リトミックスカーフは年齢に応じて遊び方が無限にあるのでおすすめな玩具です。
リトミックスカーフの様々な遊び方を楽しむことで五感を刺激して脳の成長を促したり、想像力を育ててくれますよ♪
ただのカラフルな布に見えるけどどんな風に遊ぶの?
何歳児向けの玩具なの?
私も初めて見たときはどうやって遊ぶものなのか全く分かりませんでした。
見た目はカラフルな布ですが遊び方を調べてみると、新生児から幼児期まで幅広い遊びに活用できることが分かりました。
現役保育士ママの私が、実際に保育や家庭で遊んでいる遊びを年齢別に紹介します。
100均グッズやミルク缶を使った手作り玩具や、お手入れ方法も紹介していますので参考にしてみてください。
いろいろな遊び方を知ってリトミックスカーフを思う存分楽しみましょう♪
リトミックスカーフは遊び方が無限大
リトミックスカーフはアイディア次第で遊び方は無限大になります。
リトミックスカーフとはふわっとした素材の半透明のスカーフで、主に歌に合わせて揺らして使う玩具です。
保育業界では別名「わらべうたスカーフ」「シフォンスカーフ」とも呼ばれています。
私がリトミックスカーフを初めて触った感想は「とにかく柔らかくて触り心地が良いな」と思いました。
怪我の心配はありませんし、赤ちゃんとの遊びにぴったりと言われているのも納得でした。
0歳児から幼児期まで様々な遊び方ができる
リトミックスカーフは0歳児から幼児期まで長期間に渡って様々な遊び方ができます。
0歳児が遊べる玩具は使用期間が短い物が多いですよね。
リトミックスカーフなら赤ちゃんの時期だけでなく成長しても楽しめる玩具ですよ。
その理由は柔らかい素材とシンプルな形、そしてカラフルな色にあります。
発想に応じて様々な形になり、歌に合わせた遊びや見立て遊びが楽しめるのです♪
赤ちゃんなら色や素材の柔らかさを楽しんだり、幼児なら変身遊びやままごと遊びを楽しめます。
私の娘は2歳ですが、最近はリトミックスカーフを変身遊びに使うようになってきて、赤ちゃんの頃とは遊び方が変わってきたなと感じているところです。
例に挙げたのはほんの一例で、発想次第で遊び方は無限大です!
子どもの五感を刺激して脳の成長を促せる
リトミックスカーフ遊びは子どもの五感を刺激しながら遊べるので、脳の成長を促すことができます。
(前略)脳をバランスよく健やかに育てるために大切なのが、「五感からの刺激」なのです。(後略)
和光堂
五感とは「味覚」「聴覚」「嗅覚」「視覚」「触覚」の5つの感覚のことを言います。
例えば赤ちゃんに歌いながらリトミックスカーフを揺らして遊んでいるときに刺激される五感は以下の3つです。
- 聴覚…大人の歌や語り掛けを聞く
- 視覚…スカーフが揺れる様子や、スカーフの色を見る
- 触覚…スカーフを触ったり、揺れているスカーフが顔や体に触れる
シンプルな遊びひとつでもこんなにいろいろな刺激が与えられるのですね!
私の娘は遊びながらスカーフを舐める姿もあったので、もしかしたら「味覚」も刺激されていたかもしれません(笑)
0歳児から楽しめる!年齢別遊びネタ紹介
リトミックスカーフは年齢に応じて様々な遊びができます。
私は以前わらべ歌を盛んに取り入れている保育園で働いていましたが、0歳児クラスから5歳児クラスまでどのクラスでもリトミックスカーフが活躍していました。
わらべ歌だけでなく他の遊びにも大活躍なので、年齢別におすすめの遊び方を紹介していきますね。
0歳児は大人からの働きかけで様々な刺激を与えよう
0歳児なら「追視遊び」「いないいないばあ」「引っ張り遊び」がおすすめです。
新生児期から五感に刺激を与えることはとても大切です。
(前略)赤ちゃんも五感を持って生まれますが、どの感覚もぼんやりしたものです。
和光堂
例えば、新生児の視力は0.1以下と言われています。
五感は外からの刺激を受けなければ発達しません。(後略)
五感は刺激を与えないと成長しないのですね。赤ちゃんの健やかな成長のためにも大人が積極的に刺激を与えましょう。
揺らして追視遊び
生後2か月頃から動くものを目で追う「追視」が始まります。
語り掛けたり、歌いながら赤ちゃんの顔の上でスカーフを揺らしましょう。
「赤」「青」などはっきりした色だと赤ちゃんが認識しやすいですよ。
いないいないばあ
赤ちゃんの顔にやさしくスカーフをかけて「いないいないばあ」の声に合わせてスカーフをとりましょう。
成長して顔にかかったスカーフを自分で取れるようになったら、赤ちゃんの動きに合わせて掛け声をかけてあげると喜びますよ♪
我が子は「ばあ」の掛け声の時にいろいろな表情をしてあげると声をあげて大喜びでした♪
引っ張り遊び
玩具を掴めるようになったら大人と赤ちゃんがそれぞれスカーフを掴み、引っ張り合いっこも楽しめます。
成長してきたらオーボールにスカーフを入れて、穴から引っ張り出す遊びもおすすめです。
後ほど引っ張り遊びが楽しめる手作り玩具を紹介しますね。
1歳児と2歳児なら歌ったり体を動かして遊ぼう
1歳児~2歳児なら「スカーフの雨」「わらべ歌」がおすすめです。
1歳を過ぎると体力がついてきて、なかなか寝てくれないと悩むママも多いはずです。
私もまさしくその一人で、毎日の寝かしつけに頭を悩ませ、日中にいかに体力を消耗させるか日々考えています(笑)
リトミックスカーフは全身を使った遊びも楽しめるので、遊びながら体力消耗できますよ♪
スカーフの雨
何枚かまとめて「3、2、1!」と頭上からスカーフを降らせると大喜びです♪
何回かやると「○○ちゃんがやる!」と自分でスカーフを集め、全身を使って遊びます。
小さい体で全身を使ってもあまり高く飛ばない姿がなんとも可愛らしいですよ♪
1枚でももちろんできますが、カラフルなスカーフを複数枚用意すると視覚的にも楽しめますね。
わらべ歌遊び
リトミックスカーフを使って遊べるわらべ歌はたくさんあります。おすすめを紹介しますね。
- にぎりぱっちり たてよこ ひよこ
(ソーファファ ソーファファ ソソファファ ソファレ)スカーフをくしゃくしゃに丸めて両手で包み、軽く上下に振る
- にぎりぱっちり たてよこ ひよこ
繰り返す
- ぴよぴよぴよぴよぴよ
手を少しずつ開く
「ひよこ」の部分を他の動物に変えて「ぴよぴよ」を鳴き声などに変えればもっと楽しめますよ♪
ふわふわの素材なので手を開くとスカーフがもこもこと広がり、まるで生き物が動いているように見えて、子どもたちは釘付けになること間違いなしの遊びです!
3歳児から5歳児ならごっこ遊びが盛り上がる
3歳児~5歳児ならままごとや変身ごっこなどの「ごっこ遊び」がおすすめです。
何かをあるものに見立てて遊ぶ見立て遊びは1歳過ぎから始まりますが、3歳以上になると自分で設定を考えて遊ぶ「ごっこ遊び」が楽しめるようになります。
シンプルな形でカラフルなリトミックスカーフがあれば子どもの発想によっていろいろな遊びが生まれ、想像力が育つのです。
ままごと遊び
カラフルで形が自由自在に変えられるので、様々な食べ物に見立ててままごとが盛り上がります。
丸めて器に入れ、カラフルなアイスを作ってアイス屋さんごっこができますし、お弁当を包んで広げればピクニックごっこも楽しめるでしょう。
他の玩具と組み合わせて子ども自身が考えて遊ぶので想像力が育まれますよ。
変身ごっこ
憧れのものになりきって遊ぶことが大好きな時期です。
手首や腰にスカーフを巻いてヒーローになりきったり、スカートにしてお姫様になることもできます。
我が子はまだ2歳ですが、ヘアバンドのように頭に巻いてあげると相当気に入ったようで「写真撮って」とポーズを決めていました♪
今回紹介したのはほんの一例で、リトミックスカーフにはアイディア次第で無限に遊び方があります。
子どもの反応を見ながらぜひ楽しい遊びを見つけてみてください♪
次項では、リトミックスカーフ遊びがもっと楽しくなる手作り玩具を紹介しますよ。
100均グッズとミルク缶を使った手作り玩具
リトミックスカーフと「100均グッズ」や「ミルク缶」を使って引っ張り遊びができる手作り玩具が簡単に作れます。
材料が手軽に揃えられるだけでなく、作り方もとても簡単で、更にリトミックスカーフの収納にも使える手作り玩具を2種類紹介します。
我が家でも上の子が赤ちゃんの時に作り、数年経過した現在も活躍中の玩具です!
セリアのプルアウトボックスで無限ティッシュ
子どもがいつの間にかティッシュを大量に出していて困った経験はありませんか?
セリアの「プルアウトボックス」の中にリトミックスカーフを入れるだけでティッシュの引っ張り遊びが無限にできる玩具が作れます。
スカーフを畳まずにくしゃくしゃのままボックスに入れることで、少しずつ出てくるので「シュルシュルッ」という感触が楽しめます。
ティッシュの空箱でも作れますが、強度が弱く赤ちゃんが破いて食べてしまう可能性があるので、私はこちらをおすすめします。
市販のリトミックスカーフ(約60cm×60cm)だとやや大きい気もしますが、私は小さく切って縫うのが大変なのでこのままにしています。
スカーフを引っ張るときにボックスが軽くやや浮く感じがありますが、それが逆に難易度を上げていて、集中して遊んでいました。
月齢が低い子には1枚だけ入れてあげると引っ張りやすくなりますよ。
全部出し終えたら、またスカーフを入れれば繰り返し遊べますし、遊び終わったらボックスの中に片付ければ散らかりません。
ミルク缶とセリアの排水口カバーで引っ張りボックス
「空のミルク缶」と、セリアの「シリコン排水口カバー」を組み合わせると、中に入れたリトミックスカーフを引っ張れる玩具が作れます。
排水口カバーは3サイズ(15cm、14.5cm、13.4cm)に対応しているものですので、間違えないようにしましょう。
では作り方を説明していきますね。
- 1排水口カバーを「13.4cm」サイズに合うようにカットする
パッケージの裏に詳しく書いてあるよ!
- 2ミルク缶に排水口カバーをはめる
- 3養生テープ(ビニールテープ)で固定する
- 4中にリトミックスカーフを入れて完成!
無限ティッシュと同じように、
リトミックスカーフはくしゃくしゃにして入れてね♪
ミルク缶本体に布やリメイクシートを貼れば見た目も可愛らしくなりますよ♪
私の職場の保育園では、ミルク缶の蓋をカッターでくり抜いて作っていましたが、くり抜く作業が一苦労だったので、もっと早く知りたかったです。
我が子は指先を使って次々と引っ張っていました。アレンジとして、スカーフの端同士を結んで繋げて長くすると、途切れることなくどんどん引っ張れます。
このボックスは他にもボール落としや、幼児期には感触だけで何が入っているか当てるゲームなど、いろいろな遊びに使える万能ボックスです!
海外製と日本製がある!楽天やAmazonで購入可能
リトミックスカーフには海外製と日本製があり、楽天やAmazonの他、専門店の通販で購入できます。
双方を比べてみると「価格」「素材」に違いがあることが分かりました。
私は安い物が欲しいと探して、海外製のリトミックスカーフを購入してみました。
私の中でのイメージは日本製のリトミックスカーフの触り心地だったので、正直最初は「あれ?触り心地が違う!」と思いました。
海外製と日本製にこんなにも違いがあるとは知らなかったので、日本製のリトミックスカーフの購入も検討したいと思っています。
しかし、現在は海外製のリトミックスカーフでも十分に遊べているので、これから購入する方は特徴を知ってどちらを購入するか検討してみてくださいね。
コスパが良いが色落ちが気になる海外製
こちらの海外製リトミックスカーフは10枚セットで税込1,000円(2023年11月現在)とお手頃価格ですが、色落ちが気になるとの口コミが多数ありました。
使用前には必ず洗ってみて色落ちがないことを確認することをおすすめします。
私が持っているリトミックスカーフも海外製のもので、洗ってみると多少の色落ちがありました。
特に赤ちゃんはなんでも口に入れるので、唾液によって口の中で色が落ちてしまわないかと心配ですよね。
後ほどリトミックスカーフの洗い方について説明しますので参考にしてみてください。
とはいえ1枚100円程で購入できるコスパの良さは大きな魅力です!
「まずはリトミックスカーフがどんなものか試してみたい」「大量に購入して思う存分遊びたい」という方には海外製がおすすめできます。
値段が高いが触り心地がとても良い日本製
こちらの日本製のリトミックスカーフは7枚セットで税込2,310円(2023年11月現在)でさらに送料がかかります。
日本製のリトミックスカーフは海外製のものと比べると価格は高いですが、日本製という安心感がありますし、何より触り心地がとても良いです。
私は同僚保育士が持っていた日本製のリトミックスカーフを触ったことがありますが、自分が持っている海外製のものよりも格段に触り心地が良かったです。
それに加えて日本製はほつれにくく丈夫な印象もありました。
その理由は作られている素材にあり、海外製はポリエステル、日本製はナイロンで作られています。
「つみきや」「宮地楽器」といった専門店の通販では、1枚から購入できるので、好きな色を選んで購入したい方にもおすすめです。
洗い方は手洗い一択!塩を使うと色止めができる
リトミックスカーフを洗う時は必ず優しく手洗いし、必要があれば色止めを行って色落ちしないよう対策しましょう。
先ほど紹介したAmazonで販売されている商品の説明では、使用前の水洗いが推奨されていました。
私はズボラなのであまり深く考えず、使用前のリトミックスカーフをネットに入れて洗濯機で洗濯してしまいました。
すると写真のように端がほつれてしまいました。私と同じ失敗をしないよう必ず優しく手洗いしてくださいね。
また、リトミックスカーフの色落ちが心配な場合は「色止め」を行うのがおすすめです。
「色止め」の方法は、塩大さじ1杯を入れたタライの水にリトミックスカーフを一晩漬けて置くだけです。
(前略)塩に含まれるマグネシウムやカルシウムなどの金属イオンは、衣類に使われている染料と結びつくと、染料を安定させる働きがあります。(後略)
NPOおばあちゃんの知恵袋の会
実際にAmazonや楽天にも「色止め」で色落ちが改善されたとの口コミが複数投稿されていました。
何でも口に入れてしまう赤ちゃんが使う玩具なので、色落ち対策ができれば安心ですね。
まとめ
- リトミックスカーフは0歳児から幼児期まで長期間に渡って様々な遊び方があり、五感を刺激でしながら遊べるので脳の成長が促される
- 0歳なら「追視遊び」「いないいないばあ」「引っ張り遊び」がおすすめ
- 1歳~2歳なら「スカーフの雨」「わらべ歌」がおすすめ
- 3歳~5歳ならままごとや変身ごっこなどの「ごっこ遊び」がおすすめ
- セリアの「プルアウトボックス」の中にリトミックスカーフを入れると「無限ティッシュ」が作れる
- ミルク缶とセリアの排水口カバーを組み合わせ、リトミックスカーフを入れると、引っ張り遊びができる
- リトミックスカーフには海外製と日本製があり、素材や価格が異なるので、それぞれの特徴を知って購入すると良い
- リトミックスカーフを洗う時は必ず優しく手洗いをする。塩を入れた水に一晩漬けると色落ちを防げる
リトミックスカーフには様々な遊び方があり、0歳から5歳まで長期間楽しめる玩具なのでおすすめです。
私は、シンプルな形の玩具だとアイディア次第でいろいろな遊び方ができるので良いと思っていて、我が子にはできるだけシンプルな玩具を買うようにしています。
リトミックスカーフはまさにその条件にぴったりな玩具でした。
我が家ではまだまだ活躍してくれそうなので、今回日本製の存在を知り、購入しようかと思いました。
リトミックスカーフを使って親子の触れ合いの時間をたくさん作り、五感を刺激して子どもの脳の発達を促しましょう♪
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