切りにくくなったハサミの捨て方を知っていますか?
不燃ごみなのか可燃ごみなのか、はたまたそのままゴミ袋なのか捨て方を迷うところです。
ハサミは刃の部分を紙で覆って中身をはっきり表記して不燃物として捨ててください。
刃先を紙で覆うことで危険な部分を保護します。
中身が何であるかをはっきり表記することで、ゴミ取集の作業員さんのケガへの配慮となるのです。
私も家に子どもが学校で使わなくなったハサミ、自分が仕事で使うハサミがたくさん保管されています。
まだ切れるような気がしたり、捨て方もよくわからないからいいやとそのままにしていることもあると思います。
刃先の観察をして切れなくなった原因を見つけてから使い続けるのか、処分するのか決めてみましょう。
切れなくなったハサミの捨て方と研ぎ方を知ろう
ハサミをそのままゴミ袋に入れて捨てるのは危険です。
ナイロン袋からハサミの先が出てきて思わぬケガにつながることが考えられます。
家庭にあるもので簡単にそろう道具を使った安全なハサミの捨て方について紹介していきます。
切れなくなったハサミを安全に処分する手順
ハサミを捨てるのに必要な道具を紹介します。
- 厚紙(牛乳パック程度の厚み)
- ガムテープ
- マジック
厚紙は刃を覆うことが出来る大きさで、厚みは刃が紙を突き破らない硬さがよいです。
牛乳パックなら家庭で簡単に準備が出来てちょうど良い厚みがありますよ。
刃の部分を厚紙で覆い、ガムテープで厚紙が抜けないように止めます。
マジックで厚紙に「きけん」や「ハサミ」など中身が分かるようにしっかり明記しておきましょう。
はっきり見て分かるようにすることで作業員さんへのケガの危険がなくなります。
後はお住いの市役所などのホームページを必ず参考にしてルールに従って処分してください。
まだ使えるかも!?ハサミの研ぎ方を知って長く使おう
ハサミの捨て方も大切ですが、せっかく買ったら長く愛用したいですよね。
研ぎ方を知っておくことで長持ちさせて大切に使いましょう。
ハサミを研ぐのに必要な道具を紹介します。
- 砥石(といし)
- 水
- 液状の研磨剤
- 雑巾
ハサミは2枚の刃をすり合わせることで、対象物をカットする仕組みとなっています。
ハサミの刃の部分にある角度が付いた「小刃(こば)」と呼ばれる刃の表側のみを研ぐようにしましょう。
砥石(といし)は包丁がとげるものなら何でも大丈夫です。
砥石(といし)は使う前に2分ほど水の中に沈めておきましょう。
初めに液状の研磨剤でハサミのサビを取ります。
次にハサミをしっかりと開いて濡れた砥石(といし)の上でハサミの小刀の部分を研ぐ。
砥石(といし)の上で押すときと引くときの力加減が同じになるように注意して研ぎましょう。
ハサミの切れ味を確認したらおしまいです。
この砥石(といし)の上での力加減はハサミに限らず、包丁でも同じように研ぎます。
自分で研いだことがあるのですが力加減が難しく、何度もひっくり返して調整したことがあります。
経験した事ある人や得意な人を見つけるのも大切です。
ハサミの切れ味を復活させる応急処置の方法
砥石(といし)を使ってまでのお手入れは難しいと感じる方もいるでしょう。
私も同じで、ハサミはよく使いますが砥石(といし)でメンテナンスはハードルが高いと思います。
しかも砥石(といし)を持っていませんし手軽とい感じもしませんね。
私が実際にやっている簡単なハサミの切れ味の復活方法を応急処置として紹介します。
小刃が摩擦などで傷ついた時がハサミを研ぐタイミングよ
紙やすりを使ってハサミの切れ味を復活させよう
100円ショップでも簡単に手に入る紙やすりを使ってみましょう。
紙やすりはハサミの刃がかけた部分の修正が出来ます。
ハサミの小刃の部分を紙やすりでこすります。
紙やすりはなるべく目の細かいタイプのものを使いましょう。
私は紙やすりが家になかったのでネイル用のやすりをつかって研磨したことがあります。
表面の汚れも取れて切れ味も少し復活したと感じました。
アルミホイルを使ってハサミの切れ味を復活させよう
アルミホイルなら家庭にあって手軽に挑戦できる応急処置ですね。
アルミホイルに含まれるアルミニウムが摩擦熱によって溶けてハサミの欠けた部分にくっつくことで切れ味が復活します。
初めにアルミホイルをくしゃくしゃにしてしわをたくさんつくります。
次にくしゃくしゃのアルミホイルを10回程度、ハサミで切ってください。
この方法は準備も簡単なので私もよく応急処置に使います。
アルミホイルをシャカシャカと切っていく感触が気持ちいですよ。
ハサミについたベタベタをスッキリする取り方3選
セロテープや粘着力のあるものを切ってしまうとハサミはだんだんと刃先がベタベタしてきます。
これも切れ味が悪くなる原因の一つですね。
身近にあるものでベタベタが解消される方法を紹介します。
消しゴムでハサミのベタベタをこする
同じ文房具なのでハサミと消しゴムを一緒に保管している方も多いのではないでしょうか。
ハサミのベタベタ部分を消しゴムで丁寧にこすると消しゴムのカスと一緒にベタベタした汚れも取り除くことができます。
この時にハサミの小刃の部分ギリギリで消しゴムをこすってしまうと、消しゴムに切れ目が付いてしまいます。
切れ目が付いてしまうと消しゴムが使いにくくなるので、こする場所に注意しながらベタベタ除去しましょう。
私はベタベタを取ることに集中してしまって、消しゴムによく切れ目がついてしまいます。
消しゴムに切れ目がついていると使っている途中にボロボロと欠けていくのが嫌で注意しながらこするようにしています。
「切れにくいな」と感じたときにすぐに実行できる方法だね
油分を多く含むクリームをハサミに塗る
油分を多く含むクリームをハサミのベタベタ部分に塗って拭きあげることでベタベタを取ります。
ハンドクリームや日焼け止め、サラダ油がおススメです。
ベタベタのある部分に薄く塗りこむようにしてからティッシュなどで拭きあげてください。
油分を拭きあげるのと一緒にハサミのベタつきも除去できますよ。
私のカバンの中にはハンドクリームと日焼け止めが常備してあるのでさっそく試してみました。
油分が含まれているので、潤滑剤の効果もあってかスムーズにハサミが動くようになりますよ。
ベタベタも取れてハサミの動きもよくなるのは一石二鳥です。
持ち手にクリームが残ると使いづらいのでしっかり拭き取りましょう。
アルコールでベタつきを拭き取る
除光液やアルコールが含まれているウエットシートで拭き上げます。
除光液は臭いがきついのでウエットシートの方が手軽で簡単かもしれませんね。
ベタベタ部分が広がらないようにゆっくりと拭き取ることをおススメします。
アルコールが含まれていればいいので、お酒でもOKです
ハサミの持ち手は汚れが付きやすいのでアルコールを使うことで除菌も一緒に出来ていいですね。
私はシール剥がし液が見つからない時によくアルコールや除光液を使います。
ハサミのベタベタにも手軽に応用できますね。
家にあるものでハサミのサビ取りをする方法
使っていくうちにハサミの刃の部分についていくサビもメンテナンスしましょう。
サビはお酢やクエン酸水や重曹水を使って落とします。
お酢やクエン酸水に浸けることでサビの成分である鉄イオンと酸素を分解します。
レモン汁も酸だから使えるわよ
5分程度、浸してから布で擦るとサビがキレイに取れます。
また、研磨剤で擦る事でもサビを取ることが出来ます。
車のメンテナンスで使うコンパウンドがおススメです。
我が家のキッチンバサミも水回りで使うのでサビが気になり、サビ取りに挑戦してみました。
部分的に気になったのでキッチンペーパを巻いてお酢を浸しました。
5分後に巻いていたキッチンペーパーでサビの部分を拭いて新しいキッチンペーパで拭き上げました。
手軽にサビ取りが完了できました。刃先にサビが付くと切れ味が落ちる原因にもなるのでこまめなメンテナンスは大切です。
初めてのハサミ練習に挑戦!無料プリントで楽しもう
大人がハサミを使う様子を見てお子さんも真似してみたいと手を伸ばそうとしませんか?
手先が器用になってくる2歳頃からハサミの使い方を練習してみましょう。
無料の練習プリントを使ってハサミ遊びを楽しむのをおススメします。
練習と言っても小さな子どもですから遊ぶことで使い方を覚えていきます。
出来るようになると嬉しくて何度も繰り返してやってみたくなります。
ちびむすドリル
ちびむすドリルは年齢別で季節に応じたハサミ遊びの無料プリントのサイトです。
私も子どもの遊びに使いますがたくさんのバリエーションがあるので大人でもどれにしようかな?と迷うほどです。
イラストがかわいくてとっても使いやすいので参考にしてみてください。
ハサミを使う時は必ず大人がそばについて見守りましょうね
まとめ
- ハサミを捨てるときは厚紙で覆って中身を明記して不燃物として出す
- ハサミを研ぐときは小刃の表側だけを研ぐ
- 紙やすりやアルミホイルを使うと切れ味が復活の応急処置となる
- ハサミのベタベタは消しゴムや油分の多いクリーム、アルコールで除去できる
- ハサミのサビ取りには酸性の液体か研磨剤を使う
- ハサミの練習には無料プリントで大人と一緒に繰り返し楽しむとよい
ハサミには種類があって、その用途以外の使用を避けることや定期的なメンテナンスをすることで長く使えます。
せっかく買ったものだから丁寧に使ってあげることはとても大切ですね。
ですが使わなくなったものをいつまでも保管しておくのも家の中が片付きません。
捨て方を知ってマナーを持って処分することでスッキリ気持ちよく暮らせるといいですね。
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