結論から言って、基本的に新生児の服には柔軟剤はいらないです。
初めての育児は様々なことに敏感になりますよね。
例えばお洗濯も、この洗剤でいいのか、柔軟剤は使うべきかなど疑問はたくさんです。
新生児の衣類には柔軟剤はいらないと聞いたけど、それはなぜか?
柔軟剤には様々な成分が使われていて、それが新生児への刺激になってしまうことがあるからです。
私も子供の肌トラブルはできるだけ避けてあげたいので、柔軟剤はいらないかなと思い使わないようにしています。
大人用の柔軟剤は刺激性のある成分が含まれていることもあるので、新生児にはいらないです。
どうしても肌触りを良くしたい時に使用するなら、ベビー用をおすすめします♪
調査した中で3児のママの私がおすすめできる柔軟剤を、厳選して3つ紹介していくので必見です。
新生児の衣類に柔軟剤がいらない理由をチェック
新生児の衣類を洗濯する時は、基本的に柔軟剤は使わないほうが良いです。
柔軟剤を使用すると衣類の肌ざわりがなめらかになるので、洗濯する度に使用したほうが良いのかなと思いますよね。
あなたが柔軟剤を使用する目的としては以下のようなことがあるのではないでしょうか。
- 衣類を柔らかく仕上げたい
- いい香りの衣類にしたい
- 静電気などを防ぎたい
これらの効果は配合されてある香料や界面活性剤のおかげです。
しかし、衣類を柔らかくする代わりに通常の洗剤よりも刺激が強いため、まだまだ肌の弱い新生児などは肌荒れを起こしてしまう可能性があるということです。
そのため、新生児の衣類への柔軟剤使用はおすすめしません。
大人と一緒の柔軟剤は肌トラブルの可能性あり
大人用の柔軟剤には新生児の肌への刺激が強いものが含まれているので注意が必要です。
実は、柔軟剤には陽イオン界面活性剤というものが配合されているものがほとんどです。
陽イオン界面活性剤は繊維などに吸着して表面をコーディングし、肌触りをなめらかにしたり、静電気を防止します。
この陽イオン界面活性剤にもさまざまな種類がありますが、「エステル型ジアルキルアンモニウム塩」という名称を私はよく見かけます。
我が家の柔軟剤にも記載されていましたし、他のメーカーの柔軟剤を見ても記載がありました。
よく見かける「エステル型ジアルキルアンモニウム塩」は比較的、柔軟効果が高いと言われています。
だからよくこの名称を見かけるんだね!
陽イオン界面活性剤は「カチオン界面活性剤」とも呼ばれています。
日本界面活性剤工業会によると、カチオン界面活性剤の中には殺菌剤に使用されているものもあるとのことです。
(前略)第4級アンモニウム塩型に分類され、繊維の柔軟剤、へアリンス基剤や殺菌剤として第4級アンモニウム塩型が広く使用されています。(後略)
日本界面活性剤工業会
子どもの肌の表皮は大人の半分ほどしかありません。
そのためバリア機能が弱く、外部のちょっとした刺激にもとても敏感です。
殺菌剤にも使われているような種類の成分が入っていると、それが刺激となって肌トラブルを起こしてしまう可能性があるということです。
実際に我が子も柔軟剤や洗剤の影響で肌トラブルが起きたことがあります。
思っているほど子どもの肌は強くないんだなと感じた出来事でした。
柔軟剤のにおいは赤ちゃんにとって刺激が強い
大人用の柔軟剤は先ほどお伝えした界面活性剤の他にも「合成香料」などが含まれていることがよくあります。
衣類をいい香りにするために含まれているのですが、あまりに香りがきつすぎると赤ちゃんにとってはとても刺激が強いものとなってしまうのです。
(前略)嗅覚に関して赤ちゃんは、大人よりも敏感。ママのにおいや、おっぱいのにおいをきちんとかぎ分けます。(後略)
たまひよ
子育て情報を発信している「たまひよ」でも上記のように言われていて、まだ視力が未発達の赤ちゃんは嗅覚を頼りにママを認識していることがわかりますね。
そんな発達段階で科学的に作られた合成香料のにおいや、きつすぎるにおいを嗅ぐのは赤ちゃんにとってはかなりの刺激だと思います。
私は子どもが生まれる前までは、できるだけいい香りの服を着たいと思い、柔軟剤などをしっかりめに使っていました。
子どもが生まれてからは香りにも気を使うようになり、大人用の衣類も微香料のものや赤ちゃんと同じものを使うようになりました。
最近では私も合成香料などに敏感になったのか、洗剤や柔軟剤を使う時に鼻水が出るなど体への影響があるので、出来るだけ赤ちゃん用を使っています。
赤ちゃんのためにも界面活性剤だけでなく、香料などにも気を配っていきたいですね。
赤ちゃんの服はいつまで大人用と分けて洗う?
赤ちゃんの服はできれば3歳頃まで大人用と分けて洗う方が良いです。
赤ちゃんの肌は大人の半分ほどの厚さだというお話をしましたね。
新生児の頃は分けて洗濯するつもりだけど、いつまで分けて洗うのがいいの?
こんな風に思うこともあると思います。私もいつまでも分けて洗うのは正直めんどうだなと思うことが多々あります。
洗濯用洗剤や柔軟剤の「アラウ」を販売しているサラヤは3歳頃まで別洗いすることを勧めています。
「1ヶ月を過ぎたら一緒に洗ってもOK」や「満1歳を過ぎたら大人と一緒に洗濯してもOK」という情報もありました。
しかし、子どもの肌は3歳頃までは未熟なので、別で洗ってあげたほうが肌への負担も少なくおすすめです。
実際に我が家の次男が1歳半頃に、洗濯物を分けるのが面倒になり一緒に洗ったことがあります。
大人用の洗剤、柔軟剤を使用して洗ったのですが、次男のお腹や背中に湿疹ができてしまい、とても後悔した経験があります。
この経験から、子どものものは子ども用の洗剤のみで洗うようになりました。
それからは目立った肌荒れは起こしていないので、1歳の三男の肌がある程度強くなるまでは別洗いにするつもりです。
あなたもお子さんの肌の状態を見ながら3歳頃を目安に、大人のものと一緒に洗うのか、別で洗うのか判断していくと良いですよ。
柔軟剤が必要な時はベビー用がおすすめ
どうしても衣類のゴワつきなどが気になる場合はベビー用の柔軟剤を使うことをおすすめします。
先ほどお話したように、大人用の柔軟剤には刺激の強い界面活性剤が使われていることがほとんどです。
そのため、柔軟剤を使用せずに洗濯を繰り返すとどうしてもタオルや衣類がゴワついてくることがあるかと思います。
ゴワついたタオルなどを赤ちゃんの肌に当てるのは肌が傷つきそうですよね。
色々と調査すると、ゴワついた衣類やタオルを使うほうが赤ちゃんの肌には良くないという内容も見ました。
我が家は基本的に洗剤しか使っていないですが、衣類は意外と洗剤のみでもふんわりとした肌触りになっています。
確かにタオルなどは少しゴワついてるかなと感じることがあるので、そんな時は赤ちゃん用の柔軟剤を使用しています。
日常的に使うのではなく、3回から4回に1度の頻度で柔軟剤を使用するとちょうど良いなと感じています。
柔軟剤を使用する際は、ベビー用の柔軟剤がお肌への負担も少なく、おすすめですよ。
新生児にも使えるおすすめの柔軟剤3選
最後に新生児からでも使えるおすすめの柔軟剤をご紹介していきます。
私の一番のおすすめは「アラウベビー」の柔軟剤です。
どれもネットや店舗で購入できるので、気になったものをぜひ試してみてください。
今回、ベビーファーファも候補にあったのですが、なんと販売終了していたので、それ以外の3つを紹介していきます。
アラウベビー衣類のなめらか仕上げは1番のおすすめ
こちらは「アラウベビー」の「衣類のなめらか仕上げ」という柔軟剤です。
成分には界面活性剤は使われていないので、安心して使うことができます。
クエン酸の力ですすぎ残しを防いで、黄ばみや変色なども抑えてくれます。
「アラウベビー」の洗たくせっけんと併せて使うことで、吸水性もアップするので、汗かきな赤ちゃんにはおすすめです。
合成香料なども使われていないですが、ラベンダーの精油が配合されているので、さわやかな香りがします。
我が家では同じ香りの洗たくせっけんで洗濯した後も、室内に干すと部屋中にさわやかな香りが広がるので気に入っています。
クエン酸が入っているので、洗濯槽のカビ予防にもなりますよ。
赤ちゃん用品で有名なピジョンのベビーソフター
続いてはピジョンの「ベビーソフター」です。
天然の植物由来の柔軟剤成分を使用していて、石油系の合成界面活性剤は使われていないので安心です。
衣類の吸水性を妨げにくく、ふわふわで気持ちよさが長続きする柔軟剤です。
0ヶ月から使える柔軟剤として、赤ちゃん用品で有名なピジョンが販売しています。
皮膚科医による皮膚刺激性テストが実施されているので安心ですね。(全ての方に肌トラブルが起きないというわけではない)
我が家では洗濯洗剤の「ピュア」は使ったことがありましたが、柔軟剤は使用したことはありませんでした。
ひだまりフラワーの香りが気になることと、黄色のパッケージが可愛いので、私も今度使ってみようと思います。
ラコルベイユのオーガニック柔軟剤の界面活性剤は優しい
最後はラ・コルベイユの柔軟剤です。私はこの柔軟剤を今回初めて知りました。
肌にやさしい成分でできていて、香料もスキンケア用品に使われているようなレベルのものなので安心して使えますね。
使用されている界面活性剤も「アミド型」と呼ばれるもので、よく見かける「エステル型」に比べると低刺激で肌に優しいものです。
香りも配慮されているので、強い香りが苦手な方や香りに敏感な方にもおすすめです。
ローズマリーエキスや茶エキスなどオーガニック成分が配合されています。
一般的に見かける柔軟剤に比べるとお値段は少し高価ですが、私も子ども用に購入してみようと思います。
数回に1度の頻度での柔軟剤の使用であれば、すぐに使い切ってしまうことはないかなと思うので試してみる価値ありですね。
まとめ
- 新生児の衣類には柔軟剤は基本的にいらない
- 大人用の柔軟剤にはエステル型の界面活性剤が含まれているものが多く、肌への刺激となり肌トラブルを起こす可能性がある
- 柔軟剤に含まれる合成香料でも体への影響を及ぼすことがある
- 強く香りが付くものはとても敏感な嗅覚をもつ赤ちゃんに強い刺激となる
- 3歳頃までは肌が未熟なので、大人用と洗濯物を分けるほうが望ましい
- どうしてもタオルや衣類のゴワつきが気になるときは、ベビー用の柔軟剤を使うのがおすすめ
- 新生児からでも使える柔軟剤の一番のおすすめは、成分もシンプルな「アラウベビー」の「衣類のなめらか仕上げ」
- ラ・コルベイユの柔軟剤はオーガニック成分が配合されていて、肌にやさしい成分で作られているので試してみる価値あり
新生児の衣類には基本的に、柔軟剤は使用しないほうがよいということをお伝えしてきました。
赤ちゃん用の洗剤のみで洗うほうが肌への心配も少なく、衣類の吸水性も落ちないです。
新生児は特に自分でかいた汗が刺激となって肌トラブルを起こしてしまうことがあるので、吸水性を落とさないのは大事です。
敏感な子どもの肌には大人以上に気をつかいますよね。
やわらかく仕上げるはずの柔軟剤により、逆に肌に刺激を与えてしまうというのは意外なことだったのではないでしょうか。
あまりにバリバリになったタオルなどを子どもに使う場合は、その摩擦が刺激となってしまうので、そんな時はベビー用の柔軟剤を少しだけ使ってみましょう。
我が家の三男用ガーゼや衣類は洗剤のみでもふんわりとしていますが、上の子2人のタオルが少しバリバリなので、少しだけ柔軟剤を使ってみようと思います。
柔軟剤のデメリットも知ったうえで、新生児の衣類のお洗濯に役立てていただけたら嬉しいです。
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