常温の液体ミルクが苦手なお子さんにも、外出先で液体ミルクを温めて与えることができます!
液体ミルクは調乳の手間がなく、常温のまま与えられるので、我が家でも長女が赤ちゃんの時は外出時に重宝しました。
しかし次男は液体ミルクを常温で飲んでくれないので、「液体ミルクはこの子には使えない?」「でも自己流の温め方は危険かも」と悩んでいました。
そんな私と同じお悩みをもつママやパパに朗報です!
いくつかの注意点を守った温め方で外出先でも液体ミルクを温められますよ!
今回はその方法を私が実践した様子も交えながら4つご紹介します。
温め方を誤ると火傷をしたり栄養、風味、衛生性を損なう恐れがあるのでご注意くださいね。
液体ミルクの専用アタッチメントや、備蓄方法についてもお伝えするので、ぜひ参考にしてくださいね。
液体ミルクの安全な温め方4選!!外出先でもOK!
液体ミルクは、調乳の手間が無く、常温のまますぐ飲めるという便利なアイテムですが、常温の液体ミルクが苦手なお子さんもいらっしゃいますよね。
常温の液体ミルクが苦手なお子さんにも、温めた液体ミルクを外出先でもあげられますよ!
液体ミルクを誤った方法で温めてしまうと、火傷や衛生性、風味、栄養成分を損ねる恐れがあります。
しかし、いくつかの注意点を守れば外出先でも安全に温められるのでご安心ください。
我が家の次男は常温のままの液体ミルクは飲みませんが、温めれば飲めるようになりました。
ここからは、現在主に販売されている以下の液体ミルクについて、外出先でも安全に温められる方法を4つご紹介します。
- グリコ アイクレオ赤ちゃんミルク
- 明治 ほほえみらくらくミルク
- 雪印ビーンスターク 液体ミルクすこやかM1
液体ミルクは赤ちゃんの口に入るものですから温めに関する下記の注意点を必ず守ってくださいね。
- 湯煎またはミルクウォーマーで加熱する際は別の耐熱性の容器に移す
- 直火で加熱しない
- 電子レンジで加熱しない
- 長時間の温めや、複数回の温め直しはせずに、温まったらすぐに与える
- ミルクの温度が人肌(40度以下)になっていることを確認してから与える
耐熱性の哺乳瓶に移してから湯煎する
安く早くミルクを温めたい時は、液体ミルクを耐熱性の哺乳瓶に移してから湯煎する方法をおすすめします。
この方法が4つの中で一番低コストかつ早く温められます。
デメリットは、液体ミルクに加えて哺乳瓶と湯煎用の容器を用意しなければならないことと、お湯のある場所でしかミルクを温められないことです。
私は、この方法は早く温まるという点は良いのですが、荷物が増えるのが好ましくないと思いました。
長男が赤ちゃんでまだ液体ミルクが販売されていなかった頃、外出時は調乳用の荷物が多くて面倒だったからです。
私が外出時に液体ミルクを選ぶのには、荷物を減らせるという理由があるので、やや本末転倒な気がします。
ただ、外出して早々にミルクをあげなければいけない時は、この方法がベストだと思ったので、時と場合によって温める方法を選ぶのがいいですね。
哺乳瓶に移してからミルクウォーマーで温める
頻繁に液体ミルクを温める方は、充電すれば何度でも使える携帯用のミルクウォーマーが便利ですよ。
携帯用のミルクウォーマーはコンパクトに畳めるものならかさばらず、さらにUSB給電式なら場所を選ばずに加熱できます。
デメリットは3000~5000円程するということと、ミルクが温まるまでに30分以上時間が掛かることです。
私は携帯用のミルクウォーマーがあるのを知らなかったので、「こんなに便利なものがあるんだ!」と驚きました。
ただ、ミルクの時間を逆算して温める必要があることや、温まったら速やかに与えなくてはいけないことを考えると、私は上手く時間管理をできる自信がありません。
事前に温め忘れて、次男が大泣きしている中、30分以上かけて温めるというのだけは避けたいです。
そのため、まず我が家では他の温め方を試しつつミルクウォーマーを検討してみます。
紙パックや缶の上からカイロを当てて温める
なるべく荷物を減らしたい方はカイロで温める方法がおすすめです。
カイロで温める場合は哺乳瓶に移し替える必要がありません。
液体ミルク専用のアタッチメントを使用すれば、飲ませるのも紙パックや缶のままできるので、さらに荷物を減らすことも出来ます。
デメリットは温めるのに2時間程かかってしまうことです。
また、夏場でもミルクを温める2時間程のためだけにカイロを使用するのは、私は少し勿体ない気もします。
しかし、私は荷物を極力減らしたいという気持ちの方が強いので、この方法が今のところ一番合っていると思っています。
また、次男が今後外出先で液体ミルクを飲む頻度と期間を考えると、ミルクウォーマーよりもカイロの方がお得だと気付きました。
ただ、この方法もミルクウォーマーと同じように時間管理が必要なのでご注意くださいね。
幸いなことに、我が家の外出の場合は、家を出る時に加熱を開始すれば丁度良いタイミングでミルクが温まるので、時間管理が苦手な私でも大丈夫かなと思っています。
紙パックや缶のまま服の中に入れて温める
お湯やミルクウォーマー、カイロが手元にない時は服の中で温めましょう。
この方法のデメリットはミルクを温めるのにカイロよりも更に時間がかかることです。
しかし、身一つで出来る方法なので、温める道具が何もない災害時などには役立ちますよね。
私は一度この方法を缶の液体ミルクで試みたことがあったのですが、次男が待ちきれなくなってしまったので途中でギブアップしました。
結局、この時はミルクを温かくは出来ませんでしたが、冷たさが多少軽減されたことで何とか次男は飲んでくれました。
また、缶がとても冷えていて自分が寒くなってしまったのですが、紙パックの液体ミルクなら、缶ほど冷たくないので温めやすいだろうと思いました。
ただ、服の中でミルクを落とさないように温めると動きが制限されるので、子どもの面倒を見ながら長時間服の中に入れておくのは大変な場合もありそうです。
カイロを使って実際に液体ミルクを温めてみた
赤ちゃんとの外出は、ミルク以外にも着替えやおむつなど、何かと大荷物で肩が凝ってしまうこともありますよね。
そうならないように私は極力荷物を減らしたいので、今回はカイロで液体ミルクを温めてみました。
結論から言うと、2時間程で人肌より少しぬるいくらいの温度になりました。
温かいという程ではなかったですが、冷たくはなかったので次男は嫌がらずに飲むことが出来ました。
人肌ほどの温度まで温まらなかったのは、カイロ自体が温まる時間を考えていなかったことが原因だと思います。
- 手順1ミルクを飲む時間の2時間ほど前からカイロでミルクを温め始める
事前にカイロ自体を温めておくことをおすすめします。
タオルで巻いて保温バッグに入れるとより温まりやすいですよ。 - 手順2約2時間後、手を洗い、缶の天面を清浄綿等できれいに拭く
拭く代わりに水で5秒以上天面を洗い流しても良いです。
- 手順3母乳実感の乳首にアタッチメントを装着する
- 手順4開缶する
- 手順5手順3で準備したアタッチメントを缶に装着する
この時缶の飲み口とアタッチメントの凸部分を合わせると最後までミルクを飲み切りやすくなりますよ。
- 手順6アタッチメントがしっかり装着されているか確認する
- 手順7大人の手に数滴ミルクを垂らして温度を確認する
人肌ほどの温度が目安です。
- 手順8アタッチメントのほほえみマークを上にして飲ませてあげる
今回、私は明治ほほえみらくらくミルクを使用したので、らくらくアタッチメントや母乳実感を使用しています。
液体ミルクによって使えるアタッチメントや哺乳瓶が違うのでご注意くださいね。
詳しくはアタッチメントについての項目でご紹介します。
液体ミルクはアタッチメントを使えばさらに便利
先程から度々「アタッチメント」という言葉が登場しているかと思いますが、ここからはそのアタッチメントについてお話します。
液体ミルク専用アタッチメントは、紙パックや缶から哺乳瓶に移すさずにミルクを飲める便利なアイテムです。
アタッチメントを使用すれば哺乳瓶のボトルが不要なので、荷物も洗い物も減ります。
ただ、先程ご紹介した湯煎やミルクウォーマーで温めたい時は耐熱性の哺乳瓶に移さなければならないので、アタッチメントは使用できません。
私は長女が赤ちゃんの時からこのアタッチメントをとても重宝しています。
ミルクの準備をしている時に子どもに泣かれると私はすごく焦ってしまうのですが、アタッチメントを使用すれば、より早く子どもにミルクを与えることもできます。
アタッチメントは液体ミルクによって専用のものがあるので、それぞれご紹介していきますね。
アイクレオ赤ちゃんミルクに使えるアタッチメント
まずは、グリコのアイクレオ赤ちゃんミルクのアタッチメントについてです。
アイクレオ赤ちゃんミルクに使えるアタッチメントは、ChuChuの「紙パック用乳首」です。
このアタッチメントの乳首は、赤ちゃんの吸う力に応じてミルクの出る量をコントロールできるので新生児から卒乳まで使えるというのが売りです。
引用 ChuChu公式サイト
しかし「月齢やお子さんによってはミルクがなかなか出ない」という口コミが複数見られました。
このアタッチメントを使用する場合は、事前に一度、お子さんが上手く飲めるかを確認しておくのがベターですね。
また、このアタッチメントは乳首の部分以外に紙パックへの差込口にもカバーが付いていて、清潔に持ち運べるのが魅力的だと私は思いました。
紙パック用なので、液体ミルク以外にも紙パックの麦茶も与えられるのが便利ですよね。
明治ほほえみらくらくミルクのアタッチメント
続いて、明治ほほえみらくらくミルクのアタッチメントを紹介します。
明治ほほえみらくらくミルクのアタッチメントは、ピジョンの「母乳実感」という哺乳瓶のキャップ・乳首に装着して使います。
こちらのミルクのアタッチメントは「明治ほほえみらくらくミルク6本パック」の付属品なので、アタッチメント単体での購入は出来ません。
普段から母乳実感を使用している方は、同じ乳首で与えることが出来るのでおすすめです。
実際にアタッチメントを使用して缶のミルクにいつも使っている哺乳瓶の乳首をつけた様子です。
ミルクの温度の問題だけでなく、乳首が違うと嫌がって飲まないお子さんもいますので、使い慣れたもので飲めるのはいいですよね。
私は普段から母乳実感を使っているので、液体ミルクは明治ほほえみらくらくミルクをよく使います。
このアタッチメントはChuChuの紙パック用乳首のような接続部分のカバーがありません。
そのため私は洗浄や消毒後にジップロックに入れて清潔に持ち運べるようにしています。
液体ミルクすこやかM1のアタッチメント
引用 雪印ビーンスタークonline
最後に、雪印ビーンスタークの液体ミルクすこやかM1のアタッチメントについてです。
液体ミルクすこやかM1のアタッチメントは、同じビーンスタークの「赤ちゃん思い広口トライタンボトル」という哺乳瓶のキャップ・乳首に装着して使います。
このアタッチメントは雪印ビーンスタークonlineで購入できる「液体ミルクすこやか6本パック」の付属品なので、アタッチメント単体での購入は出来ません。
引用 雪印ビーンスタークonline
普段からビーンスタークのこの哺乳瓶を使用している方は、同じ乳首を使用できるのでおすすめです。
私はビーンスタークの哺乳瓶を持っていないのでこちらは使用したことがありません。
自宅でも使っている乳首をそのまま使えれば赤ちゃんにもお財布にも優しいですよね。
そのため「普段から使っている哺乳瓶の乳首を使えるか」というのも液体ミルクを選ぶポイントの1つだと私は思います。
開封後に飲み切れなかったミルクは破棄
液体ミルクを赤ちゃんが飲み切れずに残してしまった場合は、破棄しましょう。
消費者庁も液体ミルクの飲み残しは雑菌が繁殖しやすいため与えないようにと注意喚起しています。
次男は半年ほどまで完全母乳で育てていたので、液体ミルクも粉ミルクも最初は全く飲んでくれず、口を付けては破棄の日々がずっと続いていました。
液体ミルクは粉ミルクのように少量だけ与えてみるということができず、さらに1本300円弱するので、飲み残しを破棄するのは勿体なく思っていました。
今回ご紹介している3つの液体ミルクはそれぞれ量が異なるので、我が子の飲む量に合わせた商品を選べば飲み残しが少なくなりますよ。
- アイクレオ赤ちゃんミルク 125mL
- 明治ほほえみらくらくミルク 240mL
- 液体ミルクすこやかM1 200mL
私は足りないくらいなら多い方がいいかなと思うので、240mLの明治ほほえみらくらくミルクを選択しています。
余るかな?と思っていたのですが、ミルクを飲めるようになってからは毎回完飲してくれています。
賞味期限は最長18か月!災害に備えて備蓄しよう
災害時は授乳できる場所を確保できなかったり、ストレスから母乳の分泌が悪くなってしまったりする恐れがあります。
また、清潔なお湯が用意できず粉ミルクを調乳できないということも考えられますよね。
液体ミルクなら調乳の必要が無く、常温のまま飲めるので災害時に有用です。
そのため、災害に備えて液体ミルクを備蓄しておくと安心ですよ。
液体ミルクは以下のように賞味期限が長いので長期保存が可能です。
- アイクレオ赤ちゃんミルク 9か月
- 明治ほほえみらくらくミルク 18か月
- 液体ミルクすこやかM1 365日
おすすめの備蓄方法はローリングストック法という備蓄方法です。
ローリングストック法とは普段から非常食を食べて、食べた分を補充するというのを繰り返します。
私は普段から液体ミルクを使うので、この備蓄方法なら賞味期限が切れ等の理由で液体ミルクが無駄にならなくていいなと思いました。
液体ミルクのローリングストックのポイントは以下の通りです。
- 凍結や高温を避けて、概ね25℃以下の常温で保存する
- 最低3日分は備蓄しておく
- 賞味期限が近いものから使って、使った分は補充する
そして災害時に限った話ではないですが、使用する際は賞味期限や容器の破損が無いかなどを確認してから使用するようにしましょう。
うちの子は常温では飲んでくれないので、私はカイロも一緒に備蓄しておこうと思います。
まとめ
- 液体ミルクは注意点を守って温めれば、常温の液体ミルクが苦手なお子さんにも外出先でミルクを温めてあげることができる。
- 安く早く温めたい場合は液体ミルクを耐熱性の哺乳瓶に移してから湯煎するのがおすすめ。
- 頻繁に液体ミルクを温める方は、充電すれば何度も使える携帯用ミルクウォーマーが便利。
- なるべく荷物を減らしたい方はカイロで温める方法がおすすめ。
- 何も温められる道具が手元にない時は、液体ミルクを服の中に入れて体温で温める方法がある。
- アイクレオ赤ちゃんミルクにはChuChuの「紙パック用乳首」を使用して飲める。
- 明治ほほえみらくらくミルクは6本パックに付属の専用アタッチメントと、ピジョンの「母乳実感」を使用して飲める。
- 液体ミルクすこやかM1は6本パックに付属の専用アタッチメントと、ビーンスタークの「赤ちゃん思い広口トライタンボトル」を使用して飲める。
- 開封後に残ってしまったミルクは雑菌が繁殖しやすため与えずに破棄しなければならないので、我が子の飲む量に合わせてミルクを選ぶのがおすすめ。
- 液体ミルクは災害時にも有用なのでローリングストックしておくのがおすすめ。
赤ちゃんとの外出は大荷物になりますし、出先でミルクを調乳するのは大変ですよね。
そのような時、液体ミルクはママやパパを助けてくれるとても便利なアイテムです。
うちの子のように常温のままでは液体ミルクを飲んでくれない子には、液体ミルクを温めてあげる方法もあります。
安全に配慮しながら液体ミルクを活用することで、赤ちゃんと楽しい時間を過ごせたらいいですね♪
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