暑くなってくると、ついつい冷たいアイスクリームに手を伸ばしてしまいます。
ところで、小さい子供はいつ頃からアイスクリームを食べてもいいのでしょうか?
実は、1歳から食べられるアイスクリームは市販されているんです!
1歳頃にもなると、離乳食に慣れてきた子供は、大人が食べている物に興味を示すようになりますよね。
アイスクリームにももちろん興味深々です。
特に暑い夏は一緒に冷たいアイスクリームを食べさせてあげたいですよね。
ただ、大人が食べているような市販されているアイスクリームは添加物などが入っていないか、気になるところです。
私も悩みながら子供に食べさせてあげた経験があります。
市販されているアイスクリームでも、原材料や食べさせる量を注意すれば、1歳でも一緒に楽しむことができますよ♪
1歳でも食べられるアイスクリームは市販されている!
1歳の子供でも原材料を注意すれば、市販のアイスクリームも食べることができます。
でも、気になるのはアイスクリームに何が入っているかということです。
小さい子供に食べさせるのに、添加物がたくさん入っていたら心配になりますよね。
まずはアイスクリームのパッケージに書いてある内容をチェックしましょう!
原材料などの記載があるのですが、一番上にある種類別という項目に注意してみてください。
普段私たちが「アイスクリーム」と呼んでいるものでも、種類が4つに分かれているんです!
「アイスクリーム」の他に、「アイスミルク」「ラクトアイス」「氷菓」があり、成分によって呼び方が変わります。
恥ずかしながら、私はこのような違いがあることを以前は知りませんでした。
これらは、食品衛生法に基づいて厚生労働省が定義したもので、ちゃんと決められたものなんですね。
実際、どういった違いがあるのかをまとめてみました。
このうち、アイスミルクとラクトアイスには植物油脂が添加される可能性があります。
そして乳固形分の多いアイスクリームは、それだけミルクの味が濃厚ということになります。
参考までにスーパーやコンビニでよく目にする商品をいくつか分類してみます。
アイスクリーム | ハーゲンダッツ、PARM、MOW |
アイスミルク | 雪見だいふく、pino、チョコモナカジャンボ |
ラクトアイス | 爽、スーパーカップ、クーリッシュ |
氷菓 | ガリガリ君、アイスボックス |
こんなにも種類が違うとは、知らなかったので驚きました。
同じ商品ブランドでもバニラ味やチョコ味などの味によっても分類が違うこともありますので、実際に手に取って確認してみてください。
できるだけ添加物が少なく、材料がシンプルであることを考えると「アイスクリーム」と記載されているものを選んであげると安心ですね!
この他にも卵や砂糖、アイスクリームによってはナッツやチョコレートなどが入っている場合があるので、原材料はしっかりチェックするようにしましょう。
アイスクリームは離乳食完了期の1歳過ぎからである理由
離乳食の進んだ赤ちゃんがおやつを食べ始めるのは1日3回の離乳食に慣れた頃です。
乳製品自体は離乳食中期の7~8カ月頃から食べ始めますが、牛乳を飲むのは1歳を過ぎてからが推奨されています。
(前略)牛乳を飲用として与える場合は、鉄欠乏性貧血の予防の観点から、1歳を過ぎてからが望ましい。(後略)
厚生労働省から出されている「授乳・離乳の支援ガイド」でも、このような記載があります。
これは、アイスクリームなどの乳製品に含まれるカルシウムが鉄分の吸収を阻害してしまうからです。
牛乳を多く使用しているアイスクリームも同様に考えた方がよいでしょう。
また、アイスクリームには砂糖や脂肪分が多く含まれているので、乳幼児にとってはかなり濃厚な味です。
アイスクリームの味に慣れてしまうと薄味の離乳食をあまり食べなくなってしまうこともあります。
我が家でも、アイスクリームを食べさせた時はかなり気に入った様子で、「もっと欲しい~」と目で訴えかけられた記憶があります。
離乳食を食べなくなってしまっては、お母さんたちは先が思いやられることでしょう。
私だったら、絶望を感じてしまうレベルですね。
まずはしっかりと離乳食を食べるようになったうえで、楽しみとして食べさせてあげるといいですね。
風邪の時も食べさせてOK!4つの注意点を紹介
アイスクリームを食べさせる時に注意した方がいいことがいくつかあります。
子供が小さいときは初めてのことも多く、心配になることがたくさんありますよね。
「大人は熱が高いときにアイスクリームが食べたくなるけど、子供に食べさせてもいいのかな?」
「どれくらいの量なら食べさせてもいいのかな?」
ちょっとしたことでも、私は不安になることが多かったです。
子供にとっては初めて食べるものなので、おいしくアイスクリームを楽しむためにもしっかり確認してくださいね。
風邪の時にもアイスクリームは大丈夫!
熱が高いときや、風邪で食欲がなくなると、アイスクリームのように冷たくて喉越しがいいものが欲しくなりますよね。
子供が風邪の時にも、アイスクリームを食べさせてあげても大丈夫です!
アイスクリームには卵や牛乳などの栄養価が高い食品が使われています。
砂糖もエネルギーに変わるので、食事が食べられないような時にはアイスクリームを食べさせてあげるといいですね。
我が家では風邪の時のアイスクリームは定番中の定番になってます。
「何か食べたいものある?」と聞くとどんなに食欲がなくても「アイスが食べたい!」と返ってきますよ♪
薬が苦手な子はアイスクリームに混ぜて
飲ませてあげるのもおすすめです!
アレルギーの原因になる原材料に注意する
アイスクリームの原材料にはアレルギーの原因となる可能性のある、牛乳や卵が使われています。
パッケージの原材料をしっかり確認し、ナッツ類やチョコレートなど与えたくない食材が入っていないかも確認したいですね。
我が家の子はアレルギーチェックで反応がなかった食材でも、アレルギー症状が出たことがあります。
特に小さいうちは、食べ慣れていない食材には十分注意しましょう。
アレルギーが心配な方は、アイスクリームを食べる前に
小児科の先生などに相談してくださいね!
虫歯に注意!しっかりと歯磨きしましょう!
アイスクリームには虫歯の原因にもなる砂糖が含まれています。
せっかく生えてきた歯を守るためにも、歯磨きをすることが大事ですね。
子供の歯は生後6カ月から生え始め、1歳半頃には上下計8本が生えます。
ちらりと見える小さな歯はとってもかわいいですよね♪
乳歯は永久歯に比べると虫歯になりやすいと言われていて、厚生労働省ではその理由を次のように挙げています。
(前略)その理由のひとつが、生えて間もない歯は十分に硬くなっておらず、石灰化が完全に進むまでに生えてから2~4年かかるからです。(後略)
引用 e-ヘルスネット
子供の歯は大人の歯に比べても、虫歯になりやすいんですね。
小さな頃は歯磨きを嫌がることもあり、私もかなり苦労しました。
アイスクリームのような甘いものの後は、特にしっかりと歯磨きをしてあげたいですね!
おやつの量には注意が必要!あげすぎていませんか?
小さな子供にとっては、おやつはあくまでも食事で取り切れない栄養を補うものです。
アイスクリームでお腹がいっぱいになってしまっては、離乳食が食べられなくなってしまいます。
子供が大きくなっても、「夜ごはんが食べられなくなるから、おやつは食べ過ぎないでね!」と我が家では言っているくらいなので…。
おやつの量の目安としては、1日に必要とするエネルギー量の10%くらいと言われています。
厚生労働省の資料を見ると1歳児の1日あたりのエネルギー必要量は900~950Kcalと出ています。
つまり、おやつは95kcal程度までには抑えた方がいいということですね。
具体的にハーゲンダッツのバニラの場合、1カップ(110ml)あたりのエネルギーは244kcalと表示されています。
つまりカップの1/3で十分ということになりますね。
数字で見てみると、ほんの少しで十分であることがわかりますね!
喜ぶ姿を見ると、私はついついあげたくなってしまうんですが、そこはぐっと我慢。
離乳食がしっかりと食べられる程度のおやつの量を意識してみましょう。
シャトレーゼやクーリッシュも!市販おすすめ4選♪
市販されているアイスクリームにも材料がシンプルで、1歳の子供にも安心して食べさせられるようなアイスがクリームがあるんです。
市販されているものは大人向けに作られているものがほとんどなので、どのアイスクリームなら食べさせても大丈夫なのか、判断に迷いますよね。
実際、私は「バニラ味なら大丈夫かな?」程度の認識しかなかったので、ぜひ選ぶ時の参考にしてください♪
今回はおすすめの4つを紹介したいと思います。
アイスクリームの王道!ハーゲンダッツ バニラ
引用 ハーゲンダッツジャパン
もはやアイスの王様といってもいい、ハーゲンダッツのバニラです。
ハーゲンダッツのバニラは原材料をみてみると、非常にシンプルですね。
・脱脂濃縮乳
・砂糖
・卵黄
・バニラ香料
添加物もほとんど入っていないのがわかるので、安心して食べさせることができます。
ハーゲンダッツというと、私の中では高級路線のアイスクリームなのですが、それだけ原材料も厳選されているのかなという印象です。
子供でも味には敏感なようで、我が家の子供たちは隙あらば、ハーゲンダッツのアイスクリームを買ってもらおうとしていますよ。
超濃厚!明治 プレミアムアイスクリーム
引用 株式会社明治
明治 プレミアムアイスクリームは乳脂肪分が17.0%とかなり濃厚です。
ハーゲンダッツのバニラの乳脂肪分が15.0%であるのと比較してみてもわかりますね。
価格は希望小売価格で税込378円とやや割高な印象はありますが、内容量が200mlとハーゲンダッツバニラの内容量110mlと比べても満足感があるかなと思います。
同じ明治の商品のスーパーカップと同じ容量ですね!
・砂糖
・卵黄
・香料
シャトレーゼの乳も卵も小麦粉も使用しないアイス
引用 シャトレーゼ
アレルギーの原因になる乳製品、卵、小麦粉を使用しない代わりに豆乳を使用したアイスクリームです。
乳製品は使っていませんが、バニラミルク風味に仕上がっています。
やはり小さいうちはアレルギーが心配というお母さんもいらっしゃいますよね。
三大アレルゲンを使用していないので、安心して子供にも食べさせることができますよ。
こちらは乳製品を使用していない「氷菓」のため、乳成分のアレルギーの心配があっても、みんなと同じアイスが食べられるというのがうれしいですね。
・水あめ
・砂糖
・植物油脂
・食塩
・もち粉
・寒天
・安定剤
先程、ご紹介したアイスクリームに比べると原材料は多くなりますが、乳製品や卵が入っていないのがわかりますね。
そして、シャトレーゼということもあって、価格も4個入りで税込み259円とかなりお手頃です♪
1個あたりの内容量は75mlと小さめですが、我が家では兄弟がそろっておやつを食べるので、小さめのカップが4個も入っているのはとてもありがたいです。
健康志向の大人にもおすすめ!クーリッシュ Green
引用 ロッテ
最近の健康志向の高まりもあって、植物性ミルクを使用したクーリッシュも発売されています。
こちらは2023年3月に発売されたばかりの新商品です。
主に豆乳を使っているので、前から販売されていたクーリッシュは「ラクトアイス」ですが、クーリッシュGreenは「氷菓」に分けられます。
・豆乳
・植物油脂
・エンドウたんぱく
・しょうゆ
旨味を出すために、しょうゆが隠し味に使われているこだわりはすごいですね!
他のアイスクリームでは見かけないエンドウたんぱくというのは、なめらかさを出すために使用されているとのことです。
クーリッシュはカップアイスと違って、そのまま食べることができるのでお出かけの時にも便利です。
子供が一人でもこぼさず食べられるので、我が家ではかなり購入頻度の高いアイスの一つです。
まだコンビニでの取り扱いはないようなので、お近くのスーパーで探してみてくださいね。
簡単な手作りアイスクリームにも挑戦♪
もし余裕があれば、手作りのアイスクリームに挑戦してみてはいかがでしょう。
手作りのアイスクリームなら、保存料などの添加物もなく安心ですね。
手作りしたものをおいしそうに食べてくれるのを見ていると、嬉しくて私もついついにやけてしまいます。
それでは、家で簡単に作れるレシピをご紹介しますね。
混ぜて、揉む!で簡単バニラアイスが作れる!
- 材料を小鍋に入れて、かき混ぜながら弱火で沸騰しない程度に温める。
- あら熱が取れたら、濾してジップロックなどの保存袋に入れて冷凍庫へ。
- 1時間ほどで、1度取り出して袋ごともみもみ。さらに1時間ほど冷凍庫で冷やして完成。
牛乳を生クリームに替えると濃厚に、生クリームを牛乳に替えるとさっぱりとしたアイスクリームになります。
アイスクリームをつくるのって、定期的に冷凍庫から出して混ぜるのがなかなか大変なんですよね。
私が以前、挑戦したときにはカチカチのアイスクリームができてしまいました。
混ぜるのも保存袋ごと揉むだけなので、簡単ですよ!
バニラアイスの素を使えば、牛乳を混ぜるだけ!
引用 ニップン
一から作るのはちょっとハードルが高いなと思われた方は、手作り用のキットもありますよ。
こちらは牛乳を混ぜて、揉んで、凍らすだけで簡単にアイスクリームができてしまいます。
主な原材料は、以下の通りとなっています。
・乳等を主要とする食品
・ぶどう糖
・ホエイパウダー
・植物油脂
・コーンシロップ
揉むだけで簡単にできるので、お兄ちゃんお姉ちゃんがいる場合には手伝ってもらうのもいいですね!
料理のお手伝いは子供たちにとても楽しいようで、我が家の子供たちも一緒に楽しんでます。
まとめ
- 1歳からでも、原材料を確認すれば市販のアイスクリームも食べることができる
- アイスクリームを食べ始めてもいいのは、離乳食完了期にあたる1歳を過ぎてから
- アイスクリームを食べさせる時には、アレルギーや虫歯に注意が必要
- 市販のアイスクリームのおすすめ4選を紹介
- 市販のアイスクリームと合わせて、手作りのアイスクリームも挑戦してみよう
市販のアイスクリームを食べられるとわかれば、1歳から一緒に楽しむことができますね!
私も初めてアイスクリームを食べさせる時は、食べさせていいのかもよくわからなかったため、ちょっと緊張をしながら食べさせました。
でも、冷たいアイスクリームをほお張った時の表情は、なんともかわいらしいですよね。
今では我が家の子供たちは、アイスクリームが大好きです!
注意するポイントをしっかり押さえて、子供と一緒に暑い夏を乗り越えていきましょう♪
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