食糧危機に備えて一年分の備蓄と準備するべき備蓄リストを知っておくと、急におとずれる緊急事態でも安心できますよ。
普段これだけ豊かな日本に暮らしていると食糧危機と言われても現実味が薄いかもしれません。
しかし、日本は食糧の67%を輸入に頼っているので日本でも食糧危機は深刻な問題なのです。
地震や災害、気候変動や食糧危機など生きていく上であらゆるリスクを想定しておくことは大切です。
さまざまなリスクに備えて備蓄しておいたり、防災意識を高めることは将来の自分や家族を守ることにつながります。
少しでも安心できるように食料品を備蓄したいけれど、私は何をどれぐらい備えておけばいいのかわかりませんでした。
最低でもこれだけは揃えておきたい備蓄リストを調べてみたので参考にしてみて下さいね。
食糧危機に備える備蓄リストの一年分のリスト公開!
世界恐慌や、戦争、世界的食糧危機となると中長期的になると考えて、一年くらいの備蓄は必要だと言われます。
スーパーへに行くとたくさんの商品が並んでいますし、お金を出せば欲しい商品を購入することができますよね。
そんな当たり前のことが、今後できなくなるかもしれないと言われています。
スーパーへ行っても、どれだけお金を出しても、食べ物が手に入らなくなる日がくるかもしれないと聞くと普段から心配性なところがある私は想像しただけで不安です。
これからも気候変動や災害、戦争、感染症などで食糧危機がくる可能性はゼロではありません。
どれくらいの備蓄をしておけばいいのかしら。
食糧危機に備えた一年分のリスト
食糧危機にこれだけは備えておきたい一年分のリストを紹介します。
■水
飲料水は1人当たり1日1リットル、飲用意外にも使うのであればあるほどいい。
■カセットコンロ
簡単な調理に使えます。ボンベと一緒に揃えておく。
■米
備蓄の柱です。2kgの米が1袋と水・熱源があれば、約27食分になります。穀物一年分は一人当たり180キロと言われる。
■タンパク質
一人当たり40キロ。豆類や冷凍肉、フリーズドライのものも用意しよう。
■野菜果物
40キロ。食物繊維、ビタミン類補給のため必須。ビタミンミネラル補給にはマルチビタミンなどのサプリメントもあるといい。
■缶詰
たんぱく質の確保につながります。調理不要で、そのまま食べられるものを選ぶと便利です。
※缶切りも忘れずに保管しておく一人当たり10キロ。
さらに、高齢者や乳幼児、慢性疾患を持つ方、食物アレルギーの方に配慮した食料品が必要な場合はその準備も必要ですよね。
我が家にもアレルギー持ちの子供がいるので、アレルギー対応食品や薬を多めに常備しています。
ペットも買っているのでトイレシートやペットフードも必ず多めに買って置いてあります。
それぞれの家族にあった備蓄をしておきましょう。
こういった防災食セットをいくつか買っておいておくのもおすすめです。
また備蓄リストの食料を揃えるにも費用がかかります。
お金はいくらかかっても大丈夫というのなら、発電機と、家の地下室にでも巨大な冷凍庫を用意して冷凍食品を大量に入れておく。
そうするとほぼ日常と変わらない食生活を送ることができると思います。
しかし実際にこうした行為は一般家庭ではなかなか難しいと思います。
基本的には普段から消費できる消費期限の長い食べ物を多めに買い込み、消費しながら入れ替えるという方法をとることになります。
ローリングストックと言われる方法をご紹介します。
ローリングストック法で無駄なく防災できる
ローリングストックとは、毎日の食料をいつものより少し多めに買っておき、消費期限が近づいたら新しいものを追加するといった考え方です。
ストックしてあるものを普段通りに食べて消費し、その分を新しくまた追加しておきます。
食べて追加、を繰り返しますので、消費期限を常にチェックしながらストックすることができますよ。
ローリングストックなら、いつもの買い物に少し足すだけで備蓄ができるので特別な知識や準備も不要です。
私も普段から多めにストックするようにしています。
そうすることで、災害などでなくても例えば子供の急な体調不良や、感染症にかかって買い物に数日出られない時があっても、不安にならずに済みます。
一週間分の備蓄リストはどれくらい必要か調査
地震などの自然災害なら、3日から一週間ほどの備蓄があれば十分と言われています。
農林水産省によると、大人2人の一週間分の例がこのようになっています。
- 水2リットル6本入り4箱
- 米4キロ
- 乾麺(うどん、パスタ、そばなど4袋)
- レトルト食品(カレー、パスタソース、牛丼など24個)
- 缶詰18缶
- 日持ちする野菜
- 梅干し、海苔、わかめなど
- 調味料(醤油、塩、砂糖など)
- インスタントの味噌汁
備蓄しておく食品は普段から食べ慣れている味がおすすめです。
災害時にはただでさえ精神的にパニックになっていたり落ち着かない気持ちで過ごすため、ほっとする食事で少しでも精神的にゆとりが持てるといいですね。
私も防災グッズを置いている棚には小さなアロマオイルを置いています。ストレス緩和におすすめです。
日本における食糧危機の懸念点
日本が食糧危機となるだろうと言われる懸念点は、以下のようなものです。
- 食料自給率の低さ
- 世界的なパンデミック
- 世界人口の増加
- 戦争
- 気候変動
- 日本の農業従事者の高齢化
私たちが住む日本は、食糧の67%を輸入に頼って生活しています。
そのため、世界的に何か問題が起きた時に、ダイレクトに影響を受けてしまうことがわかります。
いつ何が起こるのかは断定できませんが備えておくのは日々の安心につながりますので、少しずつでも備蓄をしておくことをおすすめします。
食糧危機に備え家庭菜園!おすすめの野菜
日本は、100パーセント化学肥料や農薬を外国からの輸入に頼っているため、2023年春以降の化学肥料や農薬の確保が出来ていないというデータがあります。
日本の農業は約98%が肥料や農薬を使った農業をしていますので、手に入らないとなると、野菜も十分に育たなくなり、生産がストップしてしまう可能性があります。
そして、日本の農家の平均年齢が2022年で約68歳といわれています。
化学肥料や農薬が高騰した状況では農家経営として採算が取れない赤字経営となってしまいます。
赤字経営が続くとなると、廃業してしまう農家さんが増えるのではないかと言われるのも無理はないでしょう。
野菜が、お店に行っても手に入りにくいとなると、やはり自宅で小さくても畑やプランターを使って家庭菜園を始めるのもいいかもしれません。
食糧危機でも自宅で作れる!家庭菜園を始めてみよう
ここ数年、家庭菜園や自給自足という言葉もよく聞くようになりました。
庭やベランダなどで手軽に始められる家庭菜園は食糧危機対策にもいいですし、家で安心安全な野菜をとりたてで頂けることも素晴らしいです。
食べる野菜を一から育てる楽しさもありますね。
私もプランターでトマトやレタスを育てていた時期がありました。自分で育てた野菜が食卓に並ぶのも嬉しかったですし、子供の食育にも良かったです。
ここ1年くらいはお休みしていましたが、また再開しようと思っています。
食糧危機対策であればジャガイモがおすすめ
ジャガイモには食糧危機を救った歴史があります。
日本でも、江戸時代に何度も起きた飢饉の際に飢えをしのぐための作物として日本中に広まりました。
戦時中に食べ物が不足している時にも非常に役に立ちました。
ジャガイモは栽培するのがあまり難しくないと言われ、栽培経験が浅い初心者でも可能です。
理由としては、基本的にあまり手がかからず、病害虫被害も少ないこと、そして栽培期間も90日間と長くないことがあげられます。
学校などの栽培実習でジャガイモが選ばれる理由も、失敗が少なく育てやすいためです。
そういえば私自身も小学校の畑でジャガイモ栽培をしていたことを思い出しました。
普段から食卓にもジャガイモ料理はよくしますし、いつも食べているものが家の畑で作れたら安心につながります。
身近な野菜なので家庭菜園初心者にも抵抗がなさそうです。
食糧危機に備えて伝統的な保存食を見直そう
保存食は、旬の時期しか入手できない食品を長持ちさせるために生まれたものです。
食糧危機が問題になっている今、非常食ともなる保存食が注目されています。
保存食とは、長期間にわたって常温で保管できるよう加工や処理を施したものですね。
身近な保存食としては、梅干しやたくあんといった漬物、干し椎茸や切り干し大根などの乾物などが挙げられます。
漬物は塩や砂糖、酢に漬け込むことで、乾物は日に干すことで保存性を高めています。
煙で燻(いぶ)した燻製(くんせい)、有用な微生物の働きを促進して腐敗を抑える発酵食品も古くからある保存方法としてよく知られています。
塩漬けや酢漬けなど、いろいろな保存食の作り方を覚えることで、食品の腐敗を防ぐことができますよ。
スーパーで売られている生鮮野菜も天日にさらして干し上げれば、旨味や甘味が増した乾燥野菜となり料理の幅も広がります。
また、冷蔵庫に頼らない常温保存が可能な保存食は、電気が使えない非常時にとても有用です。
現代は大変便利な時代になり、コンビニなどでも手軽に食品が手に入りますし。冷凍食品も種類が豊富になりました。
私もたまに冷凍食品に頼りますし、もしもの場合にも使えるので家族が好きなものをいくつか買ってあります。
便利なものを利用するのももちろんいいのですが、伝統的な保存食の作り方もマスターしておけば、緊急時にも役立ちますね。
まとめ
- 長期的な食糧危機に備えて一年分の備蓄リストを紹介
- ローリングストック法で無駄にならない備蓄の仕方をするのがおすすめ
- 地震などの自然災害なら、3日から一週間ほどの備蓄があれば十分
- 家庭菜園をして少しずつでも自作できるものを増やすのもおすすめ
- 伝統的な保存食の作り方もマスターしておくと緊急時に役に立つ
近い将来、起こる可能性があると言われる食糧危機に備えて、備蓄リストを参考に備蓄しておくことで少し安心できますね。
私自身は大災害を経験したことはありません。
ただ、感染症が流行した初期の頃にスーパーの棚からものが消えたときに、こんなことが起こるのかと大変驚いたことを覚えています。
その時には人々がパニックになり、買い占めも起こりました。
その時、普段から備蓄をしておくことはとても大切なんだと身にしみて感じました。
しっかりと普段から備蓄をしておけば、有事の際には困っている人がいれば分けることもできるでしょう。
「正しく恐れよう」と言いますが、やるべき備えをきちんとしておき、普段は恐れすぎることなく日々を丁寧に楽しみたいと思います。
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