夏の楽しみでもある海やプールに欠かせないのが浮き輪ですね。
素敵なデザインの浮き輪がたくさんありますが、選ぶときに「小学生の子にはどのサイズを買ったらいいんだろう?」と悩んだ経験はないでしょうか。
小学生の浮き輪のサイズを選ぶ時のポイントは年齢や身長ではなく、胸囲なんです。
浮き輪のサイズは空気を入れる前の直径が目安となっていますが、「45cm」や「50cm」という表記では実際にどれくらいの大きさかわかりづらいですよね。
実際、私もこれくらいかなというイメージだけで浮き輪を購入したら思っていたよりも小さめだった、ということがありました。
小学生にもなると身長や体形も個人差が大きくなると思います。
浮き輪を選ぶときのポイントを押さえて、海やプールを楽しみましょう♪
浮き輪を選ぶ時に小学生のサイズは胸囲で決める!
浮き輪のサイズの選び方で大事なのは適度なゆとりをもったサイズかどうかということです。
小さめの浮き輪ではもちろん窮屈で使いづらく、バランスが悪ければ波などでひっくり返ってしまう可能性もあります。
浮き輪を付けてるのに、ひっくり返ったら危ない!!
逆に大きい場合には、浮き輪から抜け落ちてしまう可能性がありますよね。
私は上の子が使っていた浮き輪を下の子に使わせようとしたら、大きかったことがあります。
しっかりとつかまることができないので、子供も怖がってしまいました。
浮き輪のこの適度なゆとりを決めるのが、浮き輪の内周と胸囲の差なんです。
子供の胸囲を確認してから浮き輪の内周との差で選ぶと、ちょうどいいサイズの浮き輪を選ぶことができますよ。
浮き輪のサイズ表記は直径なので、空気を注入したときの内周とは別物だということに注意が必要ですね。
水での事故が起きないようにするためにも、サイズの合った浮き輪を選んであげましょう。
浮き輪のサイズ選びは胸囲を目安にするのがポイント
浮き輪の適度なゆとりを確保するためには、浮き輪に空気を注入したときの内周と胸囲との差を確かめるのが大事です。
身長や年齢が同じでも体形は個人差があるので、胸囲が同じとは限りませんよね。
そのため、身長や年齢で決めてしまうと浮き輪が大きすぎたり、小さすぎたりという問題が出てしまうのです。
身長や年齢よりもその子の胸囲に合わせて浮き輪を選ぶ必要があります。
兄弟でも、我が家の場合は長男はがっちりタイプ、次男はほっそりタイプと体形が違っているので、同じ年齢の頃で比較しても服の大きさが違うということがあります。
こちらに浮き輪のサイズ、胸囲、ゆとり幅の目安をまとめてみました。
浮き輪直径 (cm) |
胸囲 (cm) |
ゆとり幅 (cm) |
60 | 58 | 6 |
65 | 62 | 7 |
70 | 66 | 7 |
75 | 70 | 8 |
80 | 74 | 8 |
ゆとり幅は浮き輪と胸囲の左右にできる空きの目安です。
浮き輪を選ぶときは、子供の胸囲を確認すれば、ちょうどいい浮き輪のサイズがわかりますね。
胸囲を測るときは、メジャーを脇の下に挟んで、両手を下した状態で測りますよ。
お店によっては浮き輪の見本を出しているところもあるので、実際に試すとさらに安心ですね!
子供用も大人用も安全基準や素材をチェック
浮き輪を選ぶときに、サイズの他にも注意をした方がいいチェックポイントがあります。
安全性に関わる重要なものもありますので、子供用の浮き輪だけでなく大人の浮き輪を選ぶ時にも参考にしてみてください。
我が子はやはり流行りのデザインの浮き輪を欲しがるので、それ以外の機能的なポイントもしっかりみないといけないなと思います。
安全基準の合格マークがあるかを確認する
浮き輪を選ぶときには、玩具安全マーク(STマーク)が付いているかを確認しましょう。
STマークは玩具業界が安全性を高めるために作った玩具安全基準に合格したおもちゃだけが付けられるマークです。
基準に合格すると、101cm未満の浮き輪の場合はこのようなSTマークが付きます。
こちらのマークを目にしたことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
STマークは安全の保証してくれるのはもちろんですが、メーカーに損害賠償補償制度への加入が義務付けられています。
万が一の場合には間接的に利用者への保障に使える仕組みだそうです。
このSTマークは浮き輪以外のおもちゃでも四角いタイプのSTマークが付いていることがありますよ。
私も子供のおもちゃにこのSTマークが付いているのは知っていたのですが、損害賠償補償制度があるというのは知りませんでした。
安全性の面からもSTマークがついた浮き輪を選ぶのがいいですね。
浮き輪の素材は何でできているのかも要確認
子供が使うものである以上、安全な素材が使われている浮き輪を選びたいですよね。
小さい子はよく口の中にものを入れたり、舐めてしまったりということがあります。
我が子もなぜか目の前のものを口に入れてしまう子でした。
子供が触れるものですから、安全な素材であるかどうかを確認しましょう。
浮き輪の主な素材はポリ塩化ビニルです。ポリ塩化ビニル自体に問題はありませんが、加工しやすくするためにフタル酸エステルというものが使われていました。
フタル酸エステルは毒性が疑われたことから、現在は乳幼児のおもちゃに使われるのを禁止されています。
フタル酸エステル含有基準を満たした浮き輪には非フタル酸統一マークが付けられています。
このマークが入っている浮き輪なのかどうかも、選ぶ時のポイントになりますね!
もし子供が舐めてしまうような心配があるときには、浮き輪にどのような素材が使われているかもぜひ確認してみてください。
空気栓の数が2個以上あるか確認
浮き輪の空気を入れる空気栓がいくつあるかというのも確認すると安心ですね。
日本空気ビニール製品工業組合が提示している安全基準のポイントをみると、76cm以上の浮き輪については空気室が2つ以上あることとされています。
万が一穴が空いて空気が漏れるようなことがあっても、空気室が分かれていればもう一つの空気室に空気が残ることになります。
もしもの場合に備えるなら、空気室が2つに分かれていると安心ですね。
小さな浮き輪でも補助の空気室がついているタイプがあります。
空気室にはそれぞれ栓がついているので、空気栓が2つ以上あるのか確認してみると簡単にわかりますね。
我が子がデザイン重視で浮き輪を選んだところ、数回の利用で穴が開いてしまったことがあります。
足の届くようなプールでの利用だったので、事故につながることもありませんでしたが、浮き輪の空気が抜けてしまってはひやりとしますよね。
もしもに備えて、空気栓が2つあるものの方が安全だなと思いました。
小さな子供から楽しめるおすすめの浮き輪紹介
浮き輪にもいろいろなタイプのものがあるので、比べてみたいと思います。
今年、娘はおばあちゃんに浮き輪を買ってもらっていたのですが、貝殻の形をしていて、中にはラメが入っているというなんともオシャレな浮き輪でした。
いろいろな形のものがあるので、選ぶのも楽しいですね♪
私が気になったものを、いくつかご紹介していきます。
定番のドーナツ型はデザインいろいろ!
もはや浮き輪と言えばドーナツ型ですね!私は子供の頃からこのタイプを使っていたので、浮き輪と言えばドーナツ型を思い浮かべます。
大きさもデザインも様々で、子供から大人まで使える定番中の定番です。
ドーナツ型といってもデザインも様々なので、私が気になったものをご紹介します。
たくさんの人がいる海やプールでも、このような凝ったデザインの浮き輪は注目度が高いこと間違いなしです!
子供に持たせていれば、迷子の心配もなさそうです♪
浮き輪デビューにもおすすめの足入れタイプ
まだ小さい子には足入れタイプの浮き輪もおすすめです。
一人で浮き輪につかまるのが難しくても、足を入れることでおしりを支えてくれるので、浮き輪から抜け落ちてしまう心配がありません。
我が子たちもプールでの浮き輪デビューは足入れタイプでした。
初めは不安そうに浮き輪にしがみついていましたが、慣れてくるとしっかりバランスをとって乗っていました。
足入れタイプであっても、バランスを崩せばひっくり返ってしまう可能性もあるので、小さい子を乗せるときには一緒に付いていてあげる必要はありますよ。
赤ちゃんでも水中運動を楽しめるスイマーバ
スイマーバの首リングは赤ちゃんの首に着ける浮き輪です。浮き輪にあごが乗るようになれば0才から使えます。
水の中で全身運動ができるので、赤ちゃんにとってもいい効果が期待できるとされています。
私は長男の時から使っていたのですが、ぷかぷかと浮かぶ姿はとてもかわいいですよ♪
自分から足を動かして、水の中を進む姿はずっと見ていられそうなくらいです。
浮き輪の空気抜かす方法を覚えて片付けも楽に!
海やプールで遊んだあと、浮き輪の空気を抜いていくのは意外に大変な作業ですよね。
空気栓を抑えるのは小さい子にはなかなか難しい様子です。我が家は下の子がまだ一人では空気を抜かすのが難しいです。
かさばるから、浮き輪の空気は抜いてから帰りたいよね
ちょっとした裏ワザで浮き輪の空気を抜かすのも簡単にできます!
裏ワザさえ覚えていけば、帰り支度をするのも早くなりますよ。
ストローを使えば空気を抜くのも簡単にできる
空気栓を抑えるのはなかなか難しい作業なのですが、ストローを使えば簡単に空気を抜くことができますよ!
浮き輪から空気を抜くときには、中の二重弁を開いて空気が出ていくすき間を作らなければなりません。
空気が簡単に抜けないための二重弁ですが、その分、空気を抜くのが大変ですね。
二重弁のすき間を開けるために空気栓をぎゅっと押しつぶしたりすると思いますが、指先の力も使いますし、コツもあるので意外に難しいんです。
子供に手伝ってもらおうとしたら、「上手くできないよー」と早々にギブアップされてしまいました。
この二重弁のすき間を開けるのに、ストローが活躍してくれるのです。
「ストローなんて役に立つの?」と思われるかもしれませんが、試してみたら驚きますよ!
やり方は簡単です。空気栓にストローをぐっと差し込めば終わりです。
私も試してみたんですが、ストローを差し込んだ瞬間に空気がすーっと抜けていくのが爽快でした!
これなら子供でも簡単にできるので、お片づけを手伝ってもらいましょう♪
ストローの代わりに割りばしなどでもできますので、お試しください。
洗濯ばさみで空気栓をしっかり押さえる
洗濯ばさみも空気を抜くのに使える便利アイテムなんです!
浮き輪の空気を抜ききるのに、空気栓を指でずっと押さえてないといけませんよね。
でも、ずっと押さえているのは大変ですし、力の弱い子供は押さえること自体が難しかったりしますよね。
私でさえ、指が疲れたなーと途中で思い始めてしまいます。
それなら、代わりに洗濯ばさみに押さえてもらっちゃいましょう!
水圧を使って空気を抜くこともできる
プールや海から上がる前なら、水圧を利用して空気を抜いてしまいましょう。
水の中に沈めると、周りからの水圧で空気を押し出してくれるんです。
浮き輪の空気を抜くときに、浮き輪の上に乗ったり、少しずつ畳んで空気を押し出すのは意外に難しいんですよね。
最後まで空気がなかなか出し切れずに、私はいつも苦戦してしまいます。
水圧で周りからぎゅーっと押し出してくれるので、楽に空気が抜けていきますよ。
100均アイテムを使ってらくらく空気抜き
100均のアイテムを使うと浮き輪の空気を抜くのもらくらくできますよ!
空気を入れる時に空気ポンプを使っている方もいると思います。
引用 ダイソーオンライン
空気を入れるときは青い口の方にホースをつなげますが、空気を抜くときは赤い口の方にホースをつないでください。
大きい浮き輪の空気を抜いていくのは時間が掛かるので、空気ポンプでシュッと抜いていく方が早いですよ!
100均にはこんな空気抜きアイテムもありました。
引用 ワッツオンラインショップ
「こんなのが100均で売っているんだ!」と見つけた時には驚いてしまいました。
浮き輪やビーチボールの空気栓にこちらを差し込めば空気が抜けやすくなります。
ストローで空気を抜いていくのと同じ仕組みですが、これ一つあれば毎回ストローを準備しなくてもよくなりますよ♪
忘れ物をしがちな私は浮き輪と一緒に保管しておきたいと思います。
まとめ
- 小学生の浮き輪のサイズの選び方は適度なゆとりを持つために、胸囲から選ぶのがいい
- 身長や年齢ではなく胸囲からサイズを決めるのは、体形に個人差があるから
- 浮き輪を選ぶときには、デザインだけでなく安全性や素材もチェックするといい
- 浮き輪にはドーナツ型の他にも、足入れタイプやアームリング、赤ちゃんにはスイマーバもおすすめ
- ストローや洗濯ばさみ、水の力や100均グッズを上手に使えば、浮き輪の空気は簡単に抜ける
小学生の浮き輪のサイズを選ぶのに困ったら、胸囲を確認すれば、お店で購入するときもネットで購入するときも安心です!
最近は浮き輪のデザインがたくさんあって、選ぶのも楽しいですよね♪
「映える」浮き輪は子供だけでなく、大人の気分も盛り上がります。
プールや海での事故を防ぐためにも、サイズをしっかり確認しましょう。
安全性にも気を付ければ、浮き輪の選び方も変わりそうですね。
小学生にあった浮き輪を選んで、楽しく遊びましょう!
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