ホーム 『日本全国津々うりゃうりゃ〈仕事逃亡編〉』宮田珠己 第18回 宮崎2・3 Page 2

細い水路をゆっくり進み、ゆるやかに右へカーブすると、突然終点だった。しばらく先に瀬が見え、そのだいぶ手前に川を横切って縄が張られている。さすがに手漕ぎボートで瀬を越えることはできないから、ここまでということだ。瀬の上には大きな橋と小さな橋が架かっていて、後で確認したところ、それは高千穂大橋と神橋(しんばし)と呼ばれる橋であった。

できれば瀬のすぐそばまで肉薄してみたい気もしたが、縄も張られているし、ちょうど15分が経っていたこともあり、引き返すことにした。

本当は、帰りはまた別のルートがあったりすると面白いのだが、そういうものはないようだった。そのへんはジャングルクルーズとは違うのであった。

それにしても、たった30分の貸しボートでこれだけ楽しめたのは、素晴らしい。全国の貸しボートにすべて乗ったわけではないが、ここはまず日本一のボートスポットと見て間違いないだろう。

聖地高千穂は、貸しボートでも聖地だった。

もしこれ以上に探検感のある貸しボートを知っている人がいたら、ぜひ宮田まで知らせて欲しい。実際に乗りに行って、果たしてどこが真の日本一かこの目で確かめたい。

ここに、高千穂峡のボート地図をざっくり描いておく。実測したわけではないので大まかな地図だが、全国に約3000万人いると言われる貸しボートファン(テキトー)の参考になれば幸いである。

高千穂峡貸しボート概略図
高千穂峡貸しボート概略図

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第18回 宮崎2・3

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