自己破産個人再生債務整理の裏事情

読書と思考

弁護士が普段語らない債務整理(自己破産や個人再生)の事情

私もそうだったのですが、インターネットで調べたり弁護士に聞いたりして債務整理の道を選ぶ方は多いでしょう。

しかしその時はそれでよくても、時には考えもしなかったことで後に悩むことがあります。

ここでは表ではあまり語られない債務整理の事情・デメリットなどを書いておきたいと思います。

現状はあまりにも弁護士という商売を助けるための情報しか流れていません。

しかし、語られていないことでも確実に本人を苦しめるような、事前に知っておくべき事情が存在します。

これを読み、安易に自己破産、個人再生への道を歩まないようにし、一歩立ち止まって考えていただければと思います。

この記事には債務者と弁護士と貸し手の3者が登場しますが、誰のことも悪く言っているものではありません。それぞれの立場で行動した結果、債務者が思わぬことで苦しんでいるという話です。

弁護士、法律事務所のサイトには法的なことしか書かれていない

ある意味では当然のことですが、法律事務所のサイトには法律上の説明しか書かれていません。

制度的に自己破産は免責が下りると債務返済の義務がなくなりますが、財産は没収されます、個人再生は、返済義務はありますが返済額が圧縮され、財産は没収されません、などといったことです。

これ、私が知る限りどこのサイトもデメリット(制限)の部分はあくまで法律上自己破産と個人再生とではどういう違いがあるのかといったことしか説明していません

 

しかし、これは大事なことをすっ飛ばしているんですよね。

法律上のことも大事ですが、まずは人間の感情的に借金というものがどういう目で見られ、債務整理をした人間がどういう目で見られるのか?を考えないといけません

借金はしている本人も非常に後ろめたいです。

債務者の考え

典型的な倫理観で、

借りたお金はお金は返さないといけない

というものがあります。

これは私たちが人と関わるうえで約束は守らないといけないというものに準ずる考えだと思います。

世の中で特に大切なお金のことについて約束を守るのが人としての義務だろう?ということです。

ですから、借金をしている間は返済という約束を果たす義務があると考えますし、債務整理はそれを破る考え方だと捉えることが普通なわけです。

だから多重債務者でも自己破産や個人再生に踏み切るには抵抗があります。

そして債務整理などしてしまったらその後はきっとまともな生活はさせてもらえないだろうと考えてながら弁護士に相談するわけです。

弁護士の考え

法律に感情の入り込む余地はないので、弁護士は感情というものを除外して債務整理について説明します。

その結果、

自己破産も個人再生も、行った後は以前と変わらない生活を送ることができます。

新たなローンを組んだりクレジットカードを作ったりすることはしばらくできません。

選挙権は無くなりません。

このように、制限はあるけれど以前と大差ない生活を送れますよ!と謳うのです。

そして、人にバレる心配はほとんどありません(これが最近では通用しなくなっていますが)と言うので、借金がある人はじゃあ債務整理しようか、と決意します。

しかし、ここには貸し手の目線が抜けています。

貸し手の考え

リスクを負ってお金を貸している貸し手にとっては、お金を返すのは約束であり当然のことで、それを反故にするというのは裏切り以外の何物でもありません。

債務整理が正式な法律に則った手続きであったとしても、何の補償もなくチャラになるというのでは納得いくはずがありません。

企業としてお金を貸している金融会社などであればそこで働く個人としては痛手がないので、大して何も思わないでしょう。

ですが、個人に対して信頼、信用を担保にお金を貸している身内、友人、知人であれば合法的にチャラにした個人を許すことは到底できないでしょう。

お金を踏み倒されたことで自身が破綻してしまった場合には消えない恨みを抱いてしまってもおかしくありません。

このような思いもあり、法律をこえたところで、借りたお金を返すのは当然、返さないのは人に非ずという考えが存在し、債務者もその考えを察知しています。

債務整理を始める前に考えてみよう

債務者と弁護士で話が進む

こういう状況のなかで、弁護士はまずあなたは今苦しいですが、債務整理をすることで楽になることができますよ、と債務者を安心させます。

そして、債務整理の手続きに入ったときには貸し手のことを顧みることなく話が進んでいってしまいます。

しかし、これは貸し手側からみると好ましいことではありません。

いくら倒産、破綻の可能性を理解してお金を貸したとしても、実際にそうなって、素直にハイわかりました、とはならないものです。

そういった貸し手の感情も考えておく必要がありますし、債務整理をした後は自分はキレイなんだと考えてしまうとなかなかそうはいかない現実にモヤモヤしてしまいかねません。

自己の反省を踏まえて

私は過去に個人再生をしましたが、その時は苦しい気持ちでいっぱいで、自分が楽になれる合法的な方法があると知って割とすぐに実行しました。

ですが、それは尾を引き、債務整理をした過去は一生消えないんだなということを自覚するに至っています。

それは今でも契約できないクレジットカードやローンなどから、また、過去に債務整理した際の書類を見たりしても感じます。

また、借金持ちが馬鹿にされているのを見ても、自分が言われているように感じる癖がついてしまいました。

そうなると、もう少し返そうという努力ができたんじゃないか?という気になったりします。

法律的にどうであれ、お金を返さない人に対する風当たりは強いし、もし何かの際に債務整理がバレたときには自分は冷遇されてしまうんじゃないか?と思うこともよくあります。

ですから、今後債務整理を考えている人には、貸し手の気持ちもよく考えて、返済の努力の仕方を変えられないか?など考えてみてほしいと思います。

これは上から目線ではなくて、私自身の反省です。

実害があるのかないのかはわかりませんが、一生消えない債務整理の履歴を作るよりは苦労して完済するほうがマシだと思えます。

 

そう思うことを加速させるのが、昨今の個人情報漏洩サイトの乱立です。

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債務整理が人にバレない→バレるになってきている

自己破産や個人再生など、債務整理をした事実は一般に公開されます。ただし、限定的です。

法律事務所の謳い文句として、官報という国の機関誌には載りますが一般の人がそうそう読むものではないので人に知られる心配はまずありません、というものがありますが、これは昨今の情報社会の事情には合わなくなってきています

私は数年前からインターネット上で債務整理をした者の個人情報が書かれたサイトをいくつも見てきました。

サイト作者は一般の人がほとんど目にすることのない官報の情報を広めているわけです。

そして、これらを取り締まる有効確実な手立てはありません。

また、取り締まれたとしても一度流出した情報は取り消せません。

だから債務整理をしてもその事実がバレない、というのは事実でなくなっていますし、今後もしばらくはその状態が続くでしょう。

現状で官報という形で一般公開されている以上、その情報が拡散するリスクは常にありますし、実際拡散しているのです。

ですから今後債務整理をする方は身内、職場、友人、知人など全ての人にバレる覚悟が必要だと思います。

それも含めて考えると、債務整理に踏み切る前に一度立ち止まって考えてもいいのではないか、と思います。

 

ですから私は安易な債務整理はしないほうが債務者のためになると思います。

現状弁護士の先生方はこの世情をどのように考えているのか教えてもらいたいところです。

法律のプロであっても、最新の世間の事情にまでは対応していない可能性もあるので、自分からしっかり準備して疑問をぶつけていくことが大切です。

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