ハイチェアで足がつかないときは、足置きを置いたり、足置きに高さを加えることで対策できます。
お子さんが食事に集中してくれずに悩んでいませんか?
足がつかない状態で座ると、食事に集中できない、噛む力が弱くなる、姿勢が悪くなるというデメリットがあります。
私は娘が食事に集中してくれず悩んでいた時に、友人から「ハイチェアに座るときに足がつかないなら対策をしてみたら?」とアドバイスをもらい、実践してみました。
簡単な対策をするだけで足がつくようになり、私の娘は食事に集中できる時間が伸び、姿勢が良くなりました。
今回は食事中に足がつかない場合のデメリットと、その対策を紹介します。
ハイチェアで足がつくよう環境を整えて楽しい食事時間を手に入れましょう♪
ハイチェアで足がつかない場合は対策が必要!
「離乳食をなかなか食べてくれない」「噛まずに丸呑みしてしまう」「足をバタバタさせて集中してくれない」と悩んでいませんか?
その原因は足がつかないことが原因かもしれません。
食事中、ハイチェアを使用しているご家庭も多いですよね。
座面がダイニングテーブルの高さに合わせて作られているため、離乳食期の赤ちゃんの足は床につかず宙に浮いてしまいます。
ハイチェアを使用するときは足がつくように対策をしましょう。
我が家は子どもが2人いて、ハイチェアを使用していますが、足がつくようにそれぞれの子どもに合わせて対策をしています。
足がつかない状態で座ると以下のようなデメリットがあります。
- 集中力がなくなる
- 噛む力が弱くなる
- 姿勢が悪くなる
この3つのデメリットを詳しく説明していきます。
足がつかない状態だと集中力がなくなる
足がつかない状態だと足をぶらぶらしたくなるのが子どもです。
足がぶらぶらしていると、足に意識が向いてしまい、食事に集中できません。
私もカフェのカウンター席の高い椅子は苦手です。足がぶらぶらしてしまい落ち着かないからです。
大人でも高い椅子に座ると足がつかず不安定で落ち着かないので、子どもならなおさらです。
足がしっかりとついていることが、目の前の食事に集中できる第一歩になります。
未就学児から小学校低学年の子どもが集中できる時間は一般的に「年齢×1分」または「年齢+1分」と言われています。
「え!?0歳だったら1分しか持たないの!?」と驚きますよね。
そうなのです。そもそも子どもは集中できなくて当たり前です。
だからこそ、できるだけ食事に集中できるような環境づくりが大切になります。
噛む力が弱くなり歯並びにも影響する
足が不安定だと踏ん張ることができず、あごに力が入りづらくなります。
足がしっかりとついているとあごにも力が入り、噛む力や回数がアップします。
噛む力がアップしたくさん噛むことで、あごの発達が促され、歯並びにも良い影響が与えられます。
私の娘も離乳食期は、噛まずに丸呑みしてしまうことが多く悩んでいました。
現在は離乳食を卒業し、上手に噛むことができるようになりましたが、当時はとても悩んでいたので、あの時に知りたかったなと思います。
幼いころからの噛む力がその後の成長にも影響するので、ぜひ周りのママ友にも教えたい情報ですね!
踏ん張ることができず姿勢が悪くなる
足がついていないと、踏ん張ることができないので背筋が丸くなったり、背もたれに寄りかかってしまい、姿勢が崩れます。
足をつけて座ると、足裏で踏ん張ることができるので、背筋が伸びて良い姿勢で座ることができます。
小さいころから正しいし姿勢の習慣を身に付けたいですね。
また姿勢が崩れていると、誤飲の危険性が高くなります。
良い姿勢で座ることは安全面の観点からも大事なことなのです。
私の息子も、月齢が小さいころ背もたれに寄りかかる姿勢になりがちで、食べ物が意図せず喉にいってむせてしまい、ヒヤッとしたことが何度かあります。
長く使えるおすすめハイチェア3選♪
足がついた方がいいことは分かったけど、それじゃあどんなハイチェアを選べばいいの?
私も子どものハイチェア購入を検討したときに、たくさん種類があってとても悩みました。
ハイチェアは値段が高く、なかなか購入に踏み切れない方もいますよね。
ハイチェアの中には、赤ちゃんから大人になるまで長い期間使用できる商品があります。
大人になるまで使えるなら、多少値段が高くてもコストパフォーマンスは悪くありません。
また、長期間使える設計のハイチェアは足置きの板が設けられているものが多く、その高さを成長に合わせて変更できるため、足をつけて座ることが可能になります。
ここでは長期間使用できて、座面や足置きが細かく調節できるおすすめのハイチェアを3つ紹介します。
オシャレなStokkeトリップトラップ
オシャレなハイチェアの代名詞といえば「Stokkeトリップトラップ」です!!
木の種類や豊富なカラーの中からデザインが選べます。
公式サイトによるとその数はなんと16種類ありました。
あなたのご家庭のインテリアに合った色がきっと見つかるはずです。
もちろん、座板と足のせ板の奥行きと高さが調節可能です。
新生児から使える「ニューボーンセット」や、6ヶ月から使える「ベビーセット」があり、アクセサリーを購入することで長期間使用できます。
頑丈な構成なので、136㎏までの大人も使用可能です!
私も息子とカフェに行った際、トリップトラップを使用したことがありますが、オシャレな椅子は座るだけでテンションが上がりますね♪
息子も機嫌よく座ってくれて、素敵なカフェタイムを過ごせました。
トリップトラップについてはこちらの記事でも詳しく説明されていますので、ぜひご覧ください。
高さ調節が簡単なビヨンドジュニアハイチェア
ビヨンドジュニアハイチェアは、高さの変更がワンタッチでできます!!
多くのハイチェアでは、座面や足置き板の高さを変えるときに工具が必要になります。
工具を出してネジを緩めて…と行うのは少し面倒ですよね。
お子さんがいる家庭であれば、周囲の安全の確保もしなければなりません。
小さなお子さんは成長が著しいので、高さが合わないな…と気付いたときにすぐに調節できるのは、とても便利な機能ですよね。
他のハイチェアにはない大きなメリットです。
私は少し高さが合わないな…と思っても自分で工具を使って調節するのは大変なので、後で夫に頼んで調節してもらうことが多々あります。
耐荷重は90㎏で、大人まで長期間使用可能です。
また、クッション、ハーネス、テーブルカバーが標準装備として付属されているので、追加で購入する必要がないのもおすすめできるポイントです♪
コスパが良い大和屋すくすくチェアプラス
すくすくチェアプラスは1万円台の低価格で購入できるにもかかわらず、機能面では負けていません!!
ハイチェアの価格帯は様々ですが、先ほど紹介したハイチェアは2~3万円台なので、コスパ重視でハイチェアを選びたい方におすすめです。
すくすくチェアプラスは座面や足置き板の高さだけではなく前後の位置も調節することができます。
また、座面の前側に足がフィットするように波型になっているため、体が小さい赤ちゃんのときから、しっかりと足がつく姿勢で座ることができます。
大人も使用できますが、耐荷重は60㎏までなので、注意が必要です。
関連商品で「すくすくチェアスリムプラス」があります。
すくすくチェアスリムプラスは、横幅が6㎝小さく、ハイチェア2台を横並びで置きたいのにダイニングテーブルの幅が足りない…という悩みを解決してくれます。
我が家は子ども二人が年子なので、ハイチェアを2台使用していますが、2台並べるとやはり圧迫感があります。
コンパクトなハイチェアはお子さんが2人以上いるご家庭には嬉しいですね。
しかし、すくすくチェアスリムプラスは対象年齢が7ヶ月~10歳までとなっているので、購入の際はこちらも考慮して検討してみてください。
子供用の足置きは代用できる!カンタンな対策を紹介
すでに足置きがないハイチェアを購入してしまった!
足置き板を調節したけど微妙に足がついていないよ
そんな悩みを抱いているあなたも大丈夫。
足置きは踏み台やチェストで代用することができます。
また、高さが足りず、微妙に足がつかない場合は身近なもので足置きに高さを足して、調節できます。
簡単な対策をしてお子さんの成長にピッタリなハイチェアを作ってみましょう!
足置き板がない場合は高さのある台を置こう
足置き板がない場合は、足元に高さのある台を置いて、足置きにします。
手洗いの際に使用する踏み台や、背もたれのないチェストがおすすめです。
ただし、写真のような折り畳み式の踏み台では、指を挟む事故が報告されているため、使用する際は十分に注意が必要です。
お子さんが足で蹴ると倒れてしまうので、ある程度重さのあるしっかりとした作りのものが適しています。
また、牛乳パックで作る手作り椅子も足台として使えます。
手作りは自分の好きな高さで作成できるので、お子さんの体にジャストサイズの足置きを作れます。
我が家にも牛乳パック椅子がありますが、いろいろな使い方ができて、遊びのシーンでも大活躍しています!
こちらの記事で詳しい作り方を紹介していますので、合わせてチェックしてみてください。
足置き板に足がつかない場合は高さをプラス
特に月齢の低い赤ちゃんは既存の足置き板に足がつかない場合がありますよね。
そんな時は手作りの足置きでお子さんにピッタリの高さの足置きを作りましょう。
手作りなんてハードルが高いな…
そう感じるあなたも大丈夫、カンタンです!!
クッションなど柔らかい素材のものは足が不安定になるので、硬い素材のものが適しています。
硬い素材の手作り足置きを2種類紹介します。
①ジョイントマットを重ねて置く
赤ちゃんがいる家庭でよく目にするジョイントマットを使います。
ジョイントマットを必要な高さの枚数重ねて足置き板に置くだけです。
重ねる枚数を変えるだけでその子に合った高さになるので、成長が著しい時期でも簡単に高さを変えられます。
私の息子もこの方法で浮いていた足がしっかりとつきました。
しかし、足をバタバタさせるとジョイントマットが次第にずれてしまうので、テープやラップを巻くなどして足置き板に固定する必要がありました。
②牛乳パックを繋げる。
空の牛乳パックに畳んだ新聞紙を詰めてガムテープで蓋をします。
これを4本作り、ガムテープで繋げたら完成です。
中に畳んだ新聞紙をしっかり詰めると重さが出て、足置きとして安定します。
高さが足りなければ、さらに4本作り足して、2×4で繋げられます。
先ほど紹介した牛乳パックの足台と比べると、高さが低く、作るのもカンタンなので、既存の足置き板に高さをプラスしたい場合はこちらがおすすめです。
チェアクッションを使って理想の姿勢を目指そう
足をつけて座るための対策として、お子さんが座る位置も大切です。
座る位置をテーブルに近づけることで、足がつきやすくなります。
月齢の低い赤ちゃんは、お尻から膝までの足の長さが短いので、座面の奥行きが深いと膝が曲げられずに足が浮いてしまいます。
チェアクッションを使用することで無理な姿勢になることなく、座る位置をテーブルに近づけられます。
私の息子は座っているとだんだん左に傾いてくる癖があるのですが、チェアクッションを使用することで、安定して座れています。
このチェアクッションは、畳んだタオルや毛布を背中と背もたれの間に入れることで代用できます。
赤ちゃんを座らせてから、クッションやタオルを挟むと隙間にフィットして理想の姿勢を保ちやすくなりますよ。
足置きにあしあとマークでおしゃれに対策!
足置きに「あしあとマーク」を貼ると、足をつけて座るための対策になります。
これまでは物理的に足置きを置いたり、高さを調節して足がつくような対策を紹介してきました。
「ウチの子、それでも足をぶらぶらさせてしまう…」と悩んでいるあなたに朗報です。
この方法で、お子さんが自分で足をつけて座れるようになり、親は注意しながらの食事から解放されるかもしれません。
お子さんが足を置く場所に、同じくらいの大きさのあしあとマークを貼ります。
ズレなければ印刷した紙を置くだけでもOKです。
そして、親は「足をぶらぶらしないで」ではなく「あしあとマークに足ぺったんこしようね」と声掛けをするだけです。
すると、不思議と「あしあとマーク」と自分の足を合わせようとして、足置きと足がくっつきます。
なぜなら、一般的に、子どもは耳で聞く情報よりも、目で見る情報の方が伝わりやすいと言われているからです。
さらに「~しないで」というマイナスな指示よりも「~しようね」というプラスな指示の方が、入りやすいのです。
このことによって子ども自身に「足をマークにくっつけよう」という気持ちが芽生えて、自ら足をつけようとします。
くり返し伝えていくと、足をつけて座ることが習慣化します。
ただし、この方法はある程度言葉を理解しているお子さんが対象です。
まだ発語が無くても、大人の話すことを理解している様子があれば効果的だと言えます。
個人差がありますが、目安は1歳ころからでしょう。
赤ちゃんだけでなく、幼児さんにも効果的ですよ。
私は保育士として働いていますが、3歳児クラスを担任していたときにこの方法を実践したことがあります。
集中力がアップし、食事中に限らず絵本の読み聞かせや、保育士の話を落ち着いて話を聞けるようになりました。
まとめ
- ハイチェアで足がつかないことによるデメリットは「集中力がなくなる」「噛む力が弱くなる」「姿勢が悪くなる」の3つ。
- ハイチェアを購入する際は、座面や足置き板が細かく調節できて、子どもから大人まで長期間使用できるものがコスパが良くておすすめ。
- 足置きは代用、後付けがカンタンにできる。足置きがない場合は踏み台を置く。手作りの牛乳パック椅子もおすすめ。
- 足置きに微妙に届かない場合は、ジョイントマットや牛乳パックを置いて高さを調節すると良い。
- チェアクッションを使用することで、座る位置がテーブルに近づき、足がつきやすい姿勢になる。タオルや毛布を畳んで挟めば代用できる。
- 椅子に座っている子どもの足がぶらぶらしている時は、足置きに「あしあとマーク」を貼って対策できる。
- 言葉を理解できるようになった子どもは「あしあとマークに足ぺったんこしようね」と声掛けすると、子どもが自分で足をつけて座ろうとする。
ハイチェアに足がつかないと集中力や噛む力、姿勢が悪くなるので、対策が必要です。
座るときに足がついていることは、とても大切だということが分かりましたね。
噛む力や正しい姿勢は幼いころからの積み重ねです。
「ちゃんと食べて!」「足をぶらぶらしないで!」と注意ばかりになってしまっては食事も楽しくありません。
私も我が子や教え子が楽しい食事時間を過ごせるように、環境づくりや言葉掛けを意識していきたいと思います。
必要な対策をして、パパやママ、そしてお子さんもみんなが笑顔になれる楽しい食卓にしていきましょう♪
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