Saku
色々辛いことあるけどさ、前を向いて生きていこうよ。

読書と思考

「アダルトチャイルドが自分と向きあう本」アダルトチルドレンの克服

家族の謎を明かし、小さい頃の"私"と向き合って、その子を慰める

極端に自分を親に対応させるような生き方をしているアダルトチルドレン。

そんな自分はおかしいのではないか、気付いたときに読んでほしいのがこの本です。

 

アダルトチャイルドが自分と向きあう本/アスク・ヒューマン・ケア研修相談センター 編

 

本書はアダルトチルドレンについての解説はそこそこに、アダルトチルドレンを克服するための方法、「原家族ワーク」を中心に書かれています。

 

行うことは、まず家庭の状況を明らかにすること

家族の問題、家庭内のルール、その中での自分の役割、家庭内で与えられてきたメッセージを振り返り、そこにあった否定的なメッセージを新たなものに書き換えるのです。

そして、子供のころの自分を振り返ることです。

機能不全家族の中で育ってきた自分の中に取り残された子供のままの自分(インナーチャイルド)と出会い、その幼い子である自分を慰め、悲しみを癒す(グリーフワーク)のです。

そこから現在の自分に戻り、今の欲求を確認しながらインナーチャイルドを育てていきます。

家庭の状況を明らかにする

歪んだ家庭には特殊なルールがあるものですが、その中で育ってきた子供はそれがおかしいものだとは気付かないものです。

家族のために役割を演じ続けなければ家庭が崩壊しそうであったり、誰も口には出さないけど厳然と存在する家庭内の不健全な掟があったりと機能不全家族は不穏な空気が常に流れています。

第三者から見れば明らかに異常な状況なのですが、家庭の中に組み込まれた人はそれをなかなか客観視できないのです。

それを振り返っていく作業を行います。

「アダルトチャイルドが自分と向きあう本」にはその流れが明確に記載されています。

いったん健全な普通の感覚を知ってしまうと、自分の家がいかにおかしい場所だったかわかってくるのですよ。

アダルトチルドレン本人は「こんなことは普通だ」と思うことでも、また不適切な親が「親のせいにするな」と言いそうなことでも、普通の感覚からすると十二分におかしいものなのです!

それを自覚できると、かなり前進します。

子供のころの自分を振り返る

子供のころの自分を振り返ると、ある出来事で悲しみの感情を上手く消化することができないままやむを得ず我慢し、そのまま小さい子の状態でいる自分に気付きます。

その小さい子がインナーチャイルドです。

小さい子は悲しいことがあったときは普通思いっきり親に甘えて泣き、そうして悲しみを癒すものです。

ですが機能不全家族で育った子の親は甘えさせてくれる親ではなく子供は我慢します。

機能不全家族では自分らしくいることも許されない空気が流れていますので、自分の感情を優先させることができないのです。

そうして、置き去りになってしまった小さい子が生まれます。

 

ですが、子どものころに与えられなかった安らぎは親にしか与えられないものではありません。

大きくなってからでも、自分や仲間たちがインナーチャイルドを慰め、悲しみを癒してあげてもいいのです。

これがグリーフワークです。

過去のことを思い出すと、不意にずっと忘れていたことを思い出して、激しい感情が沸き上がってくることがあります。

それこそがインナーチャイルドの叫びです。

心の声に耳を傾けて、自分の中にいる小さい子がしてほしいと思っていることをしてあげればよいのです。

 

 

そして時は動き出す

自分の家庭の謎を解き明かし、時が止まったように置き去りにされた子を発見し、その子の悲しみを癒して連れていくこと。

そうすれば生き生きとした自分の人生が動き出すことでしょう。

ずっと昔の姿のままでいた小さい私を成長させていくのです。

悲しみを癒し、欲しかったものが与えられればインナーチャイルドは成長します。

そうしていつしか現在の自分と重なり、あなたはより自分らしく生きられることでしょう。

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