甘味の強いレーズンは何歳から食べさせてよいのか悩みますが、離乳食後期の9カ月頃から食べられます。
離乳食が進むと、いろいろな食品に挑戦させたいと思いますが、何歳から食べられるのか迷う食品もありますよね。
レーズンはロールパンなどに入っていることもあり、パンと一緒に子供に食べさせても大丈夫なのか私は迷った記憶があります。
レーズンは栄養価も高く、乳幼児が不足しがちな鉄分を補ってくれるので、取り入れたい食材の一つです。
ただし、離乳食で食べさせるときには注意も必要です。
レーズンを何歳から食べさせてよいのか、注意点からレーズンを選ぶときのポイントまで解説していきたいと思います。
レーズンを何歳から食べれるのかというと9カ月頃
レーズンが何歳から食べられるのか悩むと思いますが、離乳食後期に入る9カ月頃から食べられます。
レーズンって、結構甘いし、ちょっと固めだから赤ちゃんに食べさせても大丈夫なのかな?
ベネッセによると、レーズンのようなドライフルーツは繊維が多いため、離乳食初期の赤ちゃんには噛みつぶす、飲み込むといったことが難しいとされています。
赤ちゃんは噛む力も消化機能もまだ未熟な状態です。
安心して食べさせるためには、離乳食後期以降に湯戻しをしたレーズンを細かく刻んであげるのがよいでしょう。
レーズンは甘味を強く感じることもあり、早い時期から食べさせてしまうと、味の薄いものを嫌がることもあります。
甘いものを欲しがってしまい、離乳食が進まなくなってしまうと、お母さんは本当に大変ですよね。
私も離乳食の好き嫌いが出てしまったときは、どうやって食べさせようかと、とても悩みました。
実際、レーズンの甘味は強いのでしょうか。
カリフォルニア・レーズン協会によると、上白糖の甘さを1としたとき、レーズンの甘さは1.7ほどあるとのことです。
上白糖よりも少ない量でも、十分に甘さを感じるということですね。
味覚の発達途中の赤ちゃんにとっては、刺激が大きくなりますので、食べさせる量にも注意が必要です。
では、離乳食でレーズンを食べさせるとき、どのようなことに注意が必要なのか見ていきましょう。
レーズンは1日に何粒まで?食べさせ方の注意点
レーズンを離乳食で食べさせるときには、初めは1日2、3粒から湯戻しをして食べさせる必要があります。
赤ちゃんに初めての食材を食べさせるときは、アレルギーがでないか、ちゃんと食べられるか、緊張しますよね。
私もスプーンに少量乗せて、恐る恐る食べさせていました。
他の食材と同じように、レーズンも初めて食べさせるときにはアレルギーが出ないかなど注意をしなければなりません。
レーズンを食べさせるときの注意点について確認していきましょう。
初めは少しずつ試して10粒程度が目安
他の食材と同様に、レーズンも離乳食で始める場合は少量から始めてみましょう。
ぶどう自体はアレルゲン食材ではありませんが、まったくアレルギーが出ないというわけではありません。
初めて食べる食材はやはり少量で様子を見る、すぐに病院に行ける時間帯に試す、といった対応は必要ですね。
我が子は、血液検査ではアレルギー反応が出なかった食材で発疹が出てしまったこともあり、初めての食材は慎重になったほうがよいのだと実感しました。
慣れてきたら、少しずつ量を増やしていくのがよいでしょう。
離乳食後期の果物と野菜の摂取量の目安は、1食あたり30~40gと言われています。
もちろん食べるのはレーズンだけではありませんので、10粒程度を目安に考えるとよいです。
レーズン以外に野菜も食べないといけないから、
ほんの少しで十分なのね。
レーズン10粒は、生のぶどうで20g程です。1食に必要な果物、野菜の摂取量の約半分までということですね!
離乳食でレーズンを食べさせるには湯戻しが必要
離乳食でレーズンを食べさせるには、湯戻しを行なわなければなりません。
レーズンはそのままでは固く、赤ちゃんが歯ぐきで嚙みつぶすのは難しいです。
そのため、お湯で戻して柔らかくし、細かく刻んであげる必要があります。
レーズンを熱湯に浸して、10分ほど置いておけば柔らかくなります。
柔らかくなったレーズンを細かく刻んだり、ペースト状にして離乳食に使いましょう。
離乳食の支度はいろいろと手間が掛かるものも多いです。
レーズンはお湯を掛けて待つだけなので、これなら私でも簡単にできそうだと思いました。
レーズンには鉄分がたっぷり!栄養素をチェック
レーズンには、離乳食の時期から取り入れたい栄養素がたくさん入っています。
ぶどうを乾燥させて作るレーズンは、栄養素が1粒の中にぎゅっと詰まっているのです。
具体的にどのような栄養素が含まれているのか、見てみましょう。
- 食物繊維
- 鉄
- カリウム
- マグネシウム
- ポリフェノール化合部
- ぶどう糖
レーズンはこれだけ豊富な栄養素が含まれているのですね。
特に乳幼児に不足しがちと言われている鉄分が豊富です。
文部科学省の食品データベースを参考に食材に含まれる鉄分の量を比較してみました。
レーズン | 2.3mg |
生のぶどう | 0.1mg |
ほうれん草 | 2.0mg |
ひじき | 6.2mg |
鉄分が多いと言われる食材と比較してみると、ほうれん草と同じくらい鉄分が含まれているのがわかりますね。
生のぶどうと比べるとなんと20倍も多い!
鉄分不足が長く続くと、精神的な発達や運動能力の発達に悪影響が出ると言われています。
ほうれん草やレバーは赤ちゃんによっては、嫌がる子もいると思います。まさに我が子がそうでした。
レーズンであれば甘味もあるので、好んで食べられるはずですよ♪
鉄分を補うためにも、離乳食にレーズンはぜひ取り入れてみてください。
赤ちゃんが食べれるレーズンを選ぶポイント
離乳食に使うレーズンを選ぶときには、添加物に気を付ける必要があります。
赤ちゃんに食べさせるので、原材料名を見たときに、添加物が入っているものはなるべく避けたいですよね。
レーズンを含むドライフルーツの特徴として、オイルコーティングがされていることがあります。
恥ずかしながら、私は調べるまでオイルコーティングというものを知りませんでした。
やはり赤ちゃんに食べさせることを考えると、余計なものは使わず、天然の風味を味わってほしいです。
オイルコーティングされているレーズンは、原材料名をみるとぶどうの他に「植物油脂」が入っています。
植物油脂の記載があるレーズンは、オイルコーティングをされていますので避けるとよいですね。
スーパーでも買えるおすすめのレーズン3選
無添加のレーズンを、できれば手軽に購入できると嬉しいですよね。
いくら体によいものでも、簡単に購入できないものだと、私は諦めてしまいます。
スーパーで購入できるレーズンの中から、添加物が入っていないものを選びましたのでご紹介します。
コープ カリフォルニアレーズン
引用 コープ
原材料 干しぶどう
内容量 150g
価格 税抜き198円
(2023年11月現在)
コープは宅配もあるので、利用されている方もいらっしゃるかと思います。
私は宅配を利用しているのですが、毎週届けてもらうようにしておくと、注文し忘れることもなく便利ですよ♪
コープのレーズンはパッケージに、コーティングオイル不使用との記載もあるので安心ですね。
原材料も干しぶどうのみの記載なので、オイルコーティングがされていないのがわかります。
西友 レーズン オイル不使用 230g
引用 西友
原材料 干しぶどう
内容量 230g
価格 税抜き299円
(2023年11月現在)
西友には消費者テストで支持率が80%を超えたものだけを商品化するという「みなさまのお墨付き」というブランドがあります。
西友のレーズンにはオイルを使用したものと不使用のものと、どちらもあります。購入される際には、表示に気を付けてくださいね。
西友ネットスーパーも同様に、どちらのレーズンも取り扱いがありました。
TOPVALU レーズンドライフルーツ
引用 TOPVALU
原材料 レーズン
内容量 125g
価格 税抜き148円
(2023年11月現在)
トップバリュはイオンのプライベートブランドのため、よい品質の商品を低価格で提供するのが特徴です。
やはりよく購入するものは、お値段がお手頃でないと、家計の負担にもなりますよね。
トップバリュではこちらの125gのほかに、300g入りの商品もありました!
300gの商品は税抜き価格で298円でしたので、たくさん食べるご家庭には300gがおすすめですよ。(2023年11月現在)
イオンの系列のお店なら取り扱いをしているため、お近くのお店にもあるかもしれません。
トップバリュはイオンネットスーパーでも取り扱いがあるので、買い物に出かけるのが大変なときは、こちらも利用するといいですよ♪
レーズンパンも離乳食後期から食べれる
レーズンが食べられる離乳食後期になれば、レーズンパンも食べられます。
レーズンパンに入っているレーズンは比較的柔らかいものが多い理由は、洋酒漬けのレーズンを使用しているためです。
原材料名の表示を見るまで、私はパンに入っているレーズンが洋酒漬けになっているとは気付かず驚きました。
お酒に漬けてあるレーズンなんて食べたら、子供が酔っぱらったりしないの?
パンに使われる洋酒漬けのレーズンは、焼くときにアルコール分が蒸発してしまうので、酔っぱらってしまうことはないとのことです。
柔らかいとはいっても、赤ちゃんからすればレーズンは噛みづらいものです。
レーズンパンの中に入っているレーズンも、細かく刻んでから食べさせるのがおすすめですよ。
離乳食後期にもなれば、ロールパンは外側の茶色い部分も食べられます。
注意しなければならないのは、ロールパンは食パンに比べて脂肪分が多いということです。
ロールパンには食パンの倍以上の脂質が含まれていると言われています。
雪印ビーンスタークによると、赤ちゃんは脂肪に対する消化力がとても弱いとのことです。
離乳食後期であれば、ロールパン1個が目安ですが、赤ちゃんに与える量には気を付け、1cm程度に小さく切ってから食べさせるようにしましょう。
離乳食にもおすすめのレーズンパンも合わせてご紹介します。
赤ちゃんにもおすすめのレーズンパン
レーズンパンを子供に食べさせるときは、パン自体の原材料にも気を付けたいですね。
小麦粉の産地や添加物などに注目してみましょう。
レーズンだけでなく、パンにも気を付けるとなると、私は何を気にしてよいのかわからなくなってしまいます。
お店でも選びやすいように、ロールパンと食パンからおすすめをご紹介しますね。
超熟 ロールレーズン
離乳食にもおすすめされることの多い超熟ですが、その理由は余計なものを入れないというこだわりです。
国産小麦を使用しており、乳化剤、イーストフード不使用です。
乳化剤、イーストフードはパンのふわふわな食感を生み出すものです。
これらが入っているから健康に害があるというわけではありませんが、赤ちゃんに食べさせるうえでは、余計なものは入っていな方が安心ですよね。
厚生労働省によるとトランス脂肪酸は心疾患や肥満などの関連が認められおり、そのようなトランス脂肪酸が0というのも安心ですね。
ロールレーズンはこのような添加物が入っていないため、離乳食として与えるレーズンパンとしておすすめできます。
本仕込レーズン食パン
食パンはロールパンに比べて、脂質が抑えられているので離乳食にも適しています。
耳を落としてあげれば、すぐに食べさせることができますよ。
本仕込レーズン食パンも、乳化剤とイーストフードが使用されていません。
そしてもう一つの特長として、レーズンが洋酒漬けになっていないことがあります。
焼いている間にアルコールが飛ぶとはいえ、気になる方は本仕込レーズン食パンがおすすめです。
まとめ
- レーズンは離乳食後期の9カ月頃から食べられる
- アレルギーの心配がないか確認するためにも、初めは2、3粒程度の少量から食べさせる
- 離乳食でレーズンを食べさせるときには、湯戻しをしてから細かく刻むことが大切
- レーズンには栄養素が多く、特に鉄分が豊富である
- レーズンを選ぶときは、オイルコーディングがされていないものを選ぶ
- 無添加のレーズンはコープ、西友、トップバリュで購入できる
- レーズンが食べられるようになれば、レーズンパンも食べられる
- おすすめのレーズンパンはロールパンなら超熟ロールレーズン、食パンなら本仕込レーズン食パン
レーズンは離乳食後期に入る9カ月頃から食べられます。
乳幼児期に不足しがちな鉄分を補うこともできるので、積極的に取り入れたいですね。
小さい頃は噛む力が弱いため、食べさせ方にも注意が必要ですが、湯戻しのポイントさえ押さえておけば思ったほど手間にはなりませんよ!
我が子は離乳食は既に卒業していますが、今ではレーズンパンが大好きです。
レーズンの選び方も覚えておけば、親子で美味しく食べることができますよ。
毎日の離乳食に、ぜひレーズンを取り入れてみてください♪
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