小学校へ長靴を履いて登校してくれるのは低学年までです。
あなたのお子さんは、雨の日に長靴を履いて登校しますか?
わが家では、保育園時代には喜んで履いていた長靴も、小学校に入ると嫌がるようになりました。
雨の日に靴で登校すると、靴下まで濡れたままで過ごすことになり、不快で臭いも気になります。
特に1年生は自分で処理できないことが多いので、長靴で登校してほしいのですが履いてくれません。
履かない理由は、学校の下駄箱に入らないことと、周りの友達が履いていないからです。
逆にこの問題が解決すれば、子ども達はちゃんと長靴を使ってくれます。
ここでは問題解決できるレイングッズと、雨の日対策の豆知識も一緒にご紹介しています。
うっとうしい雨の日も、快適に過ごして楽しい学校生活を送ってもらいましょう。
小学校に長靴で登校する割合は徐々に減っていく
学年が上がるにつれて、長靴で登校する児童の割合は減っていきます。
長靴を履いて登校しなくなるのは、あなたのおうちのお子さんだけではありません。
1年生は半数くらいが雨の日に長靴を履いていますが、学年が上がると履く割合は減り、4年生になるとほとんど履かなくなるようです。
早い子は1年生の途中くらいから、長靴を用意していても履かなくなります。
私の娘は3年生くらいから、長靴を玄関に用意していても「あまり降っていないから靴で行くわ」といって長靴を嫌がっていました。
保育園の頃は喜んで
履いていたのに
学校から帰ってくると、靴と靴下はびしょ濡れで、嫌な臭いがして困っていました。
低学年の間は、濡れても自分で処理できないので、濡れて不快な状態のまま1日を過ごすことになります。
親としては、できる限り長靴を履いてほしいのですが、子ども達にも履きたくない理由が、ちゃんとあるようです。
逆に言えば、履きたくない理由が分かって解決できれば、長靴を履いてくれるようになります。
次の項では、子ども達が長靴を履きたがらない理由についてご紹介します。
小学生が長靴での通学を嫌がる3つの大きな理由
小学生が長靴を履きたがらない理由が分かれば、解決策を見つけ出すことができます。
学年が上がるにつれ長靴を履きたがらなくなるのには、ちゃんと理由があります。
そういえば娘も「長靴って子どもが履くものだから恥ずかしい」と言っていました。
それを聞いて私は「あなたも、まだ子どもですけど・・・」と思いました(笑)
私の娘は、長靴は幼児が履くイメージがあり、恥ずかしく感じたようです。
小学生が長靴を履きたくない理由は、娘が嫌がった理由も含め、上記に書かれた3つです。
では、長靴を履きたくない理由を、もう少し詳しく見ていきましょう。
長靴は周りの友達も履いていないし幼稚に感じる
幼児の頃に購入した長靴は、小学生になると幼稚に感じ、履かない理由の1つになります。
あなたは、子どもの長靴をどのタイミングで買い換えますか?
私は、長靴のサイズが小さくなったら買い換えていました。
また少しでも長く履けるように、大きめの長靴を買っていたので、買い換える機会もなかなかありませんでした。
小さい子の長靴は、親の私から見ればとてもかわいく見えますが、成長した子どもたちには少し幼稚に感じるようです。
幼稚なデザインは周りからからかわれたりすることもあり、長靴からは少しずつ遠ざかっていきます。
長く使う事はコスパも良くエコですが、成長に合わせてデザイン性の高い長靴を選んであげることも大事ですね。
高さがある長靴は学校の下駄箱に入らない
縦長の長靴は下駄箱に入らないため、履いていくことを嫌がります。
学校の下駄箱は、1人ずつ用意されていますが、大きなスペースではありません。
娘の通う学校の下駄箱はスペースに区切りがあり、上靴と運動靴が上下に入れられるようになっています。
長靴を入れようとすると、区切りが邪魔をして長靴をきちんと収納できません。
折り曲げたり、横に向けたりしてなんとか収納できますが、うまく入らず落ちたりします。
娘は下駄箱から落ちた長靴が誰かに拾われ、職員室前の落とし物箱に入れられていたところを発見したことがありました。
こういったことが続くことで、子ども達はストレスを感じ長靴を履いて登校を避けるようになります。
下校時に靴が片方が無く、探さなければならないのは、確かにストレスですね。
途中から晴れてきても思い切り運動できない
途中で晴れてきたときに後悔をすることも、長靴を履きたがらない理由の1つです。
登校時は雨だからと長靴で登校しても、時間の経過とともに晴れて運動場で遊べることがあります。
長靴は動きに制限がかかり、休み時間におもいきり走ったり動いたりできません。
体育の授業も長靴で参加しなければならず、靴にしておけば良かったと後悔することが多いようです。
子どもは運動場での遊びが
大好きですからね
私としては、雨は上がっても地面はぬかるんでいるので、長靴で過ごしてほしいというのが本音です。
しかし子どもは、休み時間を楽しみにしていますし、できることならば自由にさせてあげたいとも思います。
子どもが喜んで自分から履いてくれる長靴があればいいなと思いませんか?
そんな都合のいい
長靴なんてあるのかしら
実は履かない原因を解決するレイングッズがあります。
次の項では、私がおすすめするレイングッズをご紹介しますね。
きっと子ども達が気に入るアイテムがあると思いますのでぜひ見てください。
雨の日が待ち遠しくなるレインシューズがある
レインシューズは、長靴を履かない原因を解決できるため、子どもは嫌がらずに履いてくれます。
なぜならレインシューズは、おしゃれで下駄箱にも収納でき、運動靴のように動きやすいからです。
レインシューズの見た目は靴に見え、デザインや色も豊富です。
自分の好きなカラーを選べ、デザインに幼稚さもなく、ファッションの邪魔もしません。
運動靴と同じサイズ感ですので、下駄箱に入らないというストレスもなく、きちんと収納できます。
長靴のように動きを制限されることもありませんので、途中で晴れても何の心配もありません。
私が心配していたぬかるみも、レインシューズなら簡単に汚れも落ちるので、自由に遊ばせてあげることができます。
ショート丈のレインシューズはまるでスニーカー
ショート丈のレインシューズは、見た目も履き心地もスニーカーにそっくりなので、こどもたちは嫌がらずに履いてくれます。
ショート丈は長靴と違って、足の動きの制限がなく自由に動くことができます。
下駄箱にもストレスなく入れることができるので、子ども達は大満足です。
娘達も現在、ショート丈のレインシューズを使っていますが全く嫌がりません。
こちらは、ヒラキで購入したレインシューズで一足税込み1848円とコスパも最高です。
そして嫌がらず履いてくれる最大の理由は、レインシューズに見えないからです。
紐の部分のデザインも細かく、私も最初に見たときには、良くできているなと感心しました。
ハイカットタイプのレインシューズもあります。
引用 ヒラキ
靴紐部分はゴムでできており、実際に結ぶ必要もありません。
小さなことですが
これが取っても便利!
靴紐がまだ結べない子どもには、とてもストレスのようです。
そして屈みながら靴紐を結ぶ私にはもっとストレスがかかります(笑)
このレインシューズは嬉しいことに、汚れがサッと落ちるのでお手入れもとても簡単です。
ヒラキはカラーバリエーションが少ないですが、お値段もお手頃で私はヒラキで大満足しています。
エナメルブーツは雨じゃなくても履きたくなる
雨晴兼用の子供用ショートブーツは、おしゃれでかわいく、子ども達は毎日でも履きたくなります。
レインブーツは、ショート丈のレインシューズと、長靴の中間のような丈の靴です。
エナメル素材のブーツは、防水で汚れも簡単に拭き取ることができます。
そしてなんといってもとってもおしゃれで、雨の日だけでなく毎日でも履きたくなるブーツです。
現在娘達はショート丈のレインシューズですが、以前はこのエナメルのショートブーツを愛用していました。
姉はブラック、妹は薄いピンクを履いていましたが、ママ友からも「かわいいね、どこで売ってるの?」と良く聞かれました。
男の子のママは
ブラックやイエローを
購入していましたよ
内側がファスナーになっているので履きやすく、足首の隙間がないので雨も入りにくい形状になっています。
残念なところを1点あげるとすれば、素材がやや硬いので娘は「走りづらい」と言っていました。
しかし走りづらいデメリットを上回るデザインのかわいさがあり喜んで履いていました。
雨の日だけでなく、普段使いもできる点は嬉しいですね。
カラーは5色あるので、子どもの好きな色を選んであげるととても喜ばれますよ。
おすすめするレイングッズの併用でより快適に
長靴以外のレイングッズを併用することで、子ども達は雨に濡れにくく、より快適に過ごすことができます。
先ほどはレインシューズをご紹介しましたが、併用することで雨の日をより快適に過ごすことができるレイングッズがあります。
登校時に傘と長靴だけだと、他の部分が雨で濡れることを防ぐことができません。
何かないかと考え、まず思い浮かんだものがランドセルカバーでした。
私が小学生の頃、ランドセルカバーが流行していて、その憧れの記憶から早速購入しました。
使用してみると、確かにランドセルは濡れませんが、ランドセルにつけにくいし外しにくいというのが正直な感想です。
低学年の娘は、なんとか外せましたが、装着はできず帰ってきました。
レインシューズと同様に、子どもが自分から使ってくれるものでないと、あまり効果を得られません。
私が「これはいい!」と思った、おすすめのレイングッズをこのあと紹介しますね。
レインシューズと合わせて使う事で、雨の日をより快適に過ごすことができると思います。
ランドセルを丸ごとカバーできるレインコート
ランドセル対応のレインコートは、全身とランドセルを簡単に雨から守ることができます。
私はランドセルカバーを買ったあとに、ランドセル対応のレインコートを見つけました。
こんなのがあると知ってたら
こっちを買っていたのに・・・
買おうか迷っていたところ、お下がりが手に入ったので使ってみると、子どもでも簡単に着脱できました。
娘のレインコートはコート型だったのですが、調べてみるとポンチョ型もありました。
どちらもランドセルを背負ったまますっぽりを全身を覆うので、濡れる心配はなさそうです。
一つ問題だったのが、娘は脱いだレインコートをランドセルに直接入れて持ち帰ってきたことです。
もちろん連絡帳も筆箱も、びしょ濡れになっていました。
防水の袋を用意する必要があるなと思いましたが、最初から袋付きのレインコートを選ぶのも良いかなと思いました。
その他にも反射板が付いていたり、ムレを防ぐ空気孔が付いていたりとさまざまなレインコートがあります。
「ランドセル対応 レインコート」で検索するとたくさん出てきますので、好みのレインコートを探してみてください。
一家に一本はほしい超おすすめの防水スプレー
防水スプレーを使うと、レイングッズの撥水が蘇るだけでなく、汚れも予防できます。
私が実際に使っていて、おすすめしたいスプレーは(株)コロンブスの「アメダス」というスプレーです。
このアメダスは、吹きかけると防水・撥油・防汚の効果があります。
撥油とは油系をはじいてくれるという意味で、防汚は字の通り汚れを防いでくれます。
私がこのスプレーと出会ったのは、レイングッズを探しているときではなく、実は靴屋さんです。
履く前に、このスプレーでコーティングすると汚れにくく、靴が長持ちしますよと言われ、試しに購入しました。
1500円前後で販売しており
ネットでの購入も可能ですよ
本当に雨や汚れをはじいてくれて良い仕事をしてくれ、最初に吹きかけておくと汚れにくいです。
子どもが長靴を嫌がり、靴を履いていた時期は、スニーカーに吹きかけていました。
スプレーは広範囲に飛び散るので、室内で行うと部屋が汚れますので注意してください。
私は外で新聞紙を敷いて
吹きかける作業をしています
今では家族全員、新しい靴を購入したときには、まずこのスプレーを吹きかけています。
容量もたっぷり入っているので、コスパも良くおすすめですので、ぜひ試してみてください。
手さげカバンの防水対策も忘れずにしよう
手さげカバンの防水対策を考えると、図書で借りた本や体操服などが濡れず、カビも生えないので手入れにも困りません。
図書室で借りてきた本などは、手さげカバンに入れて持って帰ってくることが多いと思います。
借り物の本なので、濡れてしまうのは困りますよね。
わが家は、当初キルト生地のカバンを使用していたのですが、ある日中身がびしょ濡れの状態で、学校から帰って来ました。
自分が濡れないようにするのに
精一杯で他の持ち物は
びしょびしょでした
そこでエナメル生地の手さげカバンを試しに買ってみたのですが、機能的で使いやすく、今では下の子もこのカバンを使っています。
もう4年ほど愛用していますが、これが期待以上の優れものです。
特にファスナー部分は、端までしっかりファスナーが付いており、マチの部分もしっかりエナメル生地で感動しました。
大きさも十分あり、週明けの上靴、体操服、給食エプロンに水筒を入れてもまだ余裕があります。
学期末に持って帰ってくるお道具箱もすっぽり入り、ファスナーも閉まります。
大雨の日でも、特に濡れてほしくないものは、このカバンに入れておけば、まず心配は要りません。
子どもの手荷物が濡れて困っている方は、一度お試しください。
傘の長さは子どもに合うものを選びましょう
子どもにあった大きさの傘を選んであげると、子どもは傘が使いやすくなり濡れにくくなります。
大きさが合わない傘を使っていると体がはみ出して濡れたり、重くて使いこなせないことがあります。
子ども用の傘は、長さが細かく分かれているのをご存じですか?
恥ずかしながら私は全く知らず「子ども用の傘」でひとくくりにしていました。
子どもの傘は、40cmから始まり45、50、55、58cmとあります。
こんなに長さの種類が
あるなんて知らなかったわ!
ここで言う長さとは「傘の骨」の長さのことですが、私は長さを聞いてもピンと来なかったので、目安を書いておきますね。
長さの目安は上記の通りですが、体格に合わせて買い換えてあげることが一番大切です。
小学生の時は、大人と違って何度か買い換えが必要ということを覚えておきましょう。
一年生はやっぱり濡れるので予備の靴下を準備
一年生は、どんなにレイングッズを準備しても濡らしてしまうので、予備を持たせてあげましょう。
低学年、特に一年生は残念ながら、靴下を濡らして帰ってきます。
雨が降っていてもうまく傘をさせていなかったり、水たまりにあえて入りにいったりする事が原因と考えます。
私の娘も、どうやったらそんなに長靴の中が濡れるのかと、不思議に思うくらいの濡れ具合でした。
少しでも快適に過ごせるようにできることは、ぜひ着替え(予備)を準備してあげてください。
学校では上靴に履き替えますので、靴下を同時に履き替えれば学校での時間は、快適に過ごすことができます。
また長ズボンは、裾が思っている以上に濡れるので、雨の日は極力避けるようにしました。
キュロットやサブリナパンツだと足元が濡れにくく、不快な思いもすることが少ないのでおすすめです。
ちょっとしたことですが、これだけでも雨の日を快適に過ごすことができます。
まとめ
- 長靴を履いて登校する児童は、学年があがるにつれて徐々に減っていき、4年生になるとほぼいない
- 長靴を履きたがらない理由の一つは、デザインが幼稚に感じ、周りの友達も履いている子が減ってくるから
- 学校では下駄箱に収まらず、晴れたときに運動場で遊ぼうと思っても動きにくいという理由も履きたくない理由になっている
- 履きたがらない理由を解決できるレインシューズやエナメルブーツがある
- レインコートや防水スプレーを併用することで、より雨水を防ぐことができる
- エナメル素材の手さげカバンは、雨から中身を守れる優れものでおすすめ
- 傘の長さは、体格に合ったものを選ぶ必要があり、小学生の間は何度か買いかえた方がよい
- 一年生はレイングッズを準備しても、上手に使いこなせないため、濡れたときの予備の靴下を準備して上げるとよい
長靴で登校してくれるのは、小学3年生くらいまでです。
雨の日の靴は、びしょ濡れで臭いも気になり、衛生的にも良くありません。
親としては長靴を履いてほしいと思いますが、子ども達にも履きたくない理由がありました。
しかし履きたくないと思う理由を聞いて、それを解決できれば子どもは自ら喜んで履いてくれます。
解決できるレイングッズはたくさん出ていますし、併用することで雨の日をより快適に過ごせるアイテムもあります。
レインシューズやその他のアイテムを上手に活用して、うっとうしい雨の日も快適に過ごしましょう。
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