哺乳瓶を洗うための洗剤は大人と同じものを使用することもできます。
赤ちゃんの口に触れる哺乳瓶や乳首の洗浄の時だけ、洗剤を使い分けるというのは面倒だと感じる時があると思います。
そんな時、大人と同じ洗剤で哺乳瓶を洗うことができたら少し楽だなと思いますよね。
私も毎回洗剤を使い分けることが面倒になる時があり、たまに大人と同じ洗剤で洗っていました。
大人と同じ洗剤で哺乳瓶を洗うことは可能ですが、成分的にはやはり哺乳瓶用の洗剤を使った方が安心ですよね。
3人の子供の授乳期を経てきた私が、いつから大人と同じ洗剤を使ってもよいのか、注意点は何かや洗浄後の消毒について調査してまとめました。
おすすめの洗剤も紹介しているので、どの洗剤を使うかなど、哺乳瓶洗浄についての選択肢を広げていきましょう。
哺乳瓶の洗剤は大人と同じものでも使えないことはない
哺乳瓶を洗う時の洗剤は大人と同じものを使っても大丈夫ですが、すすぎ残しには注意してください。
哺乳瓶はミルクを飲ませたり、搾乳した母乳を飲ませたりするときに必ず必要になりますよね。
ミルクなどにはたくさんの栄養が入っていて、時間が経つと雑菌が繁殖しやすいものです。
そんな哺乳瓶を洗うときに毎回洗剤を使い分けるというのは正直、少し面倒に感じることがありますよね。
私も毎日の食器洗いの時に大人と同じ洗剤、スポンジで洗ってしまおうかなと思ったことが何度もあります。
洗浄するという目的は普通の食器洗剤でも同じですよね。
私は実際に大人と同じ食器洗剤で洗った経験もあります。
洗った際には洗剤残りがないよう念には念を入れてすすぎました。
哺乳瓶は大人と同じ洗剤で洗えますが、普通の食器洗剤には化学合成成分が含まれているため、すすぎには十分に注意して使用しましょう。
哺乳瓶用洗剤はいらない?普通の食器洗剤との違い
大人と同じ洗剤で洗えるということは、哺乳瓶用の洗剤はいらないのではと思われますよね。
大人と一緒の洗剤でも良いのですが、普通の食器洗剤は赤ちゃんにとって成分が強いため、赤ちゃんが小さい間は哺乳瓶用洗剤を使用することをおすすめします。
哺乳瓶用の洗剤が良いというけれど、普通の洗剤とどう違うの?
普通の洗剤と哺乳瓶用の洗剤の成分を商品ごとにまとめてみましたので、チェックしていきましょう。
含まれている成分を比較すると違いが一目瞭然ですね。
普通の食器洗剤は界面活性剤が30%程あるのに対し、哺乳瓶用の洗剤は10%前後とかなり差があることがわかります。
普通の食器洗剤を使用してすすぎ残しがあってしまうと、やはり心配になりますよね。
哺乳瓶の専用洗剤は食品用原料成分のものや、化学合成成分を使用していないものが多いです。
私も化学合成成分などが赤ちゃんの口に入るのは心配です。
そこで、哺乳瓶の洗浄の際はできるだけ哺乳瓶用の洗剤を使用しています。
普通の洗剤に比べて、すすぎの時のヌルつきが少ないのでスッキリすすげるなと感じています。
ある程度赤ちゃんが成長するまでは哺乳瓶用の洗剤はあった方が安心ですよ。
いつから大人と同じ洗剤で良いかは離乳食期ごろ
大人と同じ洗剤で哺乳瓶を洗いたいと思われる場合は、離乳食期ごろからがおすすめです。
離乳食が始まると赤ちゃん用の食器が増えると思います。
離乳食で使った食器は大人のものと一緒に洗う方が多いのではないでしょうか。
離乳食を始めたタイミングで哺乳瓶も大人と同じ洗剤に切り替えると良いのではないかと思います。
我が家でも離乳食で使ったお椀などは、大人用と一緒に洗っていました。
哺乳瓶はいまだに哺乳瓶用を使っていますが、あまり意味がないよなと思いながら洗っています(笑)
ただし、生後6ヶ月頃になり大人と同じ洗剤で洗うようになっても、すすぎ残しだけは注意が必要です。
あなたも洗剤を切り替えた際はご注意下さいね。
洗った後はレンジ消毒や煮沸消毒しよう
哺乳瓶は洗った後に消毒するのがおすすめです。
特に新生児の頃はまだ免疫なども未熟なので、口に入れるものには気を遣ってあげたいですよね。
消毒をすることで細菌やウイルスなどの感染から赤ちゃんを守ることができます。
特にミルクは栄養たっぷりなので、雑菌が繁殖しやすいです。
ミルクが残らないように洗浄し、消毒をすることで菌の数を減らし感染力を奪うことができます。
細菌を繁殖させないために、消毒後の乾燥も重要になりますよ。
哺乳瓶を消毒する方法は主に以下の3つです。
- 薬剤つけおき消毒
- レンジで消毒
- 煮沸消毒
簡単にひとつずつ方法をチェックしていきましょう。
薬剤でのつけおき消毒は意外とお手軽
まずは専用の薬剤を使ったつけおき消毒の方法です。
薬剤でのつけおき消毒は思っていたよりもお手軽に消毒できます。
- Step1哺乳瓶や消毒したいものが入る大きさの容器を準備する
- Step2薬液を作る(分量は使用する薬剤のパッケージに沿って作る)
- Step3しっかりと洗浄した哺乳瓶などをつける
- Step41時間以上つけておく
どのメーカーも1時間程つけておくことで消毒が完了するとのことです。
液体タイプや錠剤タイプがあるので、ライフスタイルに合わせて使用するといいですね。
薬液は24時間有効なので、1日に何度も薬液を作らないといけないということはありません。
デメリットとしては、一度の消毒に時間がかかるというところです。
私は子供がまだ新生児の時に、薬剤でのつけおき消毒をしたことがあります。
その時はしっかりとパッケージを読まず一度消毒した後に、薬液を捨ててしまっていました。
そのため、面倒だなぁと感じていましたが、24時間有効であると知って意外と手軽だったんだなと後になって感じました。
新生児期などは家にいる時間が長く、1日に1度消毒液を作っておけばいいので手軽ですね。
レンジ消毒は時短したい方におすすめ
次にレンジ消毒について確認していきましょう。
レンジ消毒はレンジでチンするだけなのでとても短い時間で消毒することができます。
- Step1レンジ消毒専用容器に哺乳瓶など消毒したいものを入れる
- Step2給水口などに水を入れる
- Step3そのままふたをして電子レンジで指定の時間、加熱する(3~5分程)
レンジ消毒であればどのメーカーのものも3分から5分の加熱で消毒できるとのことでした。
つけおきに比べるととても短い時間で消毒完了できるので、哺乳瓶の本数が少ないという方にはおすすめです。
消毒すべき時期、哺乳瓶を使用する時期が過ぎてもスチーム調理器具として使えるものもあるので、長く使えるという点でもおすすめできます。
私はスチーム調理器具として使えるということを知らなかったので、ひとつ買っておけばよかったと後悔しています。
ただし、電子レンジ加熱後はとても熱くなるので、やけどには注意が必要です。
電子レンジと水さえあればどこでも消毒できるので、旅行や帰省時にも役に立ちますね。
煮沸消毒は家にあるもので出来るからコスパ良し
最後は煮沸消毒についてチェックしていきましょう。
煮沸消毒は家にあるものでできるため、コストパフォーマンスは一番良いです。
- Step1哺乳瓶などが入る大きさのお鍋を用意する
- Step2消毒するものがつかる位の水を入れる
- Step3火にかけ、沸騰させる
- Step4沸騰したら消毒するものを入れて5分程煮て完了
家にあるもので消毒できるため、新たに消毒用品を購入したりなどの手間がありません。
消毒用品購入の費用などもかからないので、一番コストパフォーマンスが良いと言えます。
しかし、私が実際に行ってきて感じたのですが、毎回お湯を沸かして消毒するのは少し大変でした。
徐々に3、4本まとめて煮沸消毒するようになっていました。
授乳が終わったら、とりあえず哺乳瓶を水につけておいて、少し時間が出来た時に洗浄して煮沸するというサイクルで消毒していました。
哺乳瓶の本数が多い方、できるだけコスパ良く消毒をしたい方におすすめの方法です。
哺乳瓶用洗剤のおすすめ5つ!買うならこれ!
哺乳瓶用洗剤も色々とありますが、結局どれが良いのか迷いますよね。
成分などを調べた上では、アラウベビーかフロッシュベビーが一番おすすめです。
様々な洗剤を調査した中で、おすすめできると思う洗剤を5つご紹介していきます。
素早い泡切れのアラウベビーの泡ほ乳びん食器洗い
化学合成成分が含まれておらず、着色料や保存料も無添加なので、赤ちゃんの口に入れるものに安心して使うことができます。
植物エキスが含まれていて、手肌をいたわる配慮がされているのも嬉しいですね。
100%食品用原料のピジョンの哺乳びん洗い
食品用原料成分100%で赤ちゃんの口に入る哺乳瓶などをはじめ、おしゃぶりなどへの使用も安心してできます。
泡立ちがひかえめなので、泡切れも早いですよ。
我が家ではこちらを使用しています。サッとすすいだだけでもヌルつきがなくなるので、さっぱりした洗剤だと感じています。
植物性成分でできている洗剤ミルトン
ミルトンといえば、私は消毒用品というイメージで、洗剤があることは知りませんでした。
赤ちゃん用品の消毒グッズの大手メーカーが作っている洗剤なので、安心感も高いのではないでしょうか。
天然ヤシ油由来成分のコンビの哺乳びん野菜洗い
こちらも無着色、無香料、リンは無配合で赤ちゃんにやさしい成分で作られています。
天然ヤシ油由来の成分が配合されていて、手肌にもやさしい洗剤です。
手肌にもやさしいフロッシュのほ乳びん食器洗い
ノンアルコールな上に液性が弱酸性なので、今までご紹介してきた洗剤の中で一番手肌にやさしいのではないかと考えます。
私はフロッシュに赤ちゃん用の洗剤があるということを知りませんでした。
成分的にもかなりやさしいので、手が荒れやすい私はすぐに購入しに行こうと思います。
大人と同じ洗剤ならジョイやヤシノミ洗剤どれがいい?
使い分けるのは面倒だから大人と同じ洗剤ならどれがいいの?
私が調査した中でのおすすめはヤシノミ洗剤かフロッシュの2択です。
ジョイやキュキュットと比べるとフロッシュやヤシノミ洗剤は配合されている成分が植物由来です。
着色料や香料などもほぼ使用されていないという点、成分がかなりやさしいという点が私のおすすめするポイントになっています。
洗浄力についてはジョイやキュキュットの方が少量でしっかり洗浄してくれると思います。
CMでも言われている通り、油汚れもサッと落ちるので、その点に関してはとても魅力的ですよね。
ただ、赤ちゃん用品にも使用するという点では、フロッシュやヤシノミ洗剤の方が成分がやさしいので安心ですね。
我が家の三男はもう哺乳瓶を使わなくなりますが、離乳食や上の子達の食器などもあるので、こちらの洗剤を変えて大人と同じものを使おうと考えています。
ヤシノミやフロッシュは洗浄成分の濃度も高くなく、手肌へのやさしさと洗浄力のバランスが良いので、赤ちゃん用品も一緒に洗えるのではと感じています。
まとめ
- 哺乳瓶を洗う時に大人と同じ洗剤を使っても良いが、しっかりとすすぐということに注意が必要
- 普通の食器洗剤は赤ちゃんにとって刺激が強すぎるため、できれば哺乳瓶用の洗剤を使うことがおすすめ
- もし、哺乳瓶洗浄で大人と同じ洗剤を使いたい場合は、離乳食期ごろからがおすすめ
- 哺乳瓶を洗った後は消毒するのがおすすめで、薬剤でのつけ置きやレンジ消毒、煮沸消毒などをライフスタイルに併せて行うと良い
- 哺乳瓶用の洗剤でのおすすめは、成分がかなりやさしい「アラウベビー」か「フロッシュベビー」
- 大人と同じ洗剤を使うなら「ヤシノミ洗剤」か「フロッシュ」が成分も手肌や赤ちゃんにやさしいのでおすすめ
結論、大人と同じ洗剤は哺乳瓶洗浄に使えないことはないですが、すすぎには細心の注意を払いましょう。
すすぎをしっかりと行って、洗剤の成分を残さないようにするというところが大事です。
できれば、離乳食が始まるまでは哺乳瓶用洗剤を使う方がおすすめです。
私もたまに食器洗剤で哺乳瓶を洗ったりしていましたが、すすぎ残しが心配なので、もう少し別で洗おうかなと思います。
そして徐々に大人と同じ洗剤に切り替えていこうと思っています。
哺乳瓶などは底まで手が届きにくく、しっかりとすすげているか不安になる時があるので、専用の洗剤や成分がやさしい洗剤を使っていると安心ですよね。
あなたももし大人と同じ洗剤を使う際は、成分がやさしいものを選んでみてください。
哺乳瓶を使う時期はとても短いので、できるだけ心配をなくして楽しい授乳ライフを送ってくださいね。
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