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸のどちらかが含まれています。
飽和脂肪酸:一般に固形で乳製品や肉などの動物性脂肪に多く含まれているもの
不飽和脂肪酸:常温では液状で、植物油に多く含まれているもの
簡単にお伝えすると、飽和脂肪酸が体に悪い油、不飽和脂肪酸が体に良い油と覚えていただければOKです。
パーム油は他の植物油と違い、不飽和脂肪酸(オレイン酸)を豊富に含んでいるので、一見とても体に良さそうな植物油脂です。
しかし、同時に肉などに含まれている飽和脂肪酸(パルミチン酸)も多く含んでいます。
飽和脂肪酸は摂りすぎると、血中総コレステロールが増加し、心筋梗塞をはじめとする循環器疾患のリスクが高まる恐れがあります。
(前略)特に動物性脂肪やパーム油などに多く含まれている飽和脂肪酸をとりすぎると、血液中のLDLコレステロールが増加し、その結果、循環器疾患のリスクを増加させることが示されています。(後略)
引用 農林水産省
パーム油は、食べても問題ありませんが、とりすぎには注意が必要だとわかりました。
ラクトアイスは植物性油脂が牛乳の代わりに使われる
そもそも、ラクトアイスとはどんなアイスなのでしょうか?
ラクトアイスとは、3.0%以上の乳固形分が入っているものを指します。
アイスの種類というのは、乳固形分と乳脂肪分が、どれくらいの分量で入っているかによって決まります。
※乳固形分・・・乳製品に含まれる、水分以外の成分のこと
※乳脂肪分・・・牛乳に含まれている脂肪成分のこと
その中でラクトアイスとは、乳固形分3.0%以上入っているものであり、乳脂肪分は特に規定がありません。
ラクトアイスの乳脂肪分は、牛乳ではなく、植物油脂が牛乳の代わりとして使われているのです。
ラクトアイスはあれだけ白くて滑らかなのに、牛乳が使われていなかったなんて驚きですよね!
私はこれを知った時、衝撃でした。植物油脂を食べていたなんて驚きです。
先にお伝えした、『パーム油』が、植物油脂として主に使われています。
ラクトアイスを選ぶメリットは価格が安くて種類が豊富なこと
ラクトアイスのメリットはこちらです。
・種類が豊富
ラクトアイスは乳脂肪分をが使われていない分、他の種類のアイスよりも価格が安いのが特徴です。
ラクトアイスは乳固形分や乳脂肪分の代わりに、添加物や植物性油脂などの他の成分を入れて作ることができます。
それによって、多様なジャンルのアイスを作ることができるのです。
私もスーパーやコンビニに行くときについつい100円単位のアイスを手に取ってしまうのですが、よく見るとそのほとんどがラクトアイスでした。
お手頃価格で美味しいのは、嬉しいですよね。
ラクトアイスの成分は油で作られていた

ラクトアイスは牛乳ではなく、植物性油脂が牛乳の代わりということは、つまり油で作られているの!?
と、驚かれた方が多くいらっしゃるかもしれません。
そうなんです。ラクトアイスは実は油で作られています。
私も、この事実を知った時には、とっても驚きました!乳製品ではなく、油で作られていたなんて、びっくりですよね!
ラクトアイスと同じように、コーヒーにミルクを入れる、あの「コーヒーフレッシュ」も実は油で作られています。
「コーヒーフレッシュ」は、牛乳などの乳製品は一切入っていません。
・添加物
・水
この3点で作られています。
身体に悪そうでこわいと思われる方も多いと思いますが、何度もお伝えしている通り食べ過ぎなければ問題ないのでご安心くださいね。
ラクトアイスはたくさん食べると太る原因に

あ~よかった。食べなすぎなければいいのね!でも油ってことはカロリーが高いんじゃないの・・?
そう思われたそこのあなた、鋭いですね!
実はラクトアイスは、アイスの種類の中でも最もカロリーが高いです。
(前略)アイスは乳脂肪の多い順にアイスクリーム、アイスミルク、ラクトアイスの3つに分けられます。でもカロリーは乳脂肪の多い「アイスクリーム」が1番高いわけではなく、植物性油脂を加える「ラクトアイス」が一番高カロリー。(後略)
引用 あすけん
脂肪分が少ないのですが、その代わり添加物や油などがたくさん使われているので体に良いわけではなく、太りやすくなると言われています。
いくら安くて美味しくても、太るのは嫌ですよね。あなたのお気持ちわかります。
では、1日にどれくらいなら食べても良いのかをご紹介しましょう。
ラクトアイスの一日カロリー摂取の目安

やっぱり油だからカロリーが高いのね!でも、食べ過ぎなければいいって、ある程度どれくらい食べたらいいか基準が知りたいなあ。。
そうですよね、自分が食べ過ぎてるかどうかって、意外とわからないものです。
一般的に間食する場合の適量は、1日あたり200kcalといわれています。
例えば、某ラクトアイスのカロリーは、「エネルギー374kcal」。
こちらの商品を食べる場合は、1日に1カップの半分程度が目安です。
(前略)一般的には1日に200kcal(キロカロリー)程度の間食が適量だと言われていますが、ダイエットを考えている場合は、1日に摂取するエネルギーが消費するエネルギーを超えないように、食事だけではなく間食も含めて調節しましょう。お菓子などの食品の袋には栄養成分が表示されているものも多いので参考にしてみて下さい。(後略)
引用 厚生労働省
具体的に、どのくらいなら食べてもいいのかがわかると安心ですよね。
私もこの情報を知ってから、アイスのカロリーを見て、自分の食べる量をコントロールできるようになりました。
あなたも、ラクトアイスを食べる時は、カロリーを見て食べ過ぎに注意してみてはいかがでしょうか?
体に悪いアイスの種類別ランキング

どれくらい食べていいのかはわかったけど、体に負担がかかるのは嫌。でもアイスが大好きだから、量を我慢するのも嫌!どうすればいいの~??
というあなたの心の悲鳴が聞こえてきました。
わかります。美味しいものはできるだけ健康的に食べたいですよね。
でも大丈夫です。安心して食べられるアイスを選べばOKです!
では、アイスはどのようなものだったら食べてもいいのでしょうか?
ここではアイスの種類と、体に悪いアイスを種類別にランキング形式でご紹介します!
アイスの種類は乳脂肪分と乳固形分で分けられる
ちなみにアイスの種類は何種類あるのかご存知ですか?

え?アイスって種類があるの?
そうなんです、私もアイスの種類をあまり考えたことがありませんでした。
先ほどお伝えした乳脂肪分と乳固形分という成分の量によって種類が区別され、以下の4種類に分けられます。
※乳固形分・・・乳製品に含まれる、水分以外の成分のこと
※乳脂肪分・・・牛乳に含まれている脂肪成分のこと
・アイスクリーム(乳固形分15.0%以上 そのうち乳脂肪分8.0%以上)
乳固形分と乳脂肪分がアイスの種類の中で、一番多いです。
・アイスミルク(乳固形分10.0%以上 そのうち乳脂肪分3.0%以上)
乳固形分と乳脂肪分はアイスクリームよりは少なくなっていますが、牛乳と同等の乳成分が含まれています。植物性油脂が使われていることもあります。
・ラクトアイス(乳固形分3.0%以上)
乳固形分はアイスミルクに比べてさらに少なくなっており、植物性油脂が使われていることもあります。
・氷菓(いわゆる『シャーベット』です)
上記3種類以外のもので、乳固形分はほとんど含まれていません。果汁を凍らせた、例えばアイスキャンディーや、かき氷などがあります。
コンビニやスーパーで買うアイスの袋の裏側を見ると必ず【種類別】と、表示されています。
私は、価格は高めですがハーゲンダッツが好きで、他に好きなアイスも『アイスクリーム』が多いことが分かりました。ミルク濃厚なアイスが好みです♪
皆様がよく食べるアイスは、どの種類が多いでしょうか?ぜひ、アイスを食べる際に見てみてください。
アイスの種類別ランキング!一番体に悪いアイスはラクトアイス
では、この4種類のアイスで一番体に悪いアイスの種類はどれでしょうか?
1位:ラクトアイス
乳固形分は植物油脂や添加物が使われているため、やはりアイスの中でいうと、一番体に影響が出やすいアイスです。
2位:アイスミルク
乳固形分と乳脂肪分はアイスクリームよりは少なめです。アイスミルクのすべてではありませんが、植物油脂が使われることもあります。
3位:氷菓
氷菓は果汁を凍らせただけのアイスキャンディーやシャーベットなどは、体に負担が少ないです。
もし、乳製品が体に合わない方の場合は、氷菓を選ぶといいですよ。
4位:アイスクリーム
アイスクリームには乳脂肪分以外の植物油脂の添加が禁止されています。主な原料は牛乳と乳製品であり、その他の添加物などは使われておりません。
つまり、逆に言うと一番体に良いアイスはアイスクリームなのです!
乳製品が合わない方は、氷菓もおすすめです。
以上が私がオススメするアイスの種類別ランキングでした。
普段、アイスを買うときに種類別表記はあまり見ませんよね。
私も種類別など気にしたことがありませんでした。
健康を気にする方は、ぜひアイスの種類別表記を確認して成分などを確認してみてくださいね。
まとめ
- 結論、ラクトアイスは体に悪いわけではない
- しかし食べすぎてしまうと体に悪影響を及ぼす可能性がある
- ラクトアイスは牛乳ではなく、パーム油という植物性油脂が牛乳の代わりとして使われている
- 大腸ガンや糖尿病、動脈硬化などの発生の報告がされているパーム油や、他にも添加物がたくさん入っている
- そのため、食べすぎてしまうと体に悪い影響を与える可能性があり、太る原因にもなりうる
- 健康や太ることを気にされる方は、1日あたり200kcalまで食べることが望ましい
- 体に負担が少ないアイスは、アイスクリームと氷菓がおすすめ
健康や太ることを気にされる方は、ラクトアイスはたまに食べる『嗜好品』として楽しむのがよさそうですね♪
私は、ラクトアイスのことを調べてから、油よりもより乳脂肪分が多い濃厚なアイスクリームを選択するようになりました。
ダイエットよりも、体に負担がかからないほうを選んでます。
あなたも、ご自身に合ったアイスを選択して、日々の生活の楽しみとしてアイスを取り入れていきませんか?
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