取り扱いが難しいとされる鉄フライパンを家庭で使っている方に朗報です。
鉄フライパンの焦げ付きはリセット出来ますよ。
鉄フライパンって焦げ付きやすいんじゃないかな
鉄フライパンの扱いは難しいと思っている人も多いのではないでしょうか。
私も実際に使っていて、鉄フライパン使用歴は6ヶ月ですが、取り扱いになかなか慣れず最初の頃はとっても苦戦しました。
でも美味しいチャーハンや野菜炒めが作れるので手放せません。
使用歴が短いのでこすって落とせないほどの焦げ付きなどリセットの必要性は感じていないのですが、今後のためにリセットする方法を調べてみました。
鉄フライパンは一生ものとも言われます。
上手な使い方やお手入れ方法を知って長持ちさせましょう。
鉄フライパンの焦げ付きはリセットできる
鉄フライパンが焦げ付いたら戻らないんじゃないかと思っている人もいるのではないでしょうか。
鉄フライパンの焦げ付きはリセットできるんです。
このリセットとは「鉄フライパンを新品のときの状態に戻す」ということです。
私は今まで一般的なテフロン加工のものを使っていましたが、半年前に鉄フライパンを頂いたのをきっかけに使い始めました。
鉄フライパンの使い始めは特に焦げ付きやすいと聞いてはいましたが、本当に焦げ付きやすいく驚きました。
上手に使い、繰り返し使うたびに鉄フライパンに油がなじんでいくことで、食材がくっつきにくくなっていきます。
焦げ付きを早いうちに取り除けば大事にならないのですが、時間が経ってしまうと落ちにくくて大変です。
そんなとき鉄フライパンをリセットするためにはどうしたら良いのか、というと「焼き切る」という作業をすると良いですよ。
鉄フライパンは正しい手入れで長く使える
一般的な焦げ付かないフライパンはテフロン加工やセラミック加工などの加工がされているため焦げ付きにくくなっています。
鉄フライパンが焦げ付くのには7つの理由がありました。
7つの理由を知り気を付けることで鉄フライパンは、焦げ付きにくく使いやすいフライパンになります。
何で鉄フライパンは焦げ付くのかしら?
以下が7つの理由となります。あなたの使い方に当てはまっているものはあるでしょうか。
- 油ならしをしていない
- 調理するときの余熱が不十分
- 調理のときの油が足りていない
- 調理の時の火力が強すぎる
- 使用後に焦げ付を落とせていない
- 調理後フライパンを放置している
- 洗剤で洗っている
初めて使う鉄フライパンには油がなじんでいないので「油ならし」という作業が必要です。
私も「油ならし」を行ってから使い始めました。今更ですがやっておいてよかったと思います。
「油ならし」につきましては、後ほど方法を紹介しますね。
次に食材を入れる前のフライパンの油の温度が低くく、油の量が少ないと食材が焦げ付く原因となります。
特に使い始めの頃は少し多めの油をしっかり温めて調理するほうが良いです。
私も最初の頃はすぐに焦げ付いてしまうのでびっくりしましたが、油の量を多めにしたら炒めやすくなりました。
さらに、鉄フライパンは熱が伝わりやすいので、火力が強いと食材を焼き過ぎてしまうことがあります。
鉄フライパンに慣れるまでは調理中の火力に要注意です。
そして、調理後フライパンを洗うときに焦げ付きをしっかり落とせていないことも、次の調理の際に焦げ付きの原因となります。
調理後の鉄フライパンを放置しておくと、食材が焦げ付いてこびりついてしまうことも焦げ付きの原因です。
調理後はすぐに食材を全部お皿に移して汚れを洗い流しましょう。
私自身、フライパンが熱い方が汚れが落ちやすいと感じました。
また鉄フライパンは洗剤を使わずにお湯で、ささらかたわしを使いこすります。
洗剤で洗ってしまうと、せっかくなじんだ油が落ちてしまい「油ならし」の意味がなくなってしまいます。
焦げ落としのやり方を知ってリセットしよう
焦げ落としのやり方として焼き切る作業という方法があります。
この焼き切る作業をすることにより鉄フライパンはリセットできるのです。
そのやり方をお伝えする前に、まず焦げ付いたときに試してもらいたい方法をご紹介しますね。
ささらやたわしを使って鉄フライパンの焦げ付きを落とすことができます。
鉄素材はとても強いので、ごしごしこすっても傷つきにくいです。
また、『ささら(簓)』という道具を使うと、お湯を使うとより落としやすいですよ。
焦げをふやかすことで落としやすくなります。
まず鉄フライパンに湯を沸かして、焦げ付きをふやかします。
その後湯を流して、ささらやたわしで焦げ付きを落とします。
鍋やフライパンの焦げ付きを落とすときに使うもので私が思い浮かぶものが重曹です。
まず鉄フライパンに重曹(大さじ1~2)と水を入れて沸騰させます。
火を止めて一晩置き、その後洗い流しながらささらやたわしで焦げ付きを落とします。
私は知らなかったのですが、焦げ付きを落とすときに酢を使っても落とすことができるそうです。
重曹と同じような方法で焦げ付きを落とすことができます。
まず鉄フライパンの焦げ付き部分に酢をかけます。
次に水を入れて沸騰させ、火を止めて一晩置きます。
その後洗い流しながらささらやたわしで焦げ付きを落とします。
ぜひ、これらの方法を参考にして挑戦してみてくださいね。
気になる焦げ付きには焼き切ることで効果あり
「たわしでこすっても落ちない」「重曹を使っても落ちない」「リセットしたい」そんな時やってみてほしいことは焦げ付きを焼き切る作業です。
この焼き切る作業をすることで焦げ落としをすることができます。
『空焼き』ともいいますがこの作業はテフロン加工のフライパンにはできない作業です。
私が鉄フライパンを使用し始めてからこの焼き切る作業はしたことがないのですが、今後のために調べてみました!
まずはしっかりと焦げ付きを焼き切りましょう。
ガスコンロで鉄フライパンを熱し、空焼きして焦げ付きが真っ黒になるまで焼きます。
柄を持ってフライパンを傾けたりして全体に直接火があたるようにします。
フライパンの内側だけでなく外側の焦げもしっかり焼きましょう。
煙が出ると思いますので換気をお忘れなく。
少し冷ましてから鉄ヘラを使って焦げ付きを落とします。
もし落ちない焦げ付きがあれば、ガスコンロで再度空焼きしましょう。
鉄ヘラである程度焦げ付きを落としたらサンドペーパーを使って磨きます。
汚れが落ちてくるので新聞紙を敷いて行うと良いです。
鉄フライパンをサンドペーパーでゴシゴシ磨きましょう。
サンドペーパーを使う時は最初は#60~#100くらいの目の粗いものを使い、仕上げは#200のものを使うと良いです。
鉄フライパンにクレンザーをふりかけて、スポンジに水を含ませて磨きます。
水で洗い流したあとは水気を拭き取ります。
ガスコンロで鉄フライパンを熱し空焼きします。
鉄の色が変わるまで20分くらい行いましょう。
鉄フライパンが冷めたら多めの油を入れます。
弱火で加熱して、油をオイルポットに戻します。
そしてペーパータオルで拭いて油をなじませます。
この一連の作業でフライパンは新品同様にリセットされますので、ぜひやってみてくださいね。
我が家の鉄フライパンが焦げ付いてどうにもならなくなったときはこのやり方でリセットしたいと思います。
鉄フライパンの上手な使い方と洗い方をご紹介
鉄フライパンは使い続けていく度に焦げ付きにくく使いやすいフライパンになっていきます。
前述では焦げ付く理由を挙げましたが、その使い方だと鉄フライパンに焦げ癖がついてしまいます。
鉄フライパンの使い方にはちょっとしたコツが必要です。
そこで、焦げ癖をつけないための上手な使い方と洗い方についてご紹介したいと思います。
鉄フライパンの上手な使い方
鉄フライパンを初めて使うときは「油ならし」という作業をする必要があります。
最初の鉄フライパンには油が全くなじんでいないので、油をなじませることをしなければならないからです。
- それでは「油ならし」のやり方をご説明します。
- 鉄フライパンを洗剤で洗い、中火で2~3分加熱します。
- 多めの油を入れて、弱火で3分加熱します。
- 火を止めて余分な油をオイルポットへ戻します。
- キッチンペーパーなどで油を拭き取ります。
最初に「油ならし」を必ず行うことで焦げ癖を付きにくくしてくれるのです。
私も初めての作業で、ドキドキしながらやったのを覚えています。
次に、調理前にやってほしいことは「油返し」という作業です。
「油返し」というのは調理前の鉄フライパンに油をなじませる作業で、調理中の焦げ付きを防いでくれます。
それでは「油返し」のやり方のご説明をします。
- 鉄フライパンを中火で加熱します。
- 多めの油を入れて弱火で3分加熱します。
- 火を止めて余分な油をオイルポットへ戻します。
- 必要な量の油を入れて調理を始めます。
次は調理中の使い方についてご説明します。
食材を入れる前にしっかりとフライパンと油を温めてから調理することが大切です。
まず、鉄フライパンに「少し多いかな」と感じる量の油を入れたら加熱します。
鉄フライパンは熱が伝わりやすいので、食材を入れたら少し火力を弱めることで焦げを防ぐことが出来ます。
また調理後は料理を放置してしまうと後々焦げ付きの原因になるので、すぐに料理をお皿に移しましょう。
私は何度か鉄フライパンを洗うのを後回しにしてしまい、洗うのが大変だったことがあるので気を付けています。
鉄フライパンが熱いうちの方が焦げ付きも落としやすいので、調理後はすぐに洗うことをおすすめします。
洗剤は要注意!鉄フライパンはお湯で洗う
一般的なテフロン加工などのフライパンは洗剤とスポンジで洗いますよね。
鉄フライパンを洗剤で洗ってはいけません。
なぜなら鉄フライパンを洗剤で洗ってしまう、とせっかくなじんだ油が洗い流されてしまうからです。
これは焦げ付きやサビの原因にもなります。
そして鉄フライパンで調理した後はすぐに洗いましょう。
食材などが付いたままだと焦げ付きやサビの原因になりますし、調理後すぐの方が汚れが落としやすいです。
では、どのようにして行うのか、お手入れ方法をご説明しますね。
- 調理後すぐ鉄フライパンが温かいうちにささらやたわしを使ってお湯で洗います。
- 水気を拭き取り、中火で加熱します。そして水気を完全に飛ばします。
- キッチンペーパーなどで油を刷り込むように塗ります。
水分が付いたままだとサビの原因にもなるよ!
水気が完全に飛ぶまで加熱しましょう。
もし洗剤で洗ってしまった場合は油ならしをするといいですよ。
私は最初の頃は手間に感じていましたが、慣れるとやるのが当たり前になってきて、すぐに洗うようになりました。
きれいになった鉄フライパンを見ると気持ちが良いですよ。
メリットたくさんの鉄フライパンはおすすめ!!
鉄フライパンはとても丈夫で一生ものと言われるほどです。
重たいし、使い方が大変と感じる方もいると思いますが、鉄フライパンにはメリットがたくさんあっておすすめですよ。
鉄フライパンは熱伝導に優れているため、高温調理ができます。
短時間で食材全体に火が通るので、チャーハンや炒め物、肉料理などを作るのに適しています。
また鉄フライパンは保温性が優れており、高温を維持できるため食材が均一に加熱できて焼きムラなく調理することができます。
このように熱伝導と保温性が優れているため一段と美味しい料理に仕上がるので鉄フライパンはおすすめですよ。
私は鉄フライパンで調理した野菜炒めの野菜がシャキシャキしていて美味しくできるので、「野菜炒めを作るときは鉄フライパン」と決めています。
チャーハンは何度も作っていますが、主人や子どもたちが「おいしい」と言ってたくさん食べてくれるので嬉しいです。
鉄フライパンは使えば使うほど油がなじんで使いやすくなるので、上手に使って長持ちさせましょう。
テフロン加工は焦げ付きにくいのですが、使い続けると加工がはがれてしまい買い替えが必要となります。
たわしなどでこすることも加工がはがれる原因となります。
しかし、鉄フライパンは丈夫なのでたわしでゴシゴシこすっても傷がつくことはありません。
加工がはがれるということもないので長く使えます。
鉄フライパンで調理すると、わずかに鉄が溶けだして料理と一緒に鉄分が摂取できます。
私は鉄分不足になりやすいのでこれは有難いですし、子どもの鉄分補給にもなるのでとても良いと思います。
まとめ
- 鉄フライパンの焦げ付きはリセットできる。
- 鉄フライパンは正しい手入れで長く使える。
- 鉄フライパンが焦げ付く理由は、油ならししていないことや調理時の予熱が不十分、調理時の油不足、火力の強さ、洗剤を使っていることなどが挙げられる。
- 鉄フライパンは焼き切る作業で焦げ落としをしてリセットできる。
- 焦げ癖をつけない上手な使い方として「油ならし」「油返し」をすると良い。
- 調理前はフライパンをよく温めてから食材を入れ、火加減に気を付けると焦げ付きにくい。
- 鉄フライパンを洗う時に洗剤は使わず、ささらやたわしを使ってお湯で洗う。
- 洗った後は水気を完全に飛ばしてから油を塗る方法が良い。
- 鉄フライパンには「高温調理ができる」「丈夫で長持ち」「鉄分が摂取できる」というメリットがあるのでおすすめ。
鉄フライパンが焦げ付いてしまってもリセットできるので安心してくださいね。
正しい手入れをしているとどんどん使いやすくなるので、私も鉄フライパンでたくさん料理をして使いやすいフライパンにしていきたいと思います。
上手な使い方で一生もののフライパンにしましょう!
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